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頭痛を科学する36~危険な頭痛を見逃さない― 医師が使う「見分けのものさし」

  • 10 分前
  • 読了時間: 2分

危険な頭痛を見逃さない― 医師が使う「見分けのものさし」

頭痛のほとんどは命にかかわらないタイプですが、なかにはすぐに手当てが必要な「危ないサイン」がまぎれています。今回は、医師が頭痛をどう見分けているのか、そのしくみをやさしくご紹介します。ご自身やご家族の受診の目安にもなります。

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ほとんどは心配いらない。でも「羊の皮をかぶったオオカミ」がいる

くり返し起こる頭痛の多くは、片頭痛や緊張型頭痛といった「もともとの体質による頭痛」です。こわい病気が原因ではありません。ただ、まれにくも膜下出血や脳の病気など、緊急の対応が必要な頭痛が、ふつうの頭痛のような顔をしてやってくることがあります。医師はこれを冗談まじりに「羊の皮をかぶったオオカミ」と呼び、まずこの一匹を取りこぼさないことを何より大切にしています。

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危ないサインを探す合言葉「SNOOP」

医師は、危険な頭痛を見のがさないための5つのチェックポイントを、英語の頭文字をとって「SNOOP(スヌープ=そっと覗き回る)」という合言葉で覚えています。次のどれかに当てはまる頭痛は、くわしい検査をおすすめする目安になります。

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医師は頭痛を「5つの入り口」で仕分ける ― ABCDE

初めて頭痛を診るとき、医師は頭痛を大きく5つのタイプ(ABCDE)に振り分けて、そこから診断と治療を組み立てます。入り口をまちがえると、危ない頭痛を「いつもの頭痛」と取りちがえてしまうため、この仕分けはとても大切です。

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「片頭痛かな?」と思ったら ― セルフチェック

くり返す頭痛でいちばん見のがされやすいのが片頭痛です。診断の目安になる特徴を、ご自身でも確かめられるようにまとめました。あくまで受診の参考用で、診断は医師が行います。

今日のまとめ
今日のまとめ
  • 頭痛の多くは心配いらないが、まれに危ない頭痛がまぎれる

  • 危険サインの合言葉は「SNOOP」。当てはまれば検査の目安

  • 医師は頭痛を5つの入り口(ABCDE)に仕分けて診断する

  • 頭痛薬の使いすぎ(E)は、それ自体が頭痛の原因に。自己判断でやめない

次回は 「小児の頭痛・女性の頭痛」 をやさしく解説します。

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※この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断・治療にかわるものではありません。気になる症状があるときは、医療機関にご相談ください。頭痛の分類・診断基準は国際的な基準(ICHD)にもとづいています。


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