在宅医療を科学する72~がん患者さんの食欲不振・倦怠感
- 17 時間前
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病歴
肺扁平上皮癌の術後再発に対して放射線治療を施行後、免疫療法を導入し再発なく経過。2024年以降、明確な再発所見がないにもかかわらず食欲不振と倦怠感が持続。アナモレリンやデキサメタゾンの投与も効果不十分。併存疾患にCOPDがあり、既往に食道癌(ESD後)を持つが以降は再発なし。消化器内科でも精査継続中ながら、現時点で原因は特定されていない。


本患者さんの特徴的な症状
①持続する倦怠感と食欲不振
②頭部・上半身の発汗(特に食後に顕著)
③低栄養状態(総蛋白・Alb低値、体重減少)
④下痢や発熱エピソードあり
⑤動悸・頻脈あり(HR 130/分)
再発所見のないがん患者における食欲不振・倦怠感の遷延は、がんそのものだけでなく、治療後の臓器機能変化・栄養障害・自律神経失調・内分泌異常など、多因子が複合している可能性を念頭に置く必要があります。在宅の現場では一症状ずつ丁寧に評価し、QOLを維持するアプローチが求められます。
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