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在宅医療を科学する42~

  • 2 日前
  • 読了時間: 3分
巻き爪(陥入爪)は、爪が皮膚に食い込むことで痛みや炎症を引き起こす状態です。 特に高齢者では日常的なケアが難しく、気づかないうちに重症化するケースが少なくありません。 本記事では、高齢者の巻き爪の原因・症状・ケア方法について詳しく解説します。
巻き爪(陥入爪)は、爪が皮膚に食い込むことで痛みや炎症を引き起こす状態です。 特に高齢者では日常的なケアが難しく、気づかないうちに重症化するケースが少なくありません。 本記事では、高齢者の巻き爪の原因・症状・ケア方法について詳しく解説します。

1巻き爪(陥入爪)とは?

巻き爪とは、爪の両端または片側が皮膚に食い込んで炎症や痛みを起こす状態です。 特に足の親指に多く見られます。軽度では違和感・圧痛程度ですが、 放置すると皮膚が赤く腫れ、化膿して歩行困難に至ることもあります。

🦶

右足親指に巻き爪による炎症・肉芽組織の形成が見られます。患部周囲はガーゼで保護されています。

※ さくら在宅クリニック 症例写真(2025.2.14)

2高齢者に多い理由

高齢になると、様々な要因が重なり巻き爪が起こりやすくなります。

🔍 主な原因・リスク因子

  • 爪が厚く・硬くなり、自分でカットしにくくなる

  • 視力の低下や身体の柔軟性の低下により、足に手が届きにくい

  • 圧迫された靴・ゆるすぎる靴による慢性的な外圧

  • 糖尿病・末梢循環障害による傷の治りにくさ

  • 爪の深切り・不適切な爪の形(丸く切りすぎ)

  • 寝たきりや歩行量の減少による爪への荷重不足

3こんな症状に注意

以下のサインは巻き爪の悪化を示している可能性があります。早めの対処が大切です。

  • 爪の端の痛み・圧痛靴を履いたとき、または触れただけで痛みがある場合は要注意。

  • 赤み・腫れ・熱感炎症が始まっているサインです。放置すると化膿に進行します。

  • 肉芽組織の形成皮膚が盛り上がり、ぷっくりとした組織が出てくることがあります。出血・浸出液を伴う場合も。

  • 歩行への支障痛みにより歩き方が変わり、転倒リスクが高まります。高齢者の場合は特に注意が必要です。

⚠️ 糖尿病をお持ちの方へ: 足の感覚が鈍い場合、痛みを感じないまま重症化することがあります。 定期的な足の観察と専門家によるフットケアを強くお勧めします。

4在宅でのケアと予防

✅ 日常ケアのポイント

  • 爪は「スクエアカット」(直線に切り、角は少しだけ丸める)を基本に

  • 爪を切りすぎない。白い部分を1〜2mm残す

  • 入浴後など爪が柔らかいときにカットする

  • 合った靴を選ぶ(つま先に1cm程度の余裕がある靴)

  • 清潔・乾燥を保ち、保湿クリームで皮膚の柔軟性を維持する

5専門的な治療が必要なとき

炎症や肉芽が生じている場合、ご自宅でのケアだけでは改善が難しいことがあります。 以下のような場合は、医療機関や在宅診療への相談をご検討ください。

🏥 受診・相談の目安

  • 膿や出血がある、または肉芽組織が大きくなっている

  • 痛みが強く、歩くことが難しい

  • 糖尿病・透析・動脈硬化など基礎疾患がある

  • 自分または介護者が爪をカットできない状態

  • 抗菌薬が必要な感染が疑われる

さくら在宅クリニックでは、ご自宅での処置・フットケア指導・ 専門医への連携サポートも行っております。 お気軽にご相談ください。

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