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誤嚥性肺炎を科学する60~姿勢を整えることは,誤嚥リスクを下げるための最も基本的かつ重要なアプローチです。 左右のバランス・接地・腹圧・胸郭・首の角度—5つのポイントを押さえましょう。
嚥下ケアブログ|食事介助技術シリーズ 第9章食事介助 第9章|誤嚥リスクを最小限にする食事介助技術 食べる姿勢 姿勢を整えることは,誤嚥リスクを下げるための最も基本的かつ重要なアプローチです。 左右のバランス・接地・腹圧・胸郭・首の角度—5つのポイントを押さえましょう。 🪑 車いす・ベッド対応🫁 誤嚥予防🧠 姿勢調整の根拠 Message 左右のバランスを整える 両足裏を接地させる 腹圧上昇を避ける 胸郭を広げる 首の角度(顎をひく) 口から食べる場面で,適切な姿勢をとる必要があることは私たち自ら体験しています。 横になって食物を食べたり,上を向いて水を飲んだりすると食べにくくむせやすいものです。 本項では, 姿勢調整に介助を必要とする方が食事場面でどのような姿勢をとるのが最も理想的か を解説します。 ① 左右のバランス 体の正中軸が左右どちらかに倒れていませんか? ⚖️ 座面に接している骨盤の角度を再調整(座り直し)して 体幹の左右バランスを整える ことで, 不必要な筋緊張を和らげることができます。麻痺がある場合は触覚も低下しているかもし
15 時間前読了時間: 4分


誤嚥性肺炎を科学する59~ケア提供者は高い食事介助技術を身につけよう高い食事技術には、① 食事中の誤嚥リスク最小化(安全性確保)、② 摂食量増加(効率性向上)、③ 食事動作機能の維持・向上(セルフケア拡大)、という効果がある
誤嚥リスクを最小限にする食事介助技術 | 口腔ケア・嚥下リハビリブログ 第9章 | 誤嚥リスクを最小限にする食事介助技術 食べる 環境づくり 安全に食べるための環境整備は、食支援の最重要要素。食前・食中のケアを学ぼう # 食事環境# 食事介助# 誤嚥リスク# 食事集中# 日内リズム # 嚥下障害# 食堂# 食事拒否# 認知機能低下 📅 2025年📖 食事介助・嚥下リハビリ🏷️ 食事環境・誤嚥予防 Message 食べる環境を整備しよう 日ごろから食事の時間を意識できるようにかかわり、食堂では音や視覚的なノイズを取り除こう 安全に効率よく食べるためには、その環境づくりも食支援の重要な要素です。特に食事中の集中力に問題を抱える方や日内リズムが乱れている方にとっては、食べる環境が整備されていなければ問題が解決されるはずもありません。 食べる環境づくりにあたっては、 「食事時間の前のケア」 と 「食事をしている最中のケア」 があります。 食事時間の前のケア 健常者は通常、食事の時間を気にしながら活動しています。例えば「あと1時間でお昼ご飯の時間だか
2 日前読了時間: 4分


誤嚥性肺炎を科学する58~ケア提供者は高い食事介助技術を身につけよう 高い食事技術には、① 食事中の誤嚥リスク最小化(安全性確保)、② 摂食量増加(効率性向上)、③ 食事動作機能の維持・向上(セルフケア拡大)、という効果がある
第9章 | 誤嚥リスクを最小限にする食事介助技術 食事介助技術 ケア提供者が高い食事介助技術を身につけることで、患者さんの食べる力を守り、QOL を高める #食事介助#誤嚥予防#摂食嚥下#リハビリテーション#看護技術#介護 カテゴリ:看護・介護技術対象:ケア提供者・看護師・介護士レベル:実践向け 📌 Message ケア提供者は高い食事介助技術を身につけよう 高い食事技術には、① 食事中の誤嚥リスク最小化(安全性確保)、② 摂食量増加(効率性向上)、③ 食事動作機能の維持・向上(セルフケア拡大)、という効果がある 自分で食事ができないような障害をもつ方へは、ケア提供者が食べるための介助を提供する必要があります。高い食事介助技術がもたらす効果はいくつかあります。① 食事中の誤嚥リスクを最小限にできる、② 運動効率が高いため摂食量が増える、③ セルフケアの拡大を意識することで、食事動作機能を維持・向上させる、という効果があげられます。 ① 誤嚥リスク最小化 安全性確保 ② 摂食量増加 効率性向上 ③ 食事動作機能の維持・向上 セルフケア拡大につなが
3 日前読了時間: 3分


