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逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

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在宅医療を科学する76~
精神症状に使える漢方処方4選——焦燥・不安・不眠・興奮別に解説 終末期や在宅療養中に現れる焦燥感・不安・落ち込み・興奮といった精神症状。抗精神病薬への抵抗がある場合、漢方薬が有力な選択肢になります。今回は代表的な4処方を症状別に整理します。 症状別・代表的な漢方処方4選 漢方 vs 抗精神病薬——使い分けのポイント まとめ 精神症状への漢方処方は、 症状のパターンと患者さんの体質(証) に合わせて選ぶことが大切です。「焦燥・喉の詰まり感→半夏厚湯」「女性の不安・めまい→加味逍遥散」「落ち込み・不眠→加味帰脾湯」「興奮・不穏・認知症→抑肝散」という大まかな目安を覚えておくと、在宅や緩和ケアの現場でも活用しやすくなります。 患者さんの状態・ご希望・ご家族の意向をふまえながら、最適な処方を一緒に考えていきましょう。 本記事はさくら在宅クリニックの医療スライドをもとに作成しています。個別の処方については必ず担当医・薬剤師にご相談ください。 タグ #漢方#精神症状#半夏厚湯#加味逍遥散#加味帰脾湯#抑肝散#緩和ケア #在宅医療#焦燥感#不安#不眠#認知症#
4月16日読了時間: 1分


在宅医療を科学する75~終末期の精神症状に漢方は使えるか?抗精神病薬に抵抗のある患者さんへの選択肢
終末期の精神症状に漢方は使えるか?抗精神病薬に抵抗のある患者さんへの選択肢 抗精神病薬への抵抗や副作用が懸念される場合、漢方薬という選択肢があります。その特徴と注意点を整理しました。 なぜ漢方が選ばれるのか 終末期の患者さんでは、せん妄・不安・興奮などの精神症状がしばしば現れます。通常は抗精神病薬(ハロペリドール、クエチアピンなど)が使われますが、副作用への懸念や、患者さん・ご家族の「できるだけ自然な形で」という希望から、抗精神病薬に抵抗を示すケースが少なくありません。 そうした場面において、漢方薬は「依存しにくい」「穏やかに作用する」といった特性から、補完的・代替的な選択肢として注目されています。 漢方処方はオーダーメイド 漢方の大きな特徴は、 舌診・脈診 を通じて患者さんの「証(しょう)」を見極め、体質に合わせた処方を行う点です。 同じ「不眠・不安」という症状でも、実証の方と虚証の方では用いる処方が異なります。この個別性こそが漢方の強みであり、難しさでもあります。 抗精神病薬との比較まとめ 比較項目 漢方薬 抗精神病薬 効果発現 数日
4月15日読了時間: 2分


在宅医療を科学する75~食後不快感による摂取量低下 ──食後発汗・動悸から自律神経機能異常を疑い、加味逍遥散で劇的改善した症例
#食後不快感 #摂取量低下 #加味逍遥散 #自律神経 #食後発汗 #在宅医療 #漢方治療 #食欲不振 #更年期症状 #さくら在宅クリニック 食後不快感による摂取量低下 ──食後発汗・動悸から自律神経機能異常を疑い、加味逍遥散で劇的改善した症例 摂取量低下への影響 食事のたびに不快な発汗・動悸が生じることで、患者は食事行為そのものを回避・制限するようになり、結果として摂取量の著明な低下につながりました。在宅療養においては、このような「食べることへの恐怖感・不快感」が栄養状態の悪化を招くケースが少なくありません。 治療と経過 治療 加味逍遥散 を投与したところ、食欲は劇的に回復。最終的には自身でカップラーメンを間食するまでの改善となった。 加味逍遥散は気滞・血虚・肝鬱に用いられる漢方薬で、自律神経の調整作用や更年期症状への効果が知られています。本症例では食後の自律神経症状(発汗・動悸)を改善することで、食事への不快感が解消され、摂取量の回復に至ったと考えられます。
4月14日読了時間: 1分


