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逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

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在宅医療における認知症について43~うつ病治療 — 「まず脳を休ませる」からはじめる
身体疾患・薬剤・飲酒 などを除外しても改善しない場合は、 うつ病治療 に進みます。高齢者(65歳以上)では ベンゾジアゼピン受容体作動薬に頼らず 、**“脳の休息=質の高い自然な睡眠”**を最優先に整えることが基本です。 ポイント...
10月8日読了時間: 4分


在宅医療における認知症について42~65歳以上で「うつ状態」が疑われたら
〜安易な薬処方の前に確認すべきポイント〜 高齢者が「気分が沈む」「意欲が出ない」「眠れない」などの うつ状態 を訴えたとき、すぐに「うつ病」や「認知症」と決めつけるのは危険です。その背後には、 身体疾患や薬剤の影響 など、見逃してはいけない原因が潜んでいることがあります。...
10月7日読了時間: 4分


在宅医療における認知症について41~うつと認知症 〜似て非なる2つの疾患〜
65歳以上の方が**「気分が落ち込む」「何もやる気がしない」 と訴えた場合、単なるうつ病とは限りません。実は、その背後に 認知症性疾患**が潜んでいることがあります。高齢者の「うつ」と「認知症」は症状が重なりやすく、**鑑別(見分けること)**が非常に重要です。 💡...
10月6日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について40~抑うつ症状・アパシーにコリンエステラーゼ阻害薬は効くのか?
認知症治療薬として広く用いられている コリンエステラーゼ阻害薬(ドネペジル、ガランタミン、リバスチグミン) 。記憶障害への効果は知られていますが、「抑うつ」や「アパシー(意欲低下)」などの精神症状にも効くのでしょうか? 🔍 ガイドラインにおける記載...
10月5日読了時間: 2分


在宅医療における認知症について20~脳血流シンチグラフィで分かる認知症の特徴と限界
レビー小体型認知症 レビー小体型認知症(DLB)の脳血流低下パターンはアルツハイマー病と似ていますが、 後頭葉の血流低下 が特徴です。ただしPETでの糖代謝低下に比べると診断力は劣ります。 研究では、DLB患者23人・アルツハイマー病患者50人・健常者20人を対象に後頭葉血...
8月15日読了時間: 2分


在宅医療における認知症について19~脳血流シンチグラフィで分かる認知症の特徴
脳血流シンチグラフィとは? 脳血流シンチグラフィは、脳の血流を画像で評価する検査です。主に以下の目的で使われます。 神経変性疾患(アルツハイマー病など)の鑑別 脳血管障害の評価 てんかん焦点の検出 認知症の多くは 神経変性疾患 か 血管性認知症...
8月14日読了時間: 2分