誤嚥性肺炎を科学する57~摂食嚥下機能によい影響をもたらす薬剤もある。 ACE阻害薬やドパミン産生亢進薬は,嚥下反射惹起・喀出の感度にかかわる サブスタンスPの濃度を高める。
嚥下ケアブログ|3つの工夫シリーズ 第8章③薬剤 第8章 ③ 薬剤 よい影響をもたらす 可能性のある薬 ACE 阻害薬やドパミン産生亢進薬は,嚥下反射惹起・喀出の感度にかかわる サブスタンスPの濃度を高める可能性があります 📖 摂食嚥下機能💊 薬剤の副作用・有益効果🫁 誤嚥性肺炎予防 Message 摂食嚥下機能によい影響をもたらす薬剤もある。 ACE阻害薬やドパミン産生亢進薬は,嚥下反射惹起・喀出の感度にかかわる サブスタンスPの濃度を高める。 薬が開発される主目的は,対象となる疾病を治療したり,対象となる状態を改善することにあります。 しかしほとんどの薬剤は主目的以外の作用を示し,それを副作用と総称します。 前回は摂食嚥下機能に悪影響を及ぼす可能性のある薬剤について述べましたが, 薬剤の副作用には悪いものだけではなく, よい影響をもたらす可能性がある薬 もあります。 この項では副作用が摂食嚥下機能にとってよい面をもつ薬剤を紹介します。 サブスタンスPの役割 誤嚥性肺炎の予防や発症に関連する神経伝達物質として, サブスタンスP...
4 日前読了時間: 5分


誤嚥性肺炎を科学する56~▶ 鎮静作用や摂食嚥下運動が緩慢になる副作用をもつ薬剤がある。不眠症治療薬、筋弛緩作用をもつ薬(抗てんかん薬・抗精神病薬)、制酸薬などを内服している場合は注意しよう
🦷 口腔ケア・嚥下リハビリ専門ブログ 第8章 ③ 薬剤 | 3つの工夫 悪影響を及ぼす可能性のある薬(2)その他 鎮静・筋弛緩・制 酸薬が嚥下機能と誤嚥リスクに与える影響を正しく理解しよう # 不眠症治療薬# 筋弛緩作用# 制酸薬# 誤嚥性肺炎# 嚥下障害 # ポリファーマシー# 抗てんかん薬# 抗精神病薬# PPI# H₂RA 📅 2025年📖 口腔ケア・嚥下リハビリ🏷️ 薬剤・誤嚥・高齢者ケア Message ▶ 鎮静作用や摂食嚥下運動が緩慢になる副作用をもつ薬剤がある。不眠症治療薬、筋弛緩作用をもつ薬(抗てんかん薬・抗精神病薬)、制酸薬などを内服している場合は注意しよう 唾液を減少させ口腔衛生を悪くする可能性がある薬剤については前項で述べました(90〜91ページ)。それ以外で配慮が必要なものには、①不眠症治療薬、②筋弛緩作用をもつ薬、③制酸薬などがあります。 必ずしも減薬や休薬が必要というわけではありませんが、 ポリファーマシー(多剤併用による有害事象) につながることもありますので、担当医や薬剤師と常に相談することが大切です。 不
5 日前読了時間: 3分


