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逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

神奈川県逗子市桜山2-2-54
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FAX 050-3145-2736
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在宅医療における認知症について④~アルコール、せん妄、うつ病——認知症との見極めポイント
アルコール性健忘症候群とは? 長年の過度な飲酒は、脳にさまざまな悪影響を及ぼすことが知られています。特に慢性的なアルコール摂取による 脳萎縮 は、 認知機能の低下=アルコール性健忘症候群 を引き起こす可能性があります。 実際、アルコール依存症患者を対象にした研究では、...
7月15日読了時間: 3分


看護師さんによる在宅医療におけるエコーを科学する④~超音波(エコー)の見え方を決める3つの要素
超音波画像(エコー)は、身体の内部構造を“音の反射”で描き出す検査です。その「見え方」=画像の明瞭さや境界の強さは、主に以下の3つの物理的特性により決まります。 ① 音速(Sound Velocity) 音速とは、 1秒間に音が進む距離 です。空気中では約340...
7月14日読了時間: 2分


在宅医療における認知症について③~軽度認知障害(MCI)とは? 〜その診断と対応について〜
軽度認知障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)は、「認知症ではないが、認知機能の低下が見られ、将来的に認知症へ移行する可能性がある状態」とされ、正常と認知症の中間段階とされています。 自動車運転に関する診断書などで「認知症ではないが、認知機能の低...
7月14日読了時間: 3分


圧迫骨折とは?―高齢者に多い「いつの間にか骨折」
「畑仕事のあと、なんとなく腰が痛い…」「転んだ覚えもないのに、腰がつらい…」そんな時、もしかすると**「圧迫骨折」**かもしれません。 圧迫骨折とは? 背骨(脊椎)が押しつぶされるように変形・骨折することで、特に高齢者や骨粗しょう症のある方に多く見られます。...
7月13日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について②~認知症の診断は“除外診断”から始まる
「最近、物忘れが増えたかも…」そんな時、気になるのが「認知症」の可能性ですよね。でも、実は 認知症の診断はすぐには下されません 。なぜなら、**認知症の診断は“除外診断”**から始まるからです。 ■ 認知症の診断は2段階で行われる...
7月13日読了時間: 3分


在宅医療における認知症について①~「認知症=病名」ではない?増え続けるアルツハイマー病、その背景を考える
❗まず知っておきたいこと: 「認知症」は病名ではありません。 WHOの国際疾病分類(ICD-10)によれば、認知症とは以下のように定義されています: 「脳の疾患によって引き起こされる症候群(症状の集まり)であり、記憶・思考・見当識・理解・計算・学習・言語・判断などの高次脳機...
7月12日読了時間: 3分


座位中心の生活で悪化した臀部の褥瘡が、クッション変更で改善!
👤 80代男性/要介護高齢者 🔍 状況とご相談内容 ケアマネジャーさんより、「 お尻が赤くてなかなか治らない 」とのご相談がありました。すでに 低反発マットレス と クッション は導入済みとのことでしたが、臀部の発赤が持続しており、改善傾向が見られない状況でした。...
7月12日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する44~パーキンソン病?それとも別の病気? 鑑別のポイントとは
手のふるえ(振戦)や動作の遅さ 、**筋肉のこわばり(筋固縮) が見られると、まず「パーキンソン病では?」と考えがちです。しかし、実際には パーキンソン症候群(パーキンソニズム)**と呼ばれる、他の原因による類似疾患も多く存在します。 では、どうやって見分けるのでしょうか?...
7月11日読了時間: 2分


創傷ケア(スキン テア、褥瘡、下肢潰瘍)を科学する30~糖尿病性足潰瘍──足を守るために今できること
〜予防・治療・ケアの実践ポイント〜 糖尿病のある方にとって、「足のケア」は命にかかわる大切なテーマです。足に小さな傷ができたのを放置していたら、いつの間にか潰瘍が悪化し、感染・壊疽から切断に至ることも…。そうした重症化を防ぐためには、 正しい予防と早期発見・適切な治療...
7月10日読了時間: 3分


パーキンソン病を科学する43~パーキンソン病じゃない?「パーキンソン+症候群」という考え方
パーキンソン病に似た症状(ふるえ、動作緩慢、筋固縮、姿勢保持障害)を呈する疾患は複数存在します。これらは総称して「 パーキンソニズム 」と呼ばれ、そのうち パーキンソン病以外の神経変性疾患 によるものを**「パーキンソン+(プラス)症候群」**と分類します。 ✅...
7月10日読了時間: 2分


