パーキンソン病を科学する19~ドパ製剤が「効かなくなる」理由とは? 〜ウェアリング・オフ現象の正体〜
- 賢一 内田
- 6月9日
- 読了時間: 2分

パーキンソン病治療の中心を担うドーパ(L-ドパ)製剤。
この薬には「よく効く」という強みがある一方で、長期投与による“効かなくなる”問題が避けられません。
ドーパミン製剤の特性とは?
治療初期は、誰にでも一定の効果が期待でき、血中濃度も安定しやすいため、コントロールが容易です。
しかし長期間使い続けるうちに、以下のような変化が起こってきます:
薬の吸収や代謝に個人差が生じやすくなる
投与後の血中濃度が急上昇・急降下しやすくなる
こうした変動が、いわゆる👉 「オン・オフ現象」👉 「ウェアリング・オフ現象」の原因となるのです。
💡ウェアリング・オフとは?
服薬してから数時間で効果が切れてしまい、再投与までの時間に動作が鈍くなる・筋固縮が出るなどの症状が強く出る状態です。
このため、薬の種類・投与間隔・併用療法の工夫が必要となり、治療は“より複雑で個別化された対応”が求められるようになります。
🎥 YouTubeでやさしく解説中!
📺 内田賢一の在宅医療チャンネル – YouTubeパーキンソン病や神経難病、終末期ケアについて、現場視点でわかりやすく解説しています。医療職の方も、介護を担うご家族もぜひご覧ください!
🏠 神経難病に強い在宅医療を、地域で。
「さくら在宅クリニック」では、逗子・葉山・横須賀・鎌倉エリアを中心に、
パーキンソン病やALSなどの神経難病
がんの終末期医療
に特化した訪問診療を行っています。
医師・訪問看護師・ケアマネジャーがチームで連携し、**「住み慣れたご自宅で、安心して過ごす」**医療と支援を提供しています。
💬 関連タグで情報をチェック!
#パーキンソン病 #ウェアリングオフ #オンオフ現象#ドーパミン製剤 #ドパミンアゴニスト #MAOB阻害薬 #COMT阻害薬#ニュープロパッチ #在宅医療 #神経難病 #終末期医療#逗子市 #さくら在宅クリニック #内田賢一

Comments