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逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

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パーキンソン病を科学する40~パーキンソン病の診断に有用な「DATスキャン」とは?
パーキンソン病やその関連疾患の診断は、症状だけでは難しいことがあります。そこで注目されているのが、**「DATスキャン(ドパミントランスポーターシンチグラフィー)」**という核医学検査です。 ✅ DATスキャンとは? DATスキャンは、**脳内のドパミントランスポーター(D...
7月7日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する38
〜MRI画像から読み解く脳の変化〜 パーキンソン病は、脳の「黒質」などにおけるドパミン神経細胞の減少を特徴とする進行性神経疾患です。運動機能の低下(手足の震え・動作緩慢・筋強剛など)だけでなく、認知・精神症状や自律神経症状など、多面的な症状が現れます。...
7月5日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する37~正常圧水頭症(NPH)の画像所見とは?|パーキンソン病との関係も解説
パーキンソン病に似た症状を呈する「パーキンソン病関連疾患(パーキンソン・プラス症候群)」の一つに、「正常圧水頭症(NPH)」があります。 この疾患は治療可能な認知症の一つとしても知られており、早期診断が重要です。 ✅ 正常圧水頭症の主な画像所見...
7月4日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する36~多系統萎縮症とMRI所見 ~パーキンソン病との違いとは?
典型的な「純粋なパーキンソン病」では、MRI画像において明らかな異常は認められないことが一般的です。 しかし、「パーキンソン症候群(いわゆるパーキンソン+症候群)」では、画像上に特徴的な所見を認める疾患もあります。 その代表例が**多系統萎縮症(MSA)**です。 🔍...
7月3日読了時間: 1分


パーキンソン病を科学する33~パーキンソン病の身体所見:歩行と姿勢反射に注目
パーキンソン病は、脳内のドーパミン神経が減少することで様々な運動症状を引き起こす病気です。特に、歩行や姿勢の異常は日常生活に大きな影響を与えるため、在宅医療でも注意深く観察する必要があります。 歩行に現れるサイン パーキンソン病では、以下のような特徴的な歩き方がみられます。...
6月30日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する32~パーキンソン病の「動作緩慢・無動・寡動」とは?
パーキンソン病の身体所見として代表的なものに、「動作緩慢(ブレイディキネジア)」「無動」「寡動」といった運動機能の低下が挙げられます。これらは日常生活の中でもさまざまな形で現れます。 ◆ こんな場面で気づけるサイン 椅子に座るまでの動作が異常にゆっくり →...
6月29日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する31【パーキンソン病の身体所見】“筋硬直”の特徴と見逃さないポイント
パーキンソン病の四大症状のひとつとしてよく知られている「筋硬直(rigidity)」。本日は、その特徴や臨床での捉え方について簡潔にご紹介します。 ◆ 筋硬直とは?―“鉛管様”または“歯車様”と表現される現象 パーキンソン病の筋硬直は、受動的な関節運動に抵抗を感じるもので、...
6月28日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する27~パーキンソン症状の背景にある疾患を見極める
~正確な診断が最適な治療の第一歩~ 手足のふるえ、動作の緩慢さ、筋肉のこわばり、姿勢の崩れ──こうしたパーキンソン症状を呈する患者さんは決して少なくありません。しかし、これらの症状がすべて「パーキンソン病」とは限らないことをご存じでしょうか。 🔎...
6月23日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する25~パーキンソン病治療の“醍醐味”とは?
―後期治療における処方の工夫と在宅医療の視点から― パーキンソン病の治療は、時間の経過とともに症状の進行や薬剤反応の変化に合わせて調整が必要になります。特に**治療後期(進行期)**では、「ウェアリングオフ」や「オン・オフ現象」などの問題に直面し、単一の薬剤だけでは対応が難...
6月16日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する20~パーキンソン病の「症状の波」はなぜ起こる?
