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逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

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【在宅医療の現場から】亜鉛が不足するとどうなる?高齢者にこそ気をつけたい栄養素
「脱毛や味覚障害、食欲不振が続いている…」そんなご高齢の方、実は 亜鉛不足 が隠れているかもしれません。 ■ 亜鉛不足で起こる症状 亜鉛が不足すると、次のような症状が現れることがあります: 脱毛 皮膚炎 貧血 味覚障害 食欲不振 下痢...
4月4日読了時間: 2分


「消毒しない」キズの治療法をご存じですか?在宅医療で大切な褥瘡ケアの話
かつて脳外科医として病院勤務していた頃、創部感染や脳卒中患者さんの褥瘡(じょくそう=床ずれ)は、日常的に悩まされる問題でした。研修医の頃は、毎朝せっせと傷を消毒し、ガーゼを交換するのが大切な日課。これが自分の存在意義だと信じていたものです。...
4月3日読了時間: 3分


【症例から学ぶ】腰痛の陰に潜んでいた“股関節の緊急疾患”〜一生勉強、一生青春〜ら
今回ご紹介するのは、腰痛で杖歩行されていた患者さんのレントゲン画像です。 最初は腰椎に注目していたため、診断がつくまでに時間がかかってしまいました。何度かの往診の中で「骨盤や下肢も痛い」との訴えがあり、そこでレントゲンを撮影。赤丸の中、大腿骨頭の一部が**“溶けている”よう...
4月2日読了時間: 2分


不定愁訴とうつ症状、その背景に「鉄不足」や「栄養の偏り」があるかもしれません
勤務医時代、私と同世代の患者さんが「めまいがする」「足がジンジンする」「耳鳴りがする」といった訴えで外来を受診されることがよくありました。画像検査や血液検査などを行っても大きな異常は見つからず、「問題なし」として経過観察となることがほとんどでした。...
4月1日読了時間: 3分


【解説】膝関節注射(ヒアルロン酸注射)の方法について
膝の痛みや変形性膝関節症の治療の一つとして行われる「ヒアルロン酸注射」。今回は、その注射方法について分かりやすく解説します。 注射の手順 ① 膝を伸ばした状態(伸展位)にする この体勢にすることで膝蓋骨(膝のお皿の骨)が自由に動くようになり、注射するためのスペースが確保でき...
3月27日読了時間: 2分


がん性皮膚潰瘍とは? ~見えないつらさに寄り添うケアを~
がんが皮膚に広がったり、再発や転移によって体表面に現れると、皮膚が潰瘍化してしまうことがあります。これを「 がん性皮膚潰瘍 」と呼びます。 がん性皮膚潰瘍は、転移性がん全体の約5〜10%に見られ、 特に乳がんや頭頚部がん での発生率が高いといわれています(※1)。...
3月24日読了時間: 3分
実は多い?冬の「ヒートショック」での死亡―夏より10倍も多い現実
近年、高齢者の「入浴中の突然死」が実は非常に多いということが知られるようになってきました。 その主な原因の一つが「ヒートショック」。寒い冬に暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室に移動することで、急激な血圧変動が起こり、心筋梗塞や脳卒中など命に関わる事態を引き起こすリスクがあります...
3月23日読了時間: 2分
認知症治療薬「アリセプト」誕生の背景と杉本八郎博士の想い
在、日本で使用できる認知症治療薬は4種類ありますが、その先駆けとなったのが 「アリセプト」 です。この薬は日本発の認知症治療薬であり、開発者の 杉本八郎博士 は、英国ガリアン賞・特別賞や恩賜発明賞など数々の栄誉を受賞しました。まさに、日本を代表する世界的な化学者です。...
3月20日読了時間: 3分