誤嚥性肺炎を科学する55~抗コリン作用をもつ薬剤や利尿薬は、唾液を減少させ口腔衛生を悪化させる可能性がある。減薬を検討し、難しい場合は機能的口腔ケアや口腔内保湿を行おう
🦷 口腔ケア・嚥下リハビリ専門ブログ 第8章 ③ 薬剤 | 3つの工夫 悪 影響を及ぼす可能性のある薬(1)唾液編 唾液を減少させ、口腔衛生を悪化させるリスクのある薬剤を正しく理解しよう # 唾液分泌# 口腔ケア# 抗コリン作用# 利尿薬 # 高齢者医療# 薬剤リスク# 口腔保湿# 減薬 📅 2025年📖 口腔ケア・嚥下リハビリ🏷️ 薬剤・唾液・高齢者ケア Message ▶ 抗コリン作用をもつ薬剤や利尿薬は、唾液を減少させ口腔衛生を悪化させる可能性がある。減薬を検討し、難しい場合は機能的口腔ケアや口腔内保湿を行おう 唾液はその方がもつ食べる機能を十分に発揮するために欠かすことができないものです。唾液の作用には、 抗菌作用・粘膜保護作用(湿潤作用)・自浄作用 といった感染防御にかかわる作用と、 潤滑作用 といった運動機能にかかわる作用があります。 つまり唾液が減少するような副作用のある薬剤は、このような唾液の作用を減弱させる可能性をもっています。口腔内が乾燥しやすい方で、唾液が減少する可能性のある内服薬を連日服用している場合は、 減薬でき
6 日前読了時間: 4分


誤嚥性肺炎を科学する54~薬剤の工夫──ポリファーマシーと副作用が摂食嚥下機能に与える影響を知る
#薬剤の工夫#ポリファーマシー #誤嚥性肺炎#摂食嚥下機能 #副作用 #高齢者医療 #CGA#薬剤師連携 #多職種連携#在宅ケア 薬剤の工夫──ポリファーマシーと副作用が摂食嚥下機能に与える影響を知る 第8章 3つの工夫 ③ 薬剤|p.88–89 Message 薬剤のなかには摂食嚥下機能に悪い影響を及ぼすものがある 高齢者はポリファーマシーになりがちなため、どのような薬を服用しているのかチェックしよう 直接的に誤嚥性肺炎を予防できる薬は現在のところ開発されていません。また、誤嚥性肺炎を直接治療する薬は感染症の治療に使われる抗菌薬だけです。摂食嚥下障害を治療できる薬も存在しません。しかし、摂食嚥下障害や誤嚥性肺炎には、 「薬剤の工夫(調整)」が1つのオプションとして有効な場合があります 。 ポリファーマシーとは 多剤併用による有害事象を ポリファーマシー とよびます。高齢者は併存疾患や疾病罹患率が高いためポリファーマシーになりがちです。さらに、加齢に伴う生理機能の低下や薬物分布の変化により、若年層の成人とは 薬の半減期が長くなる...
7 日前読了時間: 3分


誤嚥性肺炎を科学する53~頸部拘縮に対するアプローチ──予防・改善ケアと食事介助時の工夫
#頸部拘縮#頸部ポジショニング#頸部前屈位 #誤嚥予防#摂食嚥下障害 #頸部後屈 #拘縮予防 #食事介助 #寝たきり#在宅ケア 頸部拘縮に対するアプローチ──予防・改善ケアと食事介助時の工夫 Message 日ごろから頸部ポジショニングのケアと体幹・上肢の柔軟性を高め、頸部拘縮を予防しよう 頸部が拘縮気味で前屈位をとれない方の食事介助時は、スプーンを持っていない手を後頭部ではなく頭頂部に置き、開口時の頸部後屈を防ごう 神経難病終末期や重度の脳卒中後遺症など、中枢神経疾患を患う寝たきりの方の中には、 首が固くなかなか頸部前屈位をとれない 方もいらっしゃいます。頸椎を支持している組織や頸部筋群の柔軟性がなくなり、関節可動域が制限されている状態です。頸部前屈位が容易にとれないということは、 誤嚥や窒息リスクが高いことに直結します ので、拘縮に対して何らかのケアが必要です。 頸部後屈位になりやすいしくみ 頸椎の構造上、頸部は後屈(伸展)方向に曲がりやすくなっています。さらに、体幹や脊柱と頭部をつないでいる筋は背部に多く存在しています。自分で首を動かせない
3月19日読了時間: 4分


