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パーキンソン病を科学する36~多系統萎縮症とMRI所見 ~パーキンソン病との違いとは?

  • 執筆者の写真: 賢一 内田
    賢一 内田
  • 1 日前
  • 読了時間: 1分

典型的な「純粋なパーキンソン病」では、MRI画像において明らかな異常は認められないことが一般的です。

しかし、「パーキンソン症候群(いわゆるパーキンソン+症候群)」では、画像上に特徴的な所見を認める疾患もあります。

その代表例が**多系統萎縮症(MSA)**です。

🔍 多系統萎縮症のMRIで見られる所見

  • 十字サイン(cross sign) 橋(きょう)と呼ばれる脳幹の部位に、十字架のような変化が現れる所見です。多系統萎縮症のうちMSA-C(小脳型)に多く見られます。

  • 小脳の萎縮 運動の調整に関わる小脳が萎縮していくのも、多系統萎縮症の特徴です。

これらの所見は、診断の一助となるとともに、進行具合を把握するうえでも重要です。

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