在宅医療を科学する69~デュオドーパポンプとは?進行期パーキンソン病の新しい治療選択肢
- 1 日前
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デュオドーパポンプとは?進行期パーキンソン病の新しい治療選択肢

パーキンソン病が進行すると、内服薬だけでは症状をうまくコントロールできなくなることがあります。そのような方に用いられるのが「デュオドーパポンプ」です。今回は、その仕組みや特徴についてわかりやすくご説明します。
01 — 概要
デュオドーパポンプとは
デュオドーパポンプとは、進行期パーキンソン病の患者さんに対して用いられる、持続的な薬剤投与システムです。内服薬による治療が難しくなった段階で検討される、専門的な治療法のひとつです。

使用する薬剤は「デュオドーパ®(レボドパ・カルビドパ水和ゲル製剤)」という内用ゲルです。経口のレボドパと同様の成分ですが、腸に直接届けることで吸収を安定させます。
02 — 仕組み
どのように薬を届けるのか
治療の流れは以下の3ステップで行われます。

1チューブの留置:経鼻・胃瘻から腸管内へチューブを挿入し、腸の上部(十二指腸または空腸)に直接薬を届けるルートを確保します。
2携帯型ポンプの装着:小型の携帯型ポンプを体に装着し、一定の速度でゲル薬剤を注入します。
3血中濃度の安定化:持続的に投与することで、血中レボドパ濃度を一定に保ち、症状の変動を抑えます。
03 — 特徴と効果
内服薬との違いと期待できる効果
パーキンソン病では、内服のレボドパが消化管から吸収される速度にばらつきがあるため、「オン・オフ現象」や「wearing-off(効果切れ)」が起こりやすくなります。デュオドーパポンプは腸へ直接・持続的に投与することで、これらの問題を改善します。

🚶
運動症状の安定化
すくみ足・オン・オフ・ジスキネジアの改善
📉
日内変動の軽減
一日を通じて症状のブレが少なくなる
✨
QOLの改善
生活の質が向上し、より活動的な日常へ
まとめ
デュオドーパポンプは、「腸に直接レボドパを持続注入するポンプ治療」です。内服治療でコントロールが難しくなったパーキンソン病患者さんに用いられる方法で、症状の安定化と生活の質の向上が期待できます。ご興味のある方や詳しく知りたい方は、担当医やさくら在宅クリニックまでお気軽にご相談ください。
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