在宅医療を科学する74~肺扁平上皮癌術後再発後の倦怠感・食欲不振に対する鑑別診断のアプローチ
肺扁平上皮癌術後再発後の患者に見られる 倦怠感・食欲不振の増悪 。その背景に何が隠れているのか――。下記の3つの病態が主要な鑑別診断として想定されました。 1 がん関連倦怠感CRF: cancer-related fatigue 肺扁平上皮癌術後再発後の経過において、 PET-CT にて再発所見なし であったものの、倦怠感が持続していました。 以下の要因の関与が検討されました: 炎症マーカー CRP 高値 代謝異常 あり(疑い) サイトカイン IL-6など異常 PET-CT 再発なし 腫瘍随伴性炎症・代謝異常・サイトカイン異常(IL-6など)の関与も検討されましたが、画像上の再発所見は確認されませんでした。 2 副腎機能抑制・ステロイド離脱症候群 デカドロン減量・中止の経緯と症状悪化のタイミングが一致していました: デカドロン使用歴あり → 1mg → 0.5mg へ減量 → 中止 倦怠感・食欲不振が悪化したタイミングと減量・中止のタイミングが一致しており、 相対的副腎不全 が疑われました。 ACTH 正常値 その他副腎関連検査 正常範囲内...
4月13日読了時間: 2分


在宅医療を科学する72~がん患者さんの食欲不振・倦怠感
がん患者さんの食欲不振・倦怠感――その背景にある複雑な病態を読み解く 病歴 肺扁平上皮癌の術後再発に対して放射線治療を施行後、免疫療法を導入し再発なく経過。2024年以降、明確な再発所見がないにもかかわらず 食欲不振と倦怠感が持続 。アナモレリンやデキサメタゾンの投与も効果不十分。併存疾患にCOPDがあり、既往に食道癌(ESD後)を持つが以降は再発なし。消化器内科でも精査継続中ながら、現時点で原因は特定されていない。 本患者さんの特徴的な症状 ① 持続する倦怠感と食欲不振 ② 頭部・上半身の発汗(特に食後に顕著) ③ 低栄養状態(総蛋白・Alb低値、体重減少) ④ 下痢や発熱エピソードあり ⑤ 動悸・頻脈あり(HR 130/分) 再発所見のないがん患者における食欲不振・倦怠感の遷延は、 がんそのものだけでなく、治療後の臓器機能変化・栄養障害・自律神経失調・内分泌異常 など、多因子が複合している可能性を念頭に置く必要があります。在宅の現場では一症状ずつ丁寧に評価し、QOLを維持するアプローチが求められます。 タグ #がん在宅医療#食欲不振#倦怠感#
4月10日読了時間: 1分


在宅医療を科学する71~デュオドーパポンプを使う前に知っておきたい4つの注意点
デュオドーパポンプを使う前に知っておきたい4つの注意点 タグ: #在宅医療 #さくら在宅クリニック #逗子市 #パーキンソン病 #デュオドーパ #訪問看護 #神経難病 デュオドーパポンプは、進行期パーキンソン病における 運動症状の安定化に非常に有効 な治療法です。経腸栄養チューブを通じてレボドパ・カルビドパ製剤を直接腸内に持続投与することで、内服薬では得にくい安定した血中濃度を維持できます。 一方で、在宅で長期にわたって使用するためには、事前にしっかりと把握しておくべき注意点があります。さくら在宅クリニックでは、患者さんご本人・ご家族・医療チームが連携して安心して治療を継続できるよう、以下の4点をていねいにご説明しています。 ① 薬剤投与に伴う副作用 デュオドーパは有効な薬剤である反面、さまざまな副作用が生じることがあります。 ジスキネジア(不随意運動) :投与量の調整が重要です 悪心・嘔吐・下痢・体重減少 :消化器症状に注意が必要です 低血圧(起立性低血圧) :転倒リスクにつながるため、日常動作の工夫が大切です 末梢神経障害...
4月8日読了時間: 3分