誤嚥性肺炎を科学する52~「軽くあごを引く」が飲み込みやすさと誤嚥しにくさを同時に叶える理由
#頸部前屈位#チンタック#ポジショニング #誤嚥予防#摂食嚥下障害#喉頭挙上 #嚥下メカニズム #誤嚥性肺炎 #在宅ケア#要介護高齢者 頸部前屈位──「軽くあごを引く」が飲み込みやすさと誤嚥しにくさを同時に叶える理由 Message ポジショニングの一環として、軽くあごを引いた頸部前屈位の姿勢をとろう 頸部前屈位には、①飲み込みやすくする、②誤嚥しにくくする、という2つの目的がある ポジショニングには首の姿勢を調整することも含まれています。 軽くあごを引いた頸部前屈位 とよばれる姿勢です。逆に、首のポジションを適切にとっていなければ、 飲み込みにくく誤嚥しやすい ということになります。 誤嚥性肺炎を予防するためだけでなく、 治療中にさらなる不要な誤嚥・窒息を引き起こさないためにも 、要介護者の首の姿勢には注意を払いましょう。 頸部前屈位の2つの目的 目的① 飲み込みやすくする 軽くあごを引くと首前面の皮膚と筋の張力が緩み、少しの力があれば喉頭を挙上して飲み込めるようになる。 目的② 誤嚥しにくくする 下咽頭のスペースが広がり、口腔から咽頭への通路
3月18日読了時間: 3分


誤嚥性肺炎を科学する51~要介護者の座り方──骨盤を立てた姿勢と「背抜き・尻抜き・足抜き」で誤嚥・褥瘡を防ぐ
#ポジショニング#要介護者の座り方#骨盤管理 #誤嚥予防#摂食嚥下障害 #ずっこけ座り #褥瘡予防#背抜き尻抜き足抜き #在宅ケア#介護技術 要介護者の座り方──骨盤を立てた姿勢と「背抜き・尻抜き・足抜き」で誤嚥・褥瘡を防ぐ Message 左右の坐骨と尾骨の3点で座り、骨盤が立った状態になるように姿勢調整しよう 着衣の乱れ・たわみが姿勢の崩れにつながるため、「背抜き」「尻抜き」「足抜き」を行おう 座り方には、①ベッド上で座る場合、②椅子・車いすに座る場合、の2パターンがありますが、基本となる考え方は同じです。ベッド上では下肢の位置が高くなりやすく、 膝の下にクッションを詰め込みすぎると股関節が屈曲し腹圧が上がりますので注意 してください。 骨盤が立っているか ベッド上で食事をとる方には、自分で体位を変換できない方が多く、 褥瘡発生のリスクも高い と考えられます。まず「骨盤がずっこけていないか(仙骨で体重を一番支えていないか)」「圧の左右差がないか」をチェックします。 ◎ 安定した座位 坐骨(骨盤最下部の骨、左右にある)と尾骨の 3点で座る...
3月17日読了時間: 3分