在宅医療における認知症について18~VSRAD誤用にご用心 〜Zスコアだけで診断はできません〜
VSRADとは? VSRAD(Voxel-based Specific Regional Analysis system for Alzheimer’s Disease)は、MRI画像から**内側側頭葉(海馬や海馬傍回など)**の萎縮の程度を数値化し、アルツハイマー病の早期...
8月13日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について17~正常圧水頭症とは? 〜歩行障害・物忘れ・尿の悩みは治せるかもしれません〜
正常圧水頭症とは 正常圧水頭症(NPH)は、頭蓋内に脳脊髄液が余分にたまっているにもかかわらず、脳圧が正常範囲内に保たれている病気です。原因としては、くも膜下出血や頭部外傷後に起こる 続発性 と、原因がはっきりしない 特発性 があります。 主な症状は次の3つです。 歩行障害...
8月12日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について16~慢性硬膜下血腫と認知症診断 ― 見逃してはいけない病気
認知症診断における画像検査の役割 認知症の診断に、脳血流シンチグラフィやドーパミントランスポーターシンチ(ダットスキャン)といった 脳機能画像 は必須ではありません。多くの診断ガイドラインでは、疑い例に安易に脳機能画像を行わず、 治療方針が変わる可能性があるときのみ実施...
8月11日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について14~【医師監修】レビー小体型認知症とは?アルツハイマー病との違いと注意点
認知症というと、多くの人がまず「アルツハイマー病」を思い浮かべるかもしれません。しかし、実はそれに次いで多いのが「レビー小体型認知症(DLB)」です。本記事では、DLBの特徴・症状・注意点を、アルツハイマー病との違いも交えて解説します。 レビー小体型認知症とは?...
8月2日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について⑨~認知症が疑われたら、まずは薬の見直しから
――高齢者に多い「薬剤性認知機能低下」への対応 「最近、物忘れが増えてきた」「言動に違和感がある」と高齢者の認知症を疑う場面は少なくありません。しかし、その原因が 処方薬や市販薬による副作用 である可能性があることをご存じでしょうか? 💊...
7月21日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について⑧~高齢者に処方する薬、本当に大丈夫?――認知症とまぎらわしい薬剤性症状に注意
高齢者では加齢による代謝機能の低下や、複数の疾患による多剤併用が避けられません。その結果、薬物の血中濃度が上がりやすく、副作用や相互作用のリスクも増加します。 なぜ高齢者は薬剤の影響を受けやすいのか? 肝機能・腎機能の低下 により、薬が体内に残りやすくなる 合併症が増える...
7月20日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について⑦~認知症と診断する前に必ず確認したい「脳外科疾患の除外」
認知症が疑われたとき、実は真っ先に行うべきことの一つが「他の治療可能な疾患の除外」です。特に重要なのが 慢性硬膜下血腫 や 特発性正常圧水頭症(iNPH)といった脳外科的な病気の見逃し を防ぐことです。 ✅ なぜ頭部画像検査が必要なのか?...
7月19日読了時間: 2分
在宅医療における認知症について⑥~認知症に見えるけど…実は別の原因?血液検査で見抜く“認知症もどき”
「認知症かもしれない」と思って受診したけれど、よく調べてみると 薬や内科疾患が原因だった ——そんなケースが、実は少なくありません。 今回は、「認知症に似た症状を呈するが、実は別の原因であった」ケース、特に 薬剤 や 内科疾患 に焦点を当ててご紹介します。...
7月18日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について⑤~認知症じゃないかも?「うつ病」や「てんかん」との見分け方
「物忘れが増えた」「昨日のことを思い出せない」――こうした訴えがあると、まず「認知症では?」と疑われがちですが、 うつ病 や てんかん など、認知症以外の疾患が背景にあるケースもあります。今回は特に高齢者で見落とされやすい2つの病態についてご紹介します。...
7月17日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について④~アルコール、せん妄、うつ病——認知症との見極めポイント
アルコール性健忘症候群とは? 長年の過度な飲酒は、脳にさまざまな悪影響を及ぼすことが知られています。特に慢性的なアルコール摂取による 脳萎縮 は、 認知機能の低下=アルコール性健忘症候群 を引き起こす可能性があります。 実際、アルコール依存症患者を対象にした研究では、...
7月16日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について④~アルコール、せん妄、うつ病——認知症との見極めポイント
アルコール性健忘症候群とは? 長年の過度な飲酒は、脳にさまざまな悪影響を及ぼすことが知られています。特に慢性的なアルコール摂取による 脳萎縮 は、 認知機能の低下=アルコール性健忘症候群 を引き起こす可能性があります。 実際、アルコール依存症患者を対象にした研究では、...
7月15日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について③~軽度認知障害(MCI)とは? 〜その診断と対応について〜
軽度認知障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)は、「認知症ではないが、認知機能の低下が見られ、将来的に認知症へ移行する可能性がある状態」とされ、正常と認知症の中間段階とされています。 自動車運転に関する診断書などで「認知症ではないが、認知機能の低...
7月14日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について②~認知症の診断は“除外診断”から始まる
「最近、物忘れが増えたかも…」そんな時、気になるのが「認知症」の可能性ですよね。でも、実は 認知症の診断はすぐには下されません 。なぜなら、**認知症の診断は“除外診断”**から始まるからです。 ■ 認知症の診断は2段階で行われる...
7月13日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について①~「認知症=病名」ではない?増え続けるアルツハイマー病、その背景を考える
❗まず知っておきたいこと: 「認知症」は病名ではありません。 WHOの国際疾病分類(ICD-10)によれば、認知症とは以下のように定義されています: 「脳の疾患によって引き起こされる症候群(症状の集まり)であり、記憶・思考・見当識・理解・計算・学習・言語・判断などの高次脳機...
7月12日読了時間: 3分
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