パーキンソン病を科学する13~ドパミン製剤は「病気の進行」には関与しない?けれど…
- 賢一 内田
- 2 日前
- 読了時間: 2分

パーキンソン病の運動症状に対し、長年「L-ドパ(レボドパ)」が中心的に用いられてきました。
一方、近年の研究では、L-ドパが病気の進行そのものを遅らせるわけではない可能性も示唆されています。つまり「毒にも薬にもならない」とする立場もあるのです(下記グラフ参照)。
しかし、私は現場の在宅医としてこう考えています。
✅ ドパミン製剤の意義とは?
L-ドパの価値は、単に「症状を抑える」だけではありません。
💡ドパで「運動すること」による3つの重要効果
脳や筋肉を“さびつかせない” → 運動することで神経ネットワークの可塑性が保たれます。
心肺機能を維持できる → フレイル・サルコペニア予防につながります。
悪い代償運動パターンをリセットできる → 動きの癖が強くなる前に、正常な運動パターンに戻す効果も。
つまり、**L-ドパは「自分の体を取り戻すためのパスポート」**だと私は思っています。
🎥 YouTubeでさらに詳しく!
👉 内田賢一の在宅医療チャンネル – YouTubeパーキンソン病・神経難病・終末期ケアをテーマに、現場目線で「わかりやすく・深く・やさしく」発信中です。
医療従事者だけでなく、介護に携わるご家族にもおすすめです!
🏠 神経難病とともに「自宅で安心して暮らす」ために
さくら在宅クリニックでは、逗子・葉山・横須賀・鎌倉エリアを中心に、パーキンソン病やALSなど神経難病に特化した在宅医療を提供しています。
医師・看護師・ケアマネジャーが連携し、「住み慣れた家で、人生の質を保ちながら過ごせる医療」を支えています。
💬 医療情報のまとめはハッシュタグから
医療の最新知識や現場の工夫をSNSでも発信中!気になる話題は、以下のタグでチェックしてみてください。
#パーキンソン病 #在宅医療 #神経難病 #終末期医療#ドーパミン製剤 #ドパミンアゴニスト #MAOB阻害薬 #COMT阻害薬#オンオフ現象 #ウェアリングオフ #ニュープロパッチ#BodyFirst #BrainFirst #αシヌクレイン仮説#さくら在宅クリニック #内田賢一 #逗子市

Comments