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逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

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認知症について家族へ向けて19~無理しない、がんばらない——認知症と生きる旅で「ひと休み」するために
無理しない、がんばらない——認知症と生きる旅で「ひと休み」するために がんばりすぎは禁物です。しんどい気持ちを閉じ込めたり、社会的な障壁にひとりで立ち向かったりする必要はありません。本記事では、上手に休み、気持ちを外に出し、ちょっとだけ特別な時間をつくるための4つのヒントをお伝えします。 無理しない、がんばらない——ひと休みの大切さ 旅は長く続きます。今までとは勝手が違い、身体や心が疲れてしまうことも、気づかないうちに無理をしてしまうこともあるかもしれません。しかし、無理をし続けては、この先の暮らしはどんどんしんどくなってしまいます。 しんどい気持ちを閉じ込めない 不安な気持ちやしんどい気持ちは、なかなか外に出しづらいもの。「こんなこと話してもいいのかな」とためらってしまうかもしれません。でも、その気持ちをあなたの中だけに留めておくと、どんどん大きくなってしまいます。 ちょっとだけ「特別なこと」をしてみる 同じ日々の繰り返しを退屈に感じたり、関係がなあなあになってしまうこともあるかもしれません。そんなときは、日常にほんの少し特別なことを取り入れ
4月24日読了時間: 3分


認知症について家族へ向けて18~認知症と旅する日々——生活リズムを整え、「今」を前向きに楽しむ
認知症と旅する日々——生活リズムを整え、「今」を前向きに楽しむ 認知症と診断されたからといって、楽しいことや生きがいが消えるわけではありません。生活リズムを整えながら、「これができる!」と気持ちを前向きに切り替え、あなたなりの役割や楽しみを見つけていきましょう。 1 毎日の生活リズムを整える・守る 時間感覚の障害により、「自分が感じている時間」と「実際の時間」との間にズレが生じたり、24時間の感覚がなくなったりすることがあります。生活リズムの乱れは心にも身体にも悪影響があるため、可能な限り一定のリズムを保ちましょう。 2 今の自分ができることを前向きに楽しむ——言葉変換のコツ 過去の自分や他の人と比べていては、後ろ向きな気持ちにばかりなってしまいます。「あれもこれもできない」という気持ちを「これができる!」と捉え直し、前向きな気持ちに変換してみましょう。 一緒に旅路を歩む家族や仲間と話したり、笑い合ったり、新しいことにチャレンジしたりする「今」を、全力で楽しむ心持ちを忘れずに。 3 生きがいや役割を見つけて挑戦してみる 「やりたいことはあるけ
4月23日読了時間: 2分


認知症について家族へ向けて17~認知症とともに暮らす——生活環境を整える7つのステップ
認知症とともに暮らす——生活環境を整える7つのステップ 認知症と診断されても、身の回りの環境を少し整えることで、自分らしい暮らしを長く続けることができます。「できること」「できないこと」を知り、五感に優しい空間をつくり、スマホや制度を上手に活用する——本記事ではその7つのポイントを詳しく解説します。 1 「できる」「できない」を知る・伝える まず大切なのは、あなたが「できること」と「できないこと(難しいこと)」を知ることです。たとえ時間がかかっても、自分でできることは継続することが自分らしく暮らすために大切です。 できないことは1人でがんばるのではなく、「この動作が難しいな」と受け止め、家族や仲間に伝え、工夫を一緒に考えていきましょう。 2 家の中と外に自分の居場所をつくる あなたにとって居心地のいい場所、緊張せずにリラックスできる場所があることで、毎日をより豊かに過ごすことができます。お気に入りの椅子や座り心地のいいクッションを「ここでゆっくりしたいな」と感じる場所に置いてみましょう。 家の外であれば、昔からよく行く公園や近所の喫茶店など、
4月22日読了時間: 3分