在宅医療を科学する69~デュオドーパポンプとは?進行期パーキンソン病の新しい治療選択肢
デュオドーパポンプとは?進行期パーキンソン病の新しい治療選択肢 #パーキンソン病 #デュオドーパ #神経内科 #在宅医療 #薬物療法 #レボドパ #QOL改善 #持続投与 パーキンソン病が進行すると、内服薬だけでは症状をうまくコントロールできなくなることがあります。そのような方に用いられるのが「デュオドーパポンプ」です。今回は、その仕組みや特徴についてわかりやすくご説明します。 01 — 概要 デュオドーパポンプとは デュオドーパポンプとは、 進行期パーキンソン病の患者さん に対して用いられる、持続的な薬剤投与システムです。内服薬による治療が難しくなった段階で検討される、専門的な治療法のひとつです。 使用する薬剤は「デュオドーパ®(レボドパ・カルビドパ水和ゲル製剤)」という内用ゲルです。経口のレボドパと同様の成分ですが、腸に直接届けることで吸収を安定させます。 02 — 仕組み どのように薬を届けるのか 治療の流れは以下の3ステップで行われます。 1 チューブの留置: 経鼻・胃瘻から腸管内へチューブを挿入し、腸の上部(十二指腸または空腸)に直接薬
4月6日読了時間: 2分


4月5日読了時間: 0分


在宅医療を科学する68~オフ症状への治療対応と問題点 ― COMT阻害薬・アマンタジンの使い方 ―
# パーキンソン病# オフ症状# COMT阻害薬# アマンタジン # 在宅医療# 高齢者薬物療法# レボドパ# ジスキネジア# 嚥下機能# 副作用管理 パーキンソン病の進行に伴い、レボドパが効いている時間(オン)と効かなくなる時間(オフ)の波が大きくなります。在宅医療の現場では、このオフ症状にどう向き合い、薬を安全に使いこなすかが重要な課題です。本記事では、オフ症状への治療薬として用いられる COMT阻害薬 と アマンタジン の特徴と注意点をまとめます。 オフ症状への治療対応 ④ COMT阻害薬(エンタカポン等) レボドパの代謝を抑制し、 作用時間を延長 させる目的で使用されます。 ⚠ 問題点・在宅での注意点 下痢・肝障害などの副作用があるため、 高齢者への導入は慎重 に行う必要があります。 在宅では 便のコントロール悪化 に注意が必要です。家族や介護者との連携が重要です。 ⑤ アマンタジン(シンメトレル) ジスキネジア (不随意運動)の改善に有用とされています。 オフ時間を短縮する症例も報告されています。 嚥下機能改善 の報告があり、在宅で
4月5日読了時間: 2分


4月4日読了時間: 0分


在宅医療を科学する66~オフ症状への治療対応と問題点——在宅でできることを考える
パーキンソン病オフ症状 レボドパ在宅医療 服薬管理神経内科 高齢者ケア訪問看護 オフ症状とは 内服薬の効果が切れ、 動作緩慢・すくみ足・筋固縮・振戦・嚥下低下・不随意運動の減弱 などが出現する状態のことをいいます。パーキンソン病の長期治療において避けて通れない課題のひとつです。 パーキンソン病の在宅療養を続けるなかで、「薬が切れる時間帯に体が動かない」というご家族やご本人の声は少なくありません。このオフ症状に対して、在宅でできる治療の工夫と、同時に生じやすい課題についてまとめます。 ① レボドパ製剤の調整 投与回数の増加(頻回少量投与) 在宅で最も現実的な対応です。L-DOPAの血中濃度の谷を減らすことで、オフの時間帯を短縮できます。1日の投与回数を増やし、1回量を少なめに調整することが基本的な方針となります。 徐放製剤の併用(例:レボドパCR) 夜間のオフに有効な場合があります。就寝前に徐放製剤を加えることで、朝の動き出しが改善される例もあります。即放性製剤との使い分けがポイントです。 時間遵守の徹底 食事タイミング(タンパク制限など)も含めた
4月3日読了時間: 2分


4月2日読了時間: 0分


在宅医療を科学する63~パーキンソン病の症状変動:ドパミン動態から理解する3つの病期
# パーキンソン病# 症状変動 # ドパミン# ウェアリングオフ # 神経内科# 在宅医療 # ハネムーン期間# L-DOPA療法 パーキンソン病の症状変動:ドパミン動態から理解する3つの病期 さくら在宅クリニック 神経変性疾患 / 在宅医療 パーキンソン病において「症状変動」は患者さんの生活の質を大きく左右します。その背景には、ドパミン神経細胞における放出・再取り込みのメカニズムの変化があります。病期ごとのドパミン動態を整理することで、治療戦略の根拠が見えてきます。 なぜ症状が変動するのか 健常な状態では、ドパミン神経細胞はシナプス小胞からドパミンを適切に放出し、必要に応じて再取り込みを行います。パーキンソン病ではドパミン産生細胞が減少することで、 放出と取り込みの回転が過剰 になります。これが血中ドパミン濃度の波打ち、そして最終的な治療効果の消失へとつながります。 病態の核心 ドパミンを「溜め込む作用」が失われることで、外からレボドパを補充しても血中濃度が安定しなくなる。 病期ごとの3フェーズ ① 発症前 線条体のドパミン濃度は代償機構により
4月1日読了時間: 2分