誤嚥性肺炎を科学する50~ポジショニングの工夫──安全な嚥下姿勢と日中離床で誤嚥リスクを下げる
#ポジショニング#摂食嚥下障害#誤嚥性肺炎 #日中離床#廃用症候群予防 #頸部前屈位#リクライニング #日内リズム #在宅ケア#要介護高齢者 ポジショニングの工夫──安全な嚥下姿勢と日中離床で誤嚥リスクを下げる Message ポジショニング(座り方、リクライニング、頸部前屈位)をケアして、飲み込みに安全な姿勢をつくろう ポジショニングケア・日中離床に取り組んで、筋萎縮や廃用症候群の予防、日内リズムの乱れを予防しよう 「摂食嚥下障害の方のポジショニングは重要だ」とよく聞きます。ポジショニング= 姿勢調整 であり、食べるときに必要な3種類の姿勢調整(座り方・リクライニング・頸部前屈位)が含まれます。また、 食事場面に限らず日中も同様に配慮が必要 です。 ポジショニングケアの3つの目的 🍚 食物・唾液を飲み込む最も安全な姿勢をとる 💪 臥床に伴う筋萎縮・廃用症候群を最小限にする 🌤️ 臥床に伴う日内リズムの乱れを予防する 特に、自分で臥床した状態から起き上がることができない要介護高齢者へのポジショニングケアは、 ケア提供者が計画しないと実施でき
3月16日読了時間: 3分
誤嚥性肺炎を科学する49~
#誤嚥性肺炎#摂食嚥下障害 #義歯調整#食形態 #口腔ケア#ソフト食#ミキサー食 #嚥下ケア#看護・介護 義歯調整と食形態の見直し──噛み合わせ不良・義歯不適合のケアで誤嚥を防ぐ Message 初期段階で口腔内を観察(衛生状態、舌運動、歯の本数、歯並び、噛み合わせ)しよう 歯の不調は歯科と連携して早めに対処しよう やむをえず噛み合わせる歯が不ぞろいのまま・義歯不適合のままの場合は、食形態の検討(ソフト食、ミキサー食、ゼリー食など)を行おう 食べる機能に障害を抱えている方の多くに、口腔の問題がみられます。噛む力や舌・口唇の力以外にも、 歯が欠損したままの噛み合わせ不良 や 義歯不適合 といった、歯科治療によって改善できる可能性がある問題が含まれます。 速やかに歯科治療が行われることが理想ですが、やむをえず食事するケースもあります。そのような場合には、 食形態の検討を必ず行いましょう 。 噛み合わせる歯が不ぞろいの場合 誤嚥性肺炎の患者さんや摂食嚥下障害の方のケアにあたる際、 必ず初期段階で口腔内を観察します 。衛生状態や舌運動の観察のほかに、歯(
3月15日読了時間: 3分
誤嚥性肺炎を科学する48~とろみ剤・ゲル化剤のあれこれ
▶ 水分(飲み物)の形態調整には、とろみ剤やゲル化剤を工夫して使おう ▶ ゲル化剤には加熱不要なタイプもあるため、ベッドサイドなどで活用してみよう 嚥下調整食を必要としている方の多くは、 飲み物(水分)にも気を配らなくてはなりません。食べ物の食形態を調整しなくてよい方でも、飲み物には注意が必要な場合があります。 本項では、水分にとろみを付けるために用いるとろみ剤(増粘剤)と食べ物にも使うゲル化剤について簡潔に解説します。 とろみ剤(増粘剤) とろみ剤は液状のものの粘度を上げたり、より硬くしたいときに用います。大きく 3つの種類(キサンタンガム系・グァーガム系・デンプン系) に分類でき、それぞれ特徴をもっています。用途に合わせて使い分けましょう。 キサンタンガム系 べたつきが少なく飲みやすい 比較的すぐに安定したとろみがつき、味の変化が少ない。水やお茶など 水分摂取目的 に向いています。 グァーガム系 少量でしっかりとろみ 多種多様な飲み物に少量でとろみがつくのが特徴。汁物・ピューレ・ミキサー食など 調理用途 に多く用いられます。 デンプン系 型抜
3月14日読了時間: 3分


誤嚥性肺炎を科学する46~摂食嚥下機能に合った食形態での食事提供は、誤嚥リスクを最小限にして誤嚥性肺炎発症の予防につながります。
Message 一律に決められた調整食を提供するのではなく、個々の口腔機能と嚥下機能に合わせて食形態を調整しよう 水分の誤嚥リスクも高いため、状況に合わせて「水分とろみ付け」で形態調整しよう 食物の形状・硬さ・物性を 食形態 といいます。摂食嚥下機能に合った食形態での食事提供は、誤嚥リスクを最小限にして誤嚥性肺炎発症の予防につながります。 誤嚥性肺炎治療中の方にも食形態の配慮は必要です。特に発症から数日間は発熱や咳嗽に伴い体力が消耗し、体調がすぐれない状態にあるため、その状態に見合った食形態を提供することが重要です。 🦷 食形態選びの基本 — まず口腔機能を診る 一律に決められた調整食を提供することはナンセンスです。 着目すべきポイントは口腔機能 です。以下の2点を確認することから始めます(図6-1)。 🦷 噛み合わせをみる 咀嚼がうまくできるか、咀嚼するための奥歯(臼歯)に脱落はないか(噛み合わせはよいか)を確認します。 👅 舌と口唇の動きをみる 舌や口唇の動きはよいか、しっかりと閉鎖できているかを確認します。高度な嚥下障害の場合は嚥下(
3月13日読了時間: 5分