がん性皮膚潰瘍とロゼックス®ゲルのケア:在宅医療での実践と工夫
表在化して自壊する皮膚転移 ― がん性皮膚潰瘍とは 下の画像は、皮膚転移が体表に現れ、自壊した「がん性皮膚潰瘍」の一例です。皮膚に浸潤・再発・転移した悪性腫瘍が潰瘍化し、独特の臭いや浸出液、出血、疼痛を伴うことがあります。当院ではこうした皮膚潰瘍に対し、 ロゼックス®ゲル...
7月9日読了時間: 3分


創傷ケア(スキン テア、褥瘡、下肢潰瘍)を科学する29~繰り返す足の傷…それは静脈性下腿潰瘍かもしれません
~予防と治療・ケアの実際~ ふくらはぎの内側にできたただれや皮膚の変色、じくじくと滲出液が出る創…。それは、**慢性的な静脈うっ滞によって起こる「静脈性下腿潰瘍」**かもしれません。 ✅ 再発を防ぐ!静脈性潰瘍の予防ポイント 🚶♂️1. 長時間の立位や下肢下垂を避ける...
7月9日読了時間: 3分


パーキンソン病を科学する42~パーキンソニズムをきたす「パーキンソン+症候群」とは?
「パーキンソン症候群」とは、手のふるえ・動作緩慢・筋固縮・姿勢反射障害など、 パーキンソン病に似た症状を呈する状態 の総称です。 その中でも、**「パーキンソン+(プラス)症候群」**と呼ばれる病気群は、 パーキンソン病とは異なる神経変性疾患...
7月9日読了時間: 2分


創傷ケア(スキン テア、褥瘡、下肢潰瘍)を科学する28~足を守るためにできること──下肢潰瘍の予防と治療・ケアの実践ポイント
下肢潰瘍(足の潰瘍)**は、糖尿病・動脈硬化・静脈うっ滞など、基礎疾患に伴って発生・進行することが多く、再発や重症化、最悪の場合は切断に至ることもあります。 潰瘍の 発生を防ぐための予防策 と、 発症後の治療・ケアの注意点 を正しく知ることが、足を守る第一歩です。 ✅...
7月8日読了時間: 3分


パーキンソン病を科学する41~DATスキャンは正常?それでも“パーキンソン病”と診断された方へ 〜SWEDDsという概念〜
パーキンソン病と診断されたにもかかわらず、 DATスキャンでは異常が見られない ケースがあります。 このような患者群は、専門的には SWEDDs(Scans Without Evidence of Dopaminergic...
7月8日読了時間: 2分


創傷ケア(スキン テア、褥瘡、下肢潰瘍)を科学する27~どう見極める?「下肢潰瘍」の病態評価と検査方法
足にできた潰瘍(ただれ)がなかなか治らない…。その背景には、糖尿病、動脈硬化、静脈瘤、神経障害など さまざまな病態が関与 している可能性があります。正確な診断と適切な治療方針を立てるためには、 原因を特定するための評価と検査 が重要です。 ✅ 1. 動脈血流を調べる検査...
7月7日読了時間: 3分


パーキンソン病を科学する40~パーキンソン病の診断に有用な「DATスキャン」とは?
パーキンソン病やその関連疾患の診断は、症状だけでは難しいことがあります。そこで注目されているのが、**「DATスキャン(ドパミントランスポーターシンチグラフィー)」**という核医学検査です。 ✅ DATスキャンとは? DATスキャンは、**脳内のドパミントランスポーター(D...
7月7日読了時間: 2分


レキサルティが著効したアルツハイマー型認知症のBPSD
2024年9月24日、**レキサルティ(ブレクスピプラゾール)**に新たな適応症が追加されました。 「アルツハイマー型認知症に伴う焦燥感、易刺激性、興奮に起因する、過活動又は攻撃的言動」 今回は、当院で レキサルティが著効した高齢女性の症例 を紹介します。 ■ 症例の概要...
7月6日読了時間: 2分


創傷ケア(スキン テア、褥瘡、下肢潰瘍)を科学する26~放置すると怖い「糖尿病性足潰瘍」 〜タイプ別に理解するケアのポイント〜
糖尿病の患者さんにおいて、足にできた「ただれ」がなかなか治らない…。それは 糖尿病性足潰瘍 かもしれません。血糖管理が不十分な場合、 神経障害・血行障害・感染 が複合的に関わり、足の潰瘍や壊疽(えそ)を引き起こすことがあります。 ✅ 糖尿病性足潰瘍の分類(神戸分類)...
7月6日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する39~パーキンソン病の診断に有用な「心筋MIBGシンチグラフィー」とは?
パーキンソン病(PD)やレビー小体型認知症(DLB)は、進行性の神経変性疾患であり、早期診断がその後の生活支援や治療の質を大きく左右します。その診断補助として、**「心筋MIBGシンチグラフィー」**という画像検査が注目されています。 ✅ 心筋MIBGシンチのポイント...
7月6日読了時間: 2分
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