3月31日読了時間: 0分
在宅医療を科学する62~ドパ(L-DOPA)の体内移行経路
ドパミン神経回路の経路と線条体の神経細胞 中脳黒質・線条体・GABA神経細胞をつなぐ、ドパミンの旅路を解説します : ドパミン 神経回路線条体GABA神経細胞中脳黒質シナプスパーキンソン病神経伝達物質在宅医療医療教育 ドパミンは、脳内で運動制御・意欲・報酬といった多彩な機能を担う神経伝達物質です。本記事では、 経口ドパミン薬(ドパ)が腸から脳へと届くまでの経路 と、 中脳黒質ドパミン神経細胞から線条体GABA神経細胞へのシグナル伝達のしくみ を、図解をもとにわかりやすく解説します。 ドパ(L-DOPA)の体内移行経路 パーキンソン病などの治療に用いられる レボドパ(L-DOPA、ドパ) は、経口投与後に消化管から吸収され、血液脳関門を越えて脳に到達します。その後、ドパミン神経細胞終末でドパミンへと変換されます。 ドパ 経口投与 ▶ 空腸 吸収 ▶ 血液 循環 ▶ 脳 ドパミン神経細胞終末 重要なのは、ドパ自体はドパミンではないという点です。血液脳関門はドパミンを通過させませんが、その前駆体であるドパは通過できるため、脳内でドパミンへと転換されます
3月30日読了時間: 4分


在宅医療を科学する61~パーキンソン病の薬物療法の中核を担うL-ドパ(レボドパ)は、長期投与によってその血中動態が大きく変化します。
ドパの吸収パターン変化: 長期投与 と ウェアリングオフ を理解する 📅 2025年 · 🏥 さくら在宅クリニック · 📖 約5分で読めます # タグ パーキンソン病 L-ドパ ウェアリングオフ ハネムーン期 嚥下障害 在宅医療 神経内科 運動合併症 長期投与 Dysphagia パーキンソン病の薬物療法の中核を担う L-ドパ(レボドパ) は、長期投与によってその血中動態が大きく変化します。ハネムーン期から始まり、ウェアリングオフ、ジスキネジア、嚥下障害へと移行するこの病態の流れを正しく理解することが、在宅ケアにおいても重要です。 1 L-ドパとは何か L-ドパ(Levodopa)は、パーキンソン病治療における最も効果的な薬剤の一つです。脳内でドパミンに変換され、パーキンソン病で失われたドパミン産生機能を補います。 作用機序 血液脳関門を通過後、ドーパ脱炭酸酵素によりドパミンへ変換。線条体のドパミン受容体を刺激し、運動機能を改善。 特徴 現在も最強の抗パーキンソン薬。しかし長期投与による運動合併症(wearing-off・ジスキネジア)が問
3月29日読了時間: 4分


在宅医療を科学する60~パーキンソン病の診断がつく10〜20年前から、非運動症状(Non-motor symptoms)がすでに出現しはじめています。
パーキンソン病の臨床経過目安 症状の進行段階と治療タイミングを正しく知る(Kalia et al., Lancet 2015) パーキンソン病臨床経過神経内科運動症状非運動症状ハネムーン期嚥下障害認知症在宅医療難病ケア前駆症状誤嚥リスクLancet2015 📂 神経内科・難病🏷️ パーキンソン病🕐 読了目安:6分👤 対象:医療・介護従事者・患者家族 パーキンソン病は、発症の 20年以上前 から前駆症状が始まるとされています。Lancet 2015(Kalia et al.)が示したこの図は、非運動症状・運動症状・合併症の出現時期を時系列で整理したもので、在宅医療・介護の現場でも広く参照されています。 臨床経過の3フェーズ −20〜0年 前運動期 (Pre-motor) 便秘(Constipation) RBD(睡眠行動障害) EDS・嗅覚低下 抑うつ(Depression) 診断〜5年 早期 (Early) 振戦・固縮・無動 痛み・疲労 MCI(軽度認知障害) ハネムーン期 5〜20年以降 進行期 (Advanced/late) Wear
3月28日読了時間: 4分