誤嚥性肺炎を科学する45~ケア提供者の取り組み次第で患者さんの栄養状態が左右されるのですから、専門職として誇りをもったケアを提供しましょう。
Message 寝たきり高齢者は活動量がきわめて落ちているため、呼吸・嚥下にかかわる筋や腰背部・体幹筋への重力負荷が重要である 日中は起床してもらい、嗜好に合わせて工夫した高タンパク質食の提供を検討してみよう 寝たきりですべてのADLに介助を要する場合、リハ栄養の考え方を使わなければ 単に寝かせきりのケアになってしまいます。 関節は拘縮し、日内リズムも悪くなり、摂食量が維持できなくなります。ケア提供者の取り組み次第で患者さんの栄養状態が左右されるのですから、専門職として誇りをもったケアを提供しましょう。 🛏 ケース①:誤嚥性肺炎予防のためのリハ栄養プログラム 📋 事例 72歳のTさん(男性)。10年前にくも膜下出血を患って以来、寝たきり状態です。摂食嚥下障害もあり、現在は総義歯を装着し、ミキサー食を摂取しています。70代になってから誤嚥性肺炎を2回発症。体重は直近1年で3kg減少しています。 プラン 1 プラン 2 運動 日中の離床(図5-16) リクライニング車いすを活用して日中は居間で過ごす リクライニング角度はできるだけ大きく上げて調整
3月11日読了時間: 6分


誤嚥性肺炎を科学する44~
Message 寝たきりではない要介護高齢者には、活動量確保と低栄養改善のための食支援がリハ栄養となる 通所サービスなどを利用して活動量を増やし、腎機能に応じたタンパク質摂取を心がけよう 要介護高齢者は日常生活の活動量があまり多くありません。ADLの一部に介助を要する方を想定しています。 筋肉量・筋力を維持・増加させるために、リハ栄養のコンセプトを使った栄養ケアには高い価値があります。 🧑🦽 ケース①:誤嚥性肺炎予防のためのリハ栄養プログラム 📋 事例 83歳のSさん(女性)。3年前の大腿骨近位部骨折の手術後から要介護認定を受けています。歩行器歩行、入浴と更衣に介助が必要です。体重は軽く、BMIは18.0 kg/m²と推定されています。疲れやすく、1人で外出することはなく屋内生活が中心です。 プラン 1 プラン 2 運動 座ってできる体操(毎日)(図5-12) 椅子に座ってできる四肢や体幹のストレッチ運動で筋肉や関節の柔軟性を高める 立ち上がりパワーリハ(図5-13) 椅子に座る・立ち上がる運動をゆっくり行い、起立筋・臀部・下肢筋、上肢に
3月10日読了時間: 5分


誤嚥性肺炎を科学する43~フレイル高齢者の場合は、積極的な筋負荷と栄養摂取を行おう
Message フレイル高齢者の場合は、積極的な筋負荷と栄養摂取を行おう(禁食の場合は、禁食期間を短くできるように食べる支援技術を磨こう) フレイル高齢者とは、身体機能に明らかな障害はなく日常生活が自立しているものの、 体重減少・筋機能低下・疲労感・活動量低下 などをいくつか満たす「少し弱ってきた高齢者」のことです。完全に健常ではないこの段階での介入が、誤嚥性肺炎予防に直結します。 🏃 ケース①:誤嚥性肺炎予防のためのリハ栄養プログラム 📋 事例 75歳のHさん(男性)。最近食事中にむせることが気になっています。また、横断歩道では歩行者信号が青のうちに渡りきれなくなってきました。 Hさんのような「むせ+歩行速度の低下」はフレイルの典型サインです。以下の2つのプランで 運動と栄養をセットに アプローチします。 プラン 1 プラン 2 運動 全身の体操(毎日) ラジオ体操・テレビ体操などの全身運動 下肢筋力増強パワーリハ(手すりを持ってのスクワットなど) ウォーキング(毎日) 30分以上の有酸素運動で代謝亢進・持久力向上 階段昇降パワーリハ(下肢
3月9日読了時間: 4分