認知症について家族へ向けて16~「認知症でない人にはわからない」—— だからこそ、当事者同士でつながろう
「認知症でない人にはわからない」——だからこそ、当事者同士でつながろう 家族や専門職という頼れる仲間ができたとしても、「この気持ち、うまく伝わっていないかもしれない」と心細くなることがあるでしょう。そんなときに力になってくれるのが、同じように認知症とともに生きる当事者の仲間や先輩です。 当事者同士でつながる意味 認知症のある方同士が交流できる「本人の会」のような場では、表に出しづらかった気持ちや本音を共有し、 「あるある!」と共感できる時間 を持つことができます。 その人は、年齢や性別、症状があなたと違うこともあるかもしれません。しかし、認知症という共通点があることで、専門職や家族には伝えにくかった感覚を分かち合える場になります。 当事者とつながれる3つの場 先輩当事者の体験から学ぶ——おすすめの2冊 先輩たちの体験をつづった本からは、それぞれのストーリー・想い・暮らしの工夫を知ることができます。 #認知症#ピアサポート#当事者同士#認知症カフェ#本人の会#若年性認知症 #レビー小体病#アルツハイマー型#つながり#共感#地域包括支援センター#在宅
4月21日読了時間: 1分


在宅酸素療法を科学する16~COPD患者さんの日常生活と息切れ——息切れを起こしやすい5つの動作パターンと対策
COPD患者さんの日常生活と息切れ——息切れを起こしやすい5つの動作パターンと対策 COPDの息切れは歩行時や階段昇降だけでなく、食事・着替え・入浴といった普段の何気ない生活動作でも生じます。作業療法の視点から、どのような動作が息切れ・低酸素につながりやすいのかを解説します。 1 日常生活動作と息切れの実態 在宅呼吸ケア白書2010によると、在宅酸素・人工呼吸器を使っていないCOPD患者さんにおいても、食事・着替え・入浴といった基本的な生活動作で息切れを感じている方が多数いることが報告されています。 2 息切れ・低酸素に陥りやすい5つの動作パターン 3 呼吸ケアスタッフが行うべき生活指導のポイント #作業療法#COPD#日常生活動作#ADL#息切れ#低酸素血症#在宅酸素療法 #上肢挙上#体幹前屈#息こらえ#腹式呼吸#横隔膜呼吸#更衣#入浴#洗髪#生活指導#呼吸リハビリテーション#肺高血圧症予防#在宅医療#さくら在宅クリニック
4月21日読了時間: 1分


認知症について家族へ向けて15~「もしかして……」と思ったら——認知症の小さなサインに気づき、一歩を踏み出すために
「もしかして……」と思ったら——認知症の小さなサインに気づき、一歩を踏み出すために 「普通にできていたことができなくなっている」「今までとちょっと違うかもしれない」——そんな小さな違和感を感じていませんか?認知症は早期に気づいて向き合うことで、できることがたくさんあります。本記事では、心身の変化に気づいてから専門職に相談し、だれかに打ち明けるまでのステップを整理します。 1 こんな「気づき」はありませんか? 不調や違和感が気になっていても、「疲れのせいかも」「忙しいから仕方ない」と見ないようにしながら、今まで通りの暮らしを続けるためにがんばっている方は少なくありません。 2 認知症の症状は1人ひとり違う 「認知症」というと、身の回りのことができなくなる、介護施設に入ってサポートが必要になる——そんなイメージを持っていませんか? 実際には、 認知症になったからといって、みんなが一様に同じ症状を経験するわけではありません。 疾患の種類・周りの環境・これまでの暮らしなど、さまざまな要因の影響を受けるため、症状・困りごとを抱える場面・進行具合は人それぞ
4月20日読了時間: 3分


認知症について家族へ向けて5~「顔がわからない」—認知症による顔認識障害を知っていますか?
「顔がわからない」—認知症による顔認識障害を知っていますか? 「あの人、どこかで会ったことがある気がするけど、名前が出てこない」——こんな経験は誰にでもあります。しかし認知症の方の場合、顔を見ても その人が誰なのかまったくわからない という症状が現れることがあります。今回はこの「顔認識障害」について、在宅医療の現場からわかりやすくお伝えします。 顔を認識することは、実はとても難しい 私たちは無意識に「顔を見る」という行為をしていますが、実はこれは脳がものすごく多くの情報を統合しながら行う、 高度な認知能力 です。目・鼻・口といったパーツの形だけでなく、それぞれのパーツの位置関係を読み取り、さらに3次元の立体情報として処理して、はじめて「この人はAさんだ」と判断できるのです。 研究によると、私たちは顔のパーツそのものではなく、 パーツの位置関係 から人物を識別しています。認知症が進むと、個々のパーツは認識できても、それらを統合して「ひとつの顔」として判断することが難しくなります。 体験談(ご本人より) 「会社で勤務中に担当のお客さまがいらした、と連
4月18日読了時間: 3分


