#させられ体験#作為体験#作為思考#能動性#自我意識の障害#統合失調症#精神症状#在宅医療#さくら在宅クリニック ① させられ体験とは ― 能動性の障害 誰か自分でない者が自分を動かす、つまり行動させられてしまうと感じるのが、させられ体験です。 前回の記事で、自己を認識する様式には①能動性、②単一性、③同一性、④境界性の4つがあるとお伝えしました。させられ体験は、このうち「自分自身がやっている」という意識=能動性が障害されることで起こります。 ② 実際のやりとりから 本人にとっては「自分の意思で歩いた」のではなく、誰かに動かされたという体験です。行動そのものは外から見えても、その行動が「自分発」なのかどうかは、本人の内側でしか分かりません。 ③ 「わざと」かどうかは見分けにくい 話の途中でどこかへ行ってしまうという行動は、させられ体験という症状を知らない人には失礼に感じられるかもしれません。しかしこれは病気の症状であり、本人がわざとやっているわけではありません。 そして、させられ体験がわざとやっているかどうかは、本人に聞く以外、ほかの人からは見分