パーキンソン病を科学する23~パーキンソン病治療の基本と在宅医療における課題
- 賢一 内田
- 5 日前
- 読了時間: 2分

〜L-ドパと治療後期の工夫〜
パーキンソン病治療の中心は、L-ドパ(レボドパ)とドパミンアゴニストの2本柱です。中でもL-ドパはより強力な“太い柱”と位置づけられており、多くの患者さんで基本薬となります。そのほか、MAO-B阻害薬やCOMT阻害薬、**ニュープロパッチ(皮膚吸収型ドパミンアゴニスト)**などは、あくまで補助的な“オプション”と考えると整理しやすいでしょう。
治療後期(ハネムーン期以降)に必要な工夫
発症から数年間は、薬がよく効き生活の質も維持されやすい「ハネムーン期」が続きます。しかしその後は、**ウェアリング・オフ(効果切れ)やオン・オフ現象(効いたり切れたりの波)**などが目立つようになり、薬の種類や投与スケジュールの見直しが必要になります。
この段階では、医師の知識・技術・経験の差が、患者さんの生活の質に直結します。特に在宅医療では、通院が難しい患者さんに対して、個別の症状や生活リズムにあわせた細やかな治療調整が求められます。
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