認知症について家族へ向けて5~生活から言葉や記号が消えるってこんなに不便だったのか!
認知症ケア × 在宅医療 生活から言葉や記号が消えるってこんなに不便だったのか! 認知症による「言語・コミュニケーション障害」を理解し、ご本人・ご家族が安心して暮らせるヒントをお届けします。 # タグ: 在宅医療訪問診療認知症言語障害コミュニケーション 逗子市家族介護認知症ケア わたしたちは、あらゆるモノ・コトに対して言語という記号をつけ、他者と共有することでコミュニケーションをとっています。 言葉って、実はとても曖昧なもの たとえば、言葉を覚えたての幼児にとって、自動車は「ブーブー」ですが、大きくなるにつれて「車」「自動車」と呼び方は変化していきますよね。次第に自動車の中でも、自家用車・消防車といった用途、電気自動車・ガソリン車といったエネルギー源の違いを示すために、異なる記号(名称)をつけ、ジャンル分けしていきます。 車は、英語では「car」、中国語では「汽車」と呼びます。ただし、「汽車」は日本語だと「鉄道」を意味しますよね。海外へ旅行に出かけると、このように言葉の持つ意味が違ったり、場合によっては伝えたい意味を表す言葉が存在せずに困ったりす
4月18日読了時間: 6分


認知症について家族へ向けて13~聞けない・集中できない・ すぐ疲れてしまう「カクテルパーティー効果」
聞けない・集中できない・ すぐ疲れてしまう その理由 「カクテルパーティー効果」が機能しなくなったら何が起きるか?注意機能の障害が日常生活に与える影響を、当事者の声と解説で読み解く。 #注意機能障害#感覚過敏#心身機能障害#認知機能#日常生活の困りごと 「カクテルパーティー効果」とは、騒がしい環境でも 自分に必要な声だけを選択して聞き取る脳の働き のことです。 しかし、この機能が損なわれると——まったく不要な声までなんでも耳に入り、本当に聞きたいことが聞こえなくなってしまいます。 本記事では、注意機能・感覚処理・疲労に関わる 心身機能障害36〜40 の内容を解説します。 他人のヒソヒソ話を遮ることができない 人には 自分が必要な情報に特別な注意を向けて集中する能力 が備わっています。 しかし、その機能が損なわれたことで、まったく不要の声までなんでもすべて耳に入ってきてしまうとしたら……。 患者さんの声 町内会での出来事。会長がマイクを使って話している最中、隣の人たちがヒソヒソと関係のない話をはじめました。 声のボリュームは明らかにマイクの方が大き
4月18日読了時間: 8分


認知症について家族へ向けて12~「音が遮れない、集中できない」それは脳の注意機能の障害かもしれません
さくら在宅クリニック 神奈川県逗子市・在宅医療・訪問診療 診療のご相談 ▾ 認知症・脳の健康 「音が遮れない、集中できない」それは脳の 注意機能の障害 かもしれません #タグ #在宅医療#認知症#逗子市 #訪問診療#注意機能障害#感覚過敏#脳の健康#カクテルパーティー効果#生活の困りごと#さくら在宅クリニック 賑やかな場所での会話が聞き取れない、救急車のサイレンが気になって話に集中できない、複数のことを同時にこなせない……。そんな「困りごと」は、脳の 注意機能の障害 が原因かもしれません。このブログでは、認知症や脳機能の低下に伴う具体的な症状と、その背景にある仕組みを分かりやすく解説します。 「カクテルパーティー効果」が失われるとき 「カクテルパーティー効果」という言葉をご存知でしょうか。騒がしいパーティーのような環境でも、遠くの人の会話に自分の名前が出ると妙に聞こえる——そんな脳の働きのことです。 人には本来、 自分が必要な情報に特別な注意を向けて集中する能力 が備わっています。しかし、認知症などによってこの機能が損なわれると、不要な声や音もす
4月17日読了時間: 4分


