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逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

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在宅医療における認知症について25~ガランタミン・リバスチグミン・メマンチンの国内治験データから見えること
抗認知症薬は「効果があるかどうか」を国内外の臨床試験で検証して承認されました。ここでは日本で行われた治験データをもとに、ガランタミン・リバスチグミン・メマンチンの実際をまとめます。 ガランタミンの治験結果 国内で2回大規模試験(GAL-JPN-3、GAL-JPN-5)が行わ...
8月29日読了時間: 2分


在宅医療における認知症について25~ドネペジルの国内治験データからわかること
抗認知症薬ドネペジルは、日本で行われた複数の臨床試験を経て承認されました。その過程をたどると、なぜ現在の用量設定になっているのかが見えてきます。 軽度~中等度アルツハイマー病での試験(表5) 2mg/日(131-A・132試験) → 有効性なし(プラセボと変わらず)...
8月27日読了時間: 2分


在宅医療における認知症について24~抗認知症薬の効果をどう説明するか ― 治験データから学ぶポイント
抗認知症薬を始めるとき、患者さんやご家族から必ず聞かれるのが「どのくらい効くのですか?」という質問です。 その答えに使えるのが 国内治験データ です。海外データよりも日本の実臨床に近い形で行われており、より参考にしやすいと考えられます。...
8月26日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について23~抗認知症薬を選ぶときの考え方
抗認知症薬は大きく分けて コリンエステラーゼ阻害薬(ドネペジル・ガランタミン・リバスチグミン) NMDA受容体拮抗薬(メマンチン) の2種類があります。 それぞれの効果に大きな差はないため、選ぶ際には 副作用のリスクや薬価(費用) などが重要な判断材料になります。...
8月25日読了時間: 2分


在宅医療における認知症について22~抗認知症薬の種類と使い方 ― 知っておきたい基礎知識
認知症の治療薬には大きく分けて 2つのタイプ があります。 1. コリンエステラーゼ阻害薬 ドネペジル ガランタミン リバスチグミン アセチルコリンという神経伝達物質の分解を抑えることで、脳内の働きをサポートし、症状の進行を遅らせる作用があります。 2....
8月24日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について21~レビー小体型認知症診断に役立つ検査
ダットシンチ(ドーパミントランスポーターシンチグラフィ)とMIBG心筋シンチグラフィ ダットシンチとは? ダットシンチは、脳の「黒質線条体ドーパミン神経」に存在する ドーパミントランスポーター(DAT) を画像化する核医学検査です。MRIや脳血流シンチでは分からない「ドー...
8月23日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について20~脳血流シンチグラフィで分かる認知症の特徴と限界
レビー小体型認知症 レビー小体型認知症(DLB)の脳血流低下パターンはアルツハイマー病と似ていますが、 後頭葉の血流低下 が特徴です。ただしPETでの糖代謝低下に比べると診断力は劣ります。 研究では、DLB患者23人・アルツハイマー病患者50人・健常者20人を対象に後頭葉血...
8月15日読了時間: 2分


在宅医療における認知症について19~脳血流シンチグラフィで分かる認知症の特徴
脳血流シンチグラフィとは? 脳血流シンチグラフィは、脳の血流を画像で評価する検査です。主に以下の目的で使われます。 神経変性疾患(アルツハイマー病など)の鑑別 脳血管障害の評価 てんかん焦点の検出 認知症の多くは 神経変性疾患 か 血管性認知症...
8月14日読了時間: 2分


