top of page

パーキンソン病を科学する32~パーキンソン病の「動作緩慢・無動・寡動」とは?

  • 執筆者の写真: 賢一 内田
    賢一 内田
  • 6月29日
  • 読了時間: 2分
ree


ree

パーキンソン病の身体所見として代表的なものに、「動作緩慢(ブレイディキネジア)」「無動」「寡動」といった運動機能の低下が挙げられます。これらは日常生活の中でもさまざまな形で現れます。

◆ こんな場面で気づけるサイン

  • 椅子に座るまでの動作が異常にゆっくり → 着席までの一連の動作に時間がかかります。

  • 動作だけでなく、思考や反応もゆっくり → 会話のテンポや理解にも時間がかかることがあります。

  • 仮面様顔貌(表情が乏しい) → 従来は筋硬直が原因と考えられていましたが、現在では「無動」による要素が強いという説もあります。

  • 字がだんだん小さくなる(小字症)、声が小さくなる(小声) → 身体の動きだけでなく、「自分自身で調整する力」も弱くなっているためと考えられています。

◆ 専門知識をもっと深めたい方へ

パーキンソン病の治療に用いられる

  • ドパミン製剤

  • ドパミンアゴニスト

  • MAO-B阻害薬

  • COMT阻害薬

  • ニュープロパッチなどについても、今後詳しくご紹介していきます。

YouTubeでも、在宅診療・神経疾患に関する知識を配信中です。ぜひこちらからご覧ください ☟📺 さくら在宅チャンネル(YouTube)

さくら在宅クリニックは、逗子・葉山・横須賀・鎌倉の皆さまの健康と安心をサポートします。

Comments


© 2021 湘南在宅研究所 All Rights Reserved.

情報通信機器を用いた診療の初診において向精神薬を処方しておりません

bottom of page