認知症について家族へ向けて11~認知症と「道に迷う」——空間認識の障害を知ることが、支援の第一歩
認知症と「道に迷う」——空間認識の障害を知ることが、支援の第一歩 2025年在宅医療コラム認知症ケア 「いつも通っている道なのに、突然わからなくなってしまった」——認知症のある方が感じる"迷子感"は、単なるうっかりではありません。空間認識に関わる脳の機能障害が、その背景にあります。 地図が読めなくなる、とはどういうことか 私たちは普段、「あちらに5分歩いたあたり」という感覚で現在地と目的地の位置関係を大まかに把握しながら移動しています。しかし、認知症が進むと方向・距離・奥行きの感覚に障害が生じ、この空間的な把握が難しくなります。 地図(二次元の平面情報)を見ながら、目の前の三次元の空間と照らし合わせる——これは実は高度な認知機能を必要とします。「↑が天井を指している」としか思えなくなったり、地図上の自分の現在地がわからなくなったりするのは、この機能が低下しているサインです。 いつもの道で迷ってしまう5つの理由 方向感覚の喪失 前後左右・東西南北の感覚が失われ、現在地と目的地の位置関係を把握できなくなる。 空間のイメージ困難 「次の角を右」と言われ
4月16日読了時間: 3分


認知症について家族へ向けて10~「服が着られない」は怠けじゃない——認知症が起こす"意思と身体のズレ"とは
さくら在宅クリニック|逗子市 「服が着られない」は怠けじゃない——認知症が起こす"意思と身体のズレ"とは 在宅医療 · 認知症ケア · 逗子市 #在宅医療#認知症#さくら在宅クリニック#逗子市 #着替え介助#着衣失行#身体地図#距離感 #介護のヒント#日常動作#認知機能#在宅ケア#家族介護#空間認識 はじめに 「着替えを嫌がる」「同じ服ばかり着たがる」「コップを口元でこぼす」——認知症のある方の日常でよく見られるこれらの行動、実は 意思や記憶の問題ではなく、身体の動かし方そのものがわからなくなる ことが原因のひとつです。 今回は、認知症が引き起こす「意思と身体の動きのズレ」について、具体的な症状と在宅での工夫をご紹介します。 代表的な心身機能障害(3タイプ) 心身機能障害 29 対象物との距離を正確に把握できない コップをつかもうとしてもうまくつかめない。洗濯物をハンガーに通せない。前の車との距離がわからず接近してしまう。 心身機能障害 30 モノや空間の奥行きの存在を認識できない 鍵穴に鍵が刺さらない。財布からお釣りが出せない。かばんの中に物
4月15日読了時間: 3分


認知症について家族へ向けて9~「今日、何曜日だっけ?」——認知症がもたらす時間感覚のズレとは
「今日、何曜日だっけ?」——認知症がもたらす時間感覚のズレとは #在宅医療#認知症#さくら在宅クリニック#逗子市 #時間感覚#体内時計#介護#在宅ケア#認知症ケア#家族介護#コンロ消し忘れ#生活の困りごと はじめに 飛行機で海外旅行に出かけたとき、「時差ボケ」でつらくなった経験はありませんか?あれは「体内時計」と「実際の時間」のズレです。実は、認知症のある方は毎日のようにこれに近い状態が続いています。 「今日が何曜日かわからない」「朝なのか夜なのかわからない」——こうした症状は認知症の中核的な困りごとのひとつ。今回は、 時間感覚のズレ がなぜ起こるのか、そして在宅でどのように支えられるかをご紹介します。 代表的な症状 心身機能障害 25 時間経過の感覚が乱れる・失われる パスタを茹でていたつもりが焦がしてしまう。電車に乗っている時間が長すぎるように感じる。「久しぶり」という感覚がなくなる。 心身機能障害 26 24時間の時間感覚が失われる 朝・昼・晩のどの時間帯かわからず、食事のタイミングが乱れる。夜に目が冴えて眠れなくなる。 心身機能障害 27
4月14日読了時間: 3分