在宅医療における認知症について18~VSRAD誤用にご用心 〜Zスコアだけで診断はできません〜
VSRADとは? VSRAD(Voxel-based Specific Regional Analysis system for Alzheimer’s Disease)は、MRI画像から**内側側頭葉(海馬や海馬傍回など)**の萎縮の程度を数値化し、アルツハイマー病の早期...
8月13日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について17~正常圧水頭症とは? 〜歩行障害・物忘れ・尿の悩みは治せるかもしれません〜
正常圧水頭症とは 正常圧水頭症(NPH)は、頭蓋内に脳脊髄液が余分にたまっているにもかかわらず、脳圧が正常範囲内に保たれている病気です。原因としては、くも膜下出血や頭部外傷後に起こる 続発性 と、原因がはっきりしない 特発性 があります。 主な症状は次の3つです。 歩行障害...
8月12日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について16~慢性硬膜下血腫と認知症診断 ― 見逃してはいけない病気
認知症診断における画像検査の役割 認知症の診断に、脳血流シンチグラフィやドーパミントランスポーターシンチ(ダットスキャン)といった 脳機能画像 は必須ではありません。多くの診断ガイドラインでは、疑い例に安易に脳機能画像を行わず、 治療方針が変わる可能性があるときのみ実施...
8月11日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について14~【医師監修】レビー小体型認知症とは?アルツハイマー病との違いと注意点
認知症というと、多くの人がまず「アルツハイマー病」を思い浮かべるかもしれません。しかし、実はそれに次いで多いのが「レビー小体型認知症(DLB)」です。本記事では、DLBの特徴・症状・注意点を、アルツハイマー病との違いも交えて解説します。 レビー小体型認知症とは?...
8月2日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について11~アルツハイマー病の診断とは~病理評価と症状の進行をめぐる理解~
アルツハイマー病の主な症状と分類 アルツハイマー病は、 記憶障害・見当識障害・言語障害 などを主症状とする認知症のひとつです。ICD-10では発症年齢により以下のように分類されます: 早発性アルツハイマー病(65歳未満)...
7月23日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について10~認知症の診断は「確定」できるのか?――病理学的分類と臨床診断の限界
🧠 認知症は大きく2つの原因に分類される 認知症を引き起こす脳の病気は大きく分けて以下の2つに分類されます。 神経変性疾患 :アルツハイマー病、レビー小体型認知症、前頭側頭葉変性症など 血管性疾患 :脳梗塞などによる血管性認知症...
7月22日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について⑧~高齢者に処方する薬、本当に大丈夫?――認知症とまぎらわしい薬剤性症状に注意
高齢者では加齢による代謝機能の低下や、複数の疾患による多剤併用が避けられません。その結果、薬物の血中濃度が上がりやすく、副作用や相互作用のリスクも増加します。 なぜ高齢者は薬剤の影響を受けやすいのか? 肝機能・腎機能の低下 により、薬が体内に残りやすくなる 合併症が増える...
7月20日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について⑦~認知症と診断する前に必ず確認したい「脳外科疾患の除外」
認知症が疑われたとき、実は真っ先に行うべきことの一つが「他の治療可能な疾患の除外」です。特に重要なのが 慢性硬膜下血腫 や 特発性正常圧水頭症(iNPH)といった脳外科的な病気の見逃し を防ぐことです。 ✅ なぜ頭部画像検査が必要なのか?...
7月19日読了時間: 2分
在宅医療における認知症について⑥~認知症に見えるけど…実は別の原因?血液検査で見抜く“認知症もどき”
「認知症かもしれない」と思って受診したけれど、よく調べてみると 薬や内科疾患が原因だった ——そんなケースが、実は少なくありません。 今回は、「認知症に似た症状を呈するが、実は別の原因であった」ケース、特に 薬剤 や 内科疾患 に焦点を当ててご紹介します。...
7月18日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について⑤~認知症じゃないかも?「うつ病」や「てんかん」との見分け方
「物忘れが増えた」「昨日のことを思い出せない」――こうした訴えがあると、まず「認知症では?」と疑われがちですが、 うつ病 や てんかん など、認知症以外の疾患が背景にあるケースもあります。今回は特に高齢者で見落とされやすい2つの病態についてご紹介します。...
7月17日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について④~アルコール、せん妄、うつ病——認知症との見極めポイント
アルコール性健忘症候群とは? 長年の過度な飲酒は、脳にさまざまな悪影響を及ぼすことが知られています。特に慢性的なアルコール摂取による 脳萎縮 は、 認知機能の低下=アルコール性健忘症候群 を引き起こす可能性があります。 実際、アルコール依存症患者を対象にした研究では、...
7月16日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について④~アルコール、せん妄、うつ病——認知症との見極めポイント
アルコール性健忘症候群とは? 長年の過度な飲酒は、脳にさまざまな悪影響を及ぼすことが知られています。特に慢性的なアルコール摂取による 脳萎縮 は、 認知機能の低下=アルコール性健忘症候群 を引き起こす可能性があります。 実際、アルコール依存症患者を対象にした研究では、...
7月15日読了時間: 3分
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