在宅医療を科学する59~
さくら在宅クリニック パーキンソン病患者さんの オフ症状 に対するもう一つの一手! 📅 2025年🏥 在宅医療・神経内科📖 読了目安:約3分 タグ: パーキンソン病 オフ症状ウェアリングオフジスキネジアレボドパ在宅医療神経内科幻覚妄想さくら在宅クリニック はじめに パーキンソン病は、脳内のドパミン神経が徐々に失われることで引き起こされる神経変性疾患です。 初期はレボドパ(L-DOPA)による薬物療法で症状コントロールが可能ですが、長期にわたる治療の中で 「オフ症状」「ウェアリングオフ」「ジスキネジア」など、さまざまな運動合併症が現れることがあります。 今回は、実際の患者さんの病歴をもとに、 オフ症状に対するもう一つのアプローチ について 考えていきます。 患者さんの病歴 🗂 病歴サマリー 2011年: うつ病・不眠症と診断される その後: 歩行障害が出現 2012年: パーキンソン病と確定診断 治療開始: レボドパにより症状改善を認める 経過中: ウェアリングオフ・ジスキネジア・幻覚妄想などが出現 この患者さんのように、パーキンソン病はう
3月27日読了時間: 3分


在宅医療を科学する58~内視鏡確定が困難な在宅環境では、背景+臨床症状による推定診断と治療的診断(trial therapy)が鍵となります。
さくら在宅クリニック / Medical Blog 在宅診療における食道カンジダの診断と治療的アプローチ 📅 2025年👨⚕️ さくら在宅クリニック📖 約3分で読めます #食道カンジダ#在宅診療 #フルコナゾール#感染症 #真菌感染#嚥下障害#緩和ケア#trial therapy#在宅医療 食道カンジダ症は在宅療養中の患者さん—特に担癌患者・ステロイド長期使用者・抗菌薬使用者—においてしばしば見られる日和見感染症です。内視鏡確定が困難な在宅環境では、 背景+臨床症状による推定診断 と治療的診断(trial therapy)が鍵となります。 推定診断の考え方 在宅では内視鏡検査を即座に行うことが難しいため、以下の2軸を組み合わせて臨床的に推定診断を行います。 背景リスク因子 担癌(がんを抱えている) ステロイド内服 抗菌薬使用 + 臨床症状 嚥下痛 胸骨後部痛 嚥下困難 口腔内カンジダ所見 上記の組み合わせで「推定診断」へ 特に口腔内カンジダ(鵞口瘡)の所見がある場合は食道カンジダの合併可能性が高まります。嚥下痛・胸骨後部痛が加わった場合に
3月26日読了時間: 3分


在宅医療を科学する57~在宅診療における食道カンジダの診断と治療的アプローチ
さくら 在宅クリニック 在宅医療 / 感染症 在宅診療における 食道カンジダ の診断と治療的アプローチ 📅 2025年👤 さくら在宅クリニック⏱ 読了時間 約5分 食道カンジダ症は、免疫低下や長期抗菌薬使用、ステロイド投与などを背景に発症する 日和見感染症 の一つです。在宅医療の現場では、確定診断に必要な内視鏡検査が施行困難なケースが多く、 臨床的推定診断 に基づく対応が求められます。本稿では、その診断限界と実践的アプローチについて解説します。 食道カンジダ症とは 食道カンジダ症は、 Candida albicans などのカンジダ属真菌が食道粘膜に定着・増殖することで引き起こされる感染症です。口腔カンジダ(鵞口瘡)から連続して発症するケースや、全身性免疫不全を背景にした深部感染として現れるケースがあります。 在宅医療の対象患者は高齢・基礎疾患を有することが多く、リスク因子が重複しているため、見逃しやすい一方で発症頻度も低くありません。 ⚠️ 主なリスク因子 💊 長期抗菌薬使用 💉 副腎皮質ステロイド 🩸 糖尿病・免疫不全 👴 高齢
3月25日読了時間: 3分
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