認知症について家族へ向けて8~「お風呂が嫌い」「味がしない」—認知症が引き起こす感覚の変化を知っていますか?
「お風呂が嫌い」「味がしない」—認知症が引き起こす感 「お風呂に入ってくれない」「食事の味付けが毎回濃すぎる」「夏なのに震えている」——介護をされているご家族から、こうした声をよく聞きます。これらは意固地や気まぐれではなく、認知症による 感覚機能の障害 が原因であることが少なくありません。今回は、在宅医療の観点から「感覚の変化」について詳しくお伝えします。 お風呂を嫌がる本当の理由 認知症のある方がお風呂を嫌がる背景には、「介護への抵抗」だけでなく、様々な感覚障害が関係しています。お湯の温度感覚がうまく働かず 熱すぎる・冷たすぎると感じたり 、お湯がヌルヌルに感じられたりする体性感覚のトラブルがその一つです。 患者さんの声 いつも通り39度に設定してお風呂に入ったのですが、なんだかいつもと違う触感…… お湯がどうもヌルヌルします 。入浴剤は入れていないのに、何かが身体にまとわりつくようで、とても気持ちが悪いのです。お風呂は大好きだったのですが、こんなことが続いてからは入ることが少し億劫になりました。 心身機能障害 18 体性感覚が鈍感になる...
4月13日読了時間: 4分


在宅酸素療法を科学する7~COPDと認知機能障害
COPDと認知機能障害―低酸素血症・長期酸素投与の影響― 慢性閉塞性肺疾患が引き起こす認知機能の低下と、酸素療法による改善の可能性 #COPD#認知機能障害 #低酸素血症#長期酸素療法#LTOT#神経精神 COPD(慢性閉塞性肺疾患)では認知機能障害の合併が高頻度に認められる。 低酸素血症はそのひとつの要因であり、長期酸素療法(LTOT)が認知機能の改善に寄与する可能性が示されている。 1 慢性閉塞性肺疾患と認知機能障害 COPD患者132例(男性74例、平均年齢71.5歳±12.1SD)を対象とした研究では、健康対照者との比較により認知機能が評価された。対象のうち45例は禁煙プログラム参加者、48例は急性増悪による入院患者、39例はLTOTが処方された症例であった。 現喫煙者では、若年かつ肺機能の低下が目立たなかったにもかかわらず、clock drawing testスコアで6.7%が異常を示した。COPDでは全年代を通じて有意な認知機能障害が確認されており、特に41〜50歳・51〜60歳という比較的若年層でその差が顕著であった。 43.2 %
4月12日読了時間: 4分


認知症について家族へ向けて6~認知症と「錯覚」の世界
日常が トリックアート 化していく——認知症と「錯覚」の世界 玄関マットが落とし穴に見える。電車とホームの隙間が深い谷に見える。認知症による「知覚・認識」の困りごとを、わかりやすく解説します。 # タグ: 在宅医療訪問診療認知症視覚障害錯覚転倒予防 知覚障害 逗子市家族介護 トップ › 認知症コラム › 日常がトリックアート化していく 駅や商業施設の中を歩いていると、たまに「地面がデコボコしているのかな?」と思うような、幾何学模様のタイルが張られた床に出会うことがありませんか? 👁 「錯覚」——目に異常がないのに、見え方がおかしくなる このように、目や耳に異常がないにもかかわらず、実際とは異なる見え方・聞こえ方をしてしまう現象のことを 「錯覚」 と呼びます。たとえば、山道で車を運転していると、車体が自分の思わぬ方向に寄ってしまい、慌てることってありますよね。左カーブでは左側車線が広く、右カーブでは右側車線が広く見える、という錯覚によるものです。 そう——目の前に存在している世界と、人が知覚する世界はそもそも同じではないのです。...
4月12日読了時間: 6分


認知症について家族へ向けて6~認知症による顔認識障害を知っていますか?
「顔がわからない」—認知症による顔認識障害を知っていますか? 「あの人、どこかで会ったことがある気がするけど、名前が出てこない」——こんな経験は誰にでもあります。しかし認知症の方の場合、顔を見ても その人が誰なのかまったくわからない という症状が現れることがあります。今回はこの「顔認識障害」について、在宅医療の現場からわかりやすくお伝えします。 顔を認識することは、実はとても難しい 私たちは無意識に「顔を見る」という行為をしていますが、実はこれは脳がものすごく多くの情報を統合しながら行う、 高度な認知能力 です。目・鼻・口といったパーツの形だけでなく、それぞれのパーツの位置関係を読み取り、さらに3次元の立体情報として処理して、はじめて「この人はAさんだ」と判断できるのです。 研究によると、私たちは顔のパーツそのものではなく、 パーツの位置関係 から人物を識別しています。認知症が進むと、個々のパーツは認識できても、それらを統合して「ひとつの顔」として判断することが難しくなります。 ご本人より 「会社で勤務中に担当のお客さまがいらした、と連絡があり受
4月11日読了時間: 3分