がん患者さんの嘔気・嘔吐と制吐剤の選択について
がん患者さんはさまざまな理由で嘔気や嘔吐が生じやすくなります。そのため、これらの症状を抑えるために、一般的に プリンペラン や ノバミン が使用されることが多いです。しかし、どちらも ドパミン受容体拮抗薬 であり、使用時には注意が必要です。 ドパミン受容体拮抗薬の注意点...
3月18日読了時間: 2分
人生の最期を決める時の重要なこと~食べることについて③~人の根源的な欲求と「食」 〜SNSと人工栄養の選択〜
SNSでは、 食べ物の投稿が人の注目を集める要素 の一つになっています。特にインスタグラムでは、 「インスタ映え」する景色や食事の投稿 が人気を集めます。 これは、人の 「知りたい × 感動したい × 食べたい」 という根源的な欲求が関係しているのかもしれません。食は...
3月15日読了時間: 2分
在宅医療での痛みの管理:フェントステープの活用
在宅医療の現場では、患者さんの活気がなくなり、経口摂取が難しくなってくると、痛みを和らげる治療が必要になります。その中で、**麻薬の貼り薬「フェントステープ」**はとても有効な選択肢の一つです。 フェントステープとは? フェントステープは、 フェンタニル(麻薬)を含む貼付薬...
3月12日読了時間: 3分
在宅医療におけるポリファーマシーの課題とは?
薬の飲みすぎをポリファーマシーと呼びます。カタカナの方が何か学術的な印象もあるので、ポリファーマシーとします。私自身、勤務医時代におけるポリファーマシーの原因は、処方する側7割、処方される側3割と考えてました。 「先生、歩くと少しフラフラするんです。腰も痛いし」脳外科外来に...
3月9日読了時間: 3分


高齢者の誤嚥性肺炎を予防する方法とは? #高齢者 #誤嚥性肺炎 #予防
在宅医療における高齢者において肺炎は非常に起こりやすい感染症の一つです。人は無意識に嚥下をしてますが、これは何も食事をしているときばかりでなく、寝ている時も唾液などを無意識に嚥下しています。嚥下をするという機能も脳からの命令で行われているものであり、様々な機能低下の一貫とし...
3月8日読了時間: 2分
高齢者の不定愁訴と漢方薬~多愁訴に半夏厚朴湯が著効した症例
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)はいわゆる「ヒステリー球」という、喉に何かが詰まったような違和感に効くとされている漢方薬です。 当院の患者さんで、半夏厚朴湯がよく効いた患者さんがいたので報告します。 症例:90代女性 診察の度に、「喉が詰まる」「トカトカする」「夜中に起きて...
3月7日読了時間: 2分


ヒルドイドは乾燥剤として作用する
ヒルドイド(ヒルドイドソフト軟膏やヒルドイドソフトクリーム)が皮膚に対し乾燥剤として作用していることがよく分かる症例を提示したいと思います。 90代男性。両足関節前面に非常に強い乾燥があり、痒みもあった患者さんです。皮脂欠乏性湿疹の診断で、ヒルドイドが塗布されていました。...
3月6日読了時間: 1分


痛みのない傷の処置を目指して
当クリニックでは、褥創や傷を洗浄する際には水道水で良いと考えてますが、より痛みが生じないように、生理食塩水で洗うことを推奨しています。 生理食塩水は血漿浸透圧と同等な浸透圧を持ち、組織に対する刺激が少ないためです。 病院でよく行われているのが、点滴の生理食塩水に18G針を刺...
3月5日読了時間: 1分


リウマチ性多発筋痛症の診断と治療
リウマチ性多発筋痛症(polymyalgia rheumatica:PMR)は、急性発症の頸部、肩、臀部などの著しい痛みとこわばりを特徴とします。私自身、脳外科医としての勤務医時代には脊椎の手術と外来も行っていたのでこうした症状の患者を沢山診ておりました。本疾患は診断されず...
3月4日読了時間: 2分
高齢者医療における脱水対策
以前勤務していた病院の看護師さんのお母さんが痩せ薬として飲んでいたのが、利尿剤だったという笑えない話を聞いたことあります。ボクシングなどでも計量前にサウナで脱水となり計量に挑むのは有名な話です。高齢者医療においても脱水との闘いは大変です。最近では夏場はクーラーをつけて熱中症...
2月19日読了時間: 2分


在宅医療の課題:高齢者の食欲不振への解決策 #栄養管理
いつの時代もダイエットは、流行っています。 僕自身学生時代はラグビー部所属していたので、ケガをしないよう筋トレで体重増やしていた時期と、研修医時代に体重が8-10kg落ちた時期を除き多少の増減はありますが、最近20年は±1.5kg以内の変動です。...
2月18日読了時間: 3分


体質に合わせた漢方薬: 風邪に葛根湯より適した選択肢 #高齢者
風邪に対する漢方薬として有名なのは葛根湯です。 しかし、漢方薬は病名に対して使うのではなく、その人の体質や状況に合ったものを選ばないといけません。 葛根湯は「 体力が中等度以上で、風邪の引き始めでゾクゾク寒気がして、汗をかいていない方 」に使うと良いと言われています。...
2月7日読了時間: 1分
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