誤嚥性肺炎を科学する42~リハビリテーション栄養の考え方を取り入れよう
Message リハビリテーション栄養の考え方を取り入れよう 運動と栄養をペアで考えて行い、筋力・体力の向上を目指そう 誤嚥性肺炎のリスクがある方の栄養管理は、「何を食べるか」だけを考えていては不十分です。 身体活動・社会参加・生活環境・個性など多角的に評価し、運動と栄養をセットで支援する「リハビリテーション栄養(リハ栄養)」 の考え方がとても大切です。 🌿 リハ栄養とは何か? 「リハビリテーション栄養」という言葉から、リハビリテーション患者だけの話と誤解されることがあります。しかし広い意味では、 障害をもつ方・障害リスクがある方すべての栄養管理 を含みます。 食べる機能(摂食嚥下)と呼吸する機能はどちらも筋機能に左右されます。筋肉は運動がなければ弱っていきます。そして、 栄養は筋肉をつくる最重要因子 です。 🏃 運動 + 🥗 栄養 → 💪 筋肉・体力の向上 図5-8:リハ栄養の基本 / 運動と栄養をペアで考えて行い、筋肉・体力の向上を目指す 感染症の発症や感染症との闘病には体力(=栄養状態)の低下も関わっています。体力とは「その人に見合
3月8日読了時間: 3分


誤嚥性肺炎を科学する41~栄養評価方法あれこれ
― 低栄養を「1つの検査値」で判断してはいけない ― 在宅医療では、 低栄養の評価 が非常に重要です。しかし臨床現場では今でも 「アルブミンが低い=低栄養」 と単純に判断されてしまうことがあります。 これは 大きな誤解 です。 低栄養の診断は、 単一の検査値ではなく複数の要素を総合的に評価すること が重要です。 低栄養評価の基本 低栄養は以下のような 複数の項目 を総合して判断します。 低栄養を判断する要素 摂取量不足 体重減少 筋肉量低下 皮下脂肪減少 浮腫 身体機能低下(握力・歩行能力など) これらのうち 2項目以上該当すれば低栄養を疑う とされています。 体重変化は非常に重要 栄養評価では、体重変化が非常に重要な指標です。 目安としては 短期間 1〜4週間で体重2%以上減少 中期 2〜6ヶ月で体重5%以上減少 これらがある場合は 低栄養の可能性が高い と考えます。 栄養スクリーニングツール 臨床では次のようなツールがよく使われます。 代表的ツール MNA-SF (Mini Nutritional Assessment Short Form)
3月7日読了時間: 2分


誤嚥性肺炎を科学する40~栄養量目標(カロリー)
― 誤嚥性肺炎を防ぐためのエネルギー管理 ― 誤嚥性肺炎は、やせて体力が低下した高齢者に多く発症します。 だからこそ重要なのは、 “どれだけ食べられているか” です。 ■ 点滴しているから安心、ではない 入院中や在宅治療中に、 「点滴しているから大丈夫」 と思っていませんか? 維持液(3号液)500mLに含まれるカロリーは 100kcal未満 です。 仮に1日4本入れても約300kcal前後。 これは、必要カロリーには全く足りません。 ■ カロリーの基本目安 高齢者の1日エネルギー目安は ▶ 現体重(kg) × 30kcal 体重50kgなら 約1,500kcal/日 が基準です。 ■ 活動量で調整する 活動量によって補正します。 ✔ アクティブな方:1.1〜1.4倍✔ ベッド上中心:0.8〜0.9倍 つまり、動く人ほどエネルギーが必要です。 ■ 低栄養の場合は上乗せ 体重増加を目標にする場合、 ▶ 200〜500kcal/日 上乗せ 例: 体重40kg室内ADL自立体重増加目標1kg/月 30kcal × 40kg = 1,200kcal+ 2
3月6日読了時間: 2分
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