認知症について家族へ向けて5~生活から言葉や記号が 消えるって こんなに不便だったのか!
認知症ケア × 在宅医療 生活から言葉や記号が 消えるってこんなに不便だったのか! 認知症による「言語・コミュニケーション障害」を理解し、ご本人・ご家族が安心して暮らせるヒントをお届けします。 # タグ: 在宅医療訪問診療認知症言語障害コミュニケーション 逗子市家族介護認知症ケア わたしたちは、あらゆるモノ・コトに対して言語という記号をつけ、他者と共有することでコミュニケーションをとっています。 💬言葉って、実はとても曖昧なもの たとえば、言葉を覚えたての幼児にとって、自動車は「ブーブー」ですが、大きくなるにつれて「車」「自動車」と呼び方は変化していきますよね。次第に自動車の中でも、自家用車・消防車といった用途、電気自動車・ガソリン車といったエネルギー源の違いを示すために、異なる記号(名称)をつけ、ジャンル分けしていきます。 車は、英語では「car」、中国語では「汽車」と呼びます。ただし、「汽車」は日本語だと「鉄道」を意味しますよね。海外へ旅行に出かけると、このように言葉の持つ意味が違ったり、場合によっては伝えたい意味を表す言葉が存在せずに
4月10日読了時間: 6分


認知症について家族へ向けて4~「嘘をついている」のではなく「本当にそう信じている」
「嘘をついている」のではなく「本当にそう信じている」―― 認知症の「徘徊」と「思い込み」を本人視点で理解する 「また徘徊した」「お金を盗まれたと言い張っている」介護する側が疲弊してしまうこれらの場面、実は本人には「至極まともな理由」があるのです。 認知症のある方が体験している「タイムスリップ」の世界と、それが引き起こす「徘徊」「思い込み」「家族とのすれ違い」を、本人の視点から読み解きます。 今まで、どちらかと言えば医療向けでブログ書いてきましたが、少しご家族からの要望もあり物語風にして 御家族向けに認知症についてできる限り分かり易く解説してまいります。 認知症世界の地図とはどんな場所か 現役刑事だった頃の記憶、子育て中の賑やかな日々……。 そして昔の記憶が、 あたかも今、起きているかのように感じられ、夢中で当時と同じ行動をとってしまう のです。 「徘徊」ではなく、理由のある外出 本人の体験 今朝、目が覚めると「おっと遅刻遅刻。早く会社に行かなければ」と思い、10年前まで勤めていた会社に向かいました。すでに退職しているのに、です。バスに乗り遅れまい
4月9日読了時間: 6分


認知症について家族へ向けて3~「目に見えないものは、存在しない」
―― 認知症の方が見ている世界と、在宅での工夫 今まで、どちらかと言えば医療向けでブログ書いてきましたが、少しご家族からの要望もあり物語風にして 御家族向けに認知症についてできる限り分かり易く解説してまいります。 なぜ同じものを何度も買ってくるの?なぜ冷蔵庫に何が入っているかわからなくなるの?その答えは、「目」と「記憶」の深い関係にありました。 高級ブランドのボトルに入れると、安いワインも美味しく感じる。メモしなければ予定を忘れてしまう。お気に入りの服もクローゼットの奥にしまうと、存在を忘れて長年着なくなる……。 わたしたちは想像以上に「目で見ること」に頼って記憶しています。そして認知症の世界では、 この「視覚と記憶」のつながりが大きく影響する場面 が、日常のあちこちに存在します。 今回は、認知症の方が体験している世界と、在宅ケアで活かせる工夫をご紹介します。 認知症世界の地図では、天候は不安定で、ひとたび霧が立ち込め吹雪が吹き荒れると、目の前が真っ白に染まる世界です。 そして、 目に焼き付けたはずの絶景の記憶も、跡形もなく消え去ってしまう
4月8日読了時間: 6分
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