〜ウェアリングオフの神経メカニズム〜 パーキンソン病では、時間帯によって 体がよく動くとき・動きづらいとき が交互に現れることがあります。このような「症状の波」は ウェアリングオフ現象 と呼ばれます。 🔁 神経レベルで何が起きているのか? 病気が進行すると、...
6月11日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する19②~ドパ製剤の効きが「短くなる」理由とは?
〜吸収は同じでも、治療はどんどん難しくなる〜 パーキンソン病の治療において欠かせない**ドーパミン製剤(L-ドパ)**ですが、病状が進行するにつれて「 薬の効きがすぐ切れてしまう 」といった現象が目立つようになります。 その代表が「 ウェアリング・オフ現象 」です。 🧪...
6月10日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する19~ドパ製剤が「効かなくなる」理由とは? 〜ウェアリング・オフ現象の正体〜
パーキンソン病治療の中心を担う ドーパ(L-ドパ)製剤 。 この薬には「よく効く」という強みがある一方で、 長期投与による“効かなくなる”問題 が避けられません。 ドーパミン製剤の特性とは? 治療初期は、誰にでも一定の効果が期待でき、血中濃度も安定しやすいため、コントロール...
6月9日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する18~パーキンソン病治療の「3つの段階」と在宅医療の役割
パーキンソン病の治療は、その進行に応じておおまかに 3つの時期 に分類できます。 🟢 第1段階:「誰でも治療可能な時期」 ドーパミン補充療法がよく効き、薬の調整も比較的シンプル。通院や日常生活も問題なく、自立が保たれている状態です。 🟡...
6月8日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する15②~💊ドパミン製剤が分解される前に——“助ける薬”の存在
パーキンソン病の治療で用いられる L-ドパ(レボドパ)は、脳に届いてはじめて効果を発揮する薬です。しかし、L-ドパは腸から吸収されたあと、脳に届く前の血管内(末梢)で分解されてしまう という性質があります。 そのため、L-ドパの**効果を最大限に引き出すために欠かせないのが...
6月5日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する13~ドパミン製剤は「病気の進行」には関与しない?けれど…
パーキンソン病の運動症状に対し、長年「L-ドパ(レボドパ)」が中心的に用いられてきました。 一方、 近年の研究では、L-ドパが病気の進行そのものを遅らせるわけではない 可能性も示唆されています。つまり「毒にも薬にもならない」とする立場もあるのです(下記グラフ参照)。...
6月1日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する10~パーキンソン病とその“そっくりさん”たち
パーキンソン病の症状を呈する疾患は、必ずしもすべてが「パーキンソン病」そのものとは限りません。 次回からは、 類似症状を呈する他の神経疾患 や、それぞれの 治療の選択肢 について、わかりやすく解説していきます。 パーキンソン病・神経難病・終末期医療をもっと深く知りたい方へ...
5月29日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する9~不確かさは、希望でもある──パーキンソン病と向き合うということ
パーキンソン病の発症には、 環境要因 と 遺伝的要因 の両方が関与しています。ただし、その影響の度合いや組み合わせは人それぞれで、**「発症するか」「どのように進行するか」**という問いに、いまだ明確な答えはありません。...
5月28日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する8~パーキンソン病とαシヌクレイン:プリオンとの関係性とは?
パーキンソン病は、ひとつの要因だけで説明することが難しい神経難病です。しかしその中でも、「 αシヌクレイン(alpha-synuclein) 」の関与は非常に重要なカギを握っていると私は考えています。 このαシヌクレインは、神経細胞内で凝集することで「レビー小体」を形成し、...
5月27日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する7~αシヌクレインは腸から脳へ?―「Body first」か「Brain first」か、注目の研究テーマ
前回の記事では、αシヌクレインが中枢神経内を伝搬する様子を示した動物実験についてご紹介しました。今回は、もう一つの興味深い伝播経路に注目してみたいと思います。 それは、「腸管の神経叢から脳へ」というルートです。 パーキンソン病においては、消化器症状が運動症状より先行して出現...
5月26日読了時間: 2分
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