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精神疾患を科学する 在宅医療で関わる精神疾患について③~
#精神症状#思考の障害#観念奔逸#滅裂思考#思考制止#思考途絶#思考化声#迂遠#統合失調症#うつ病#躁うつ病#在宅医療#さくら在宅クリニック 思考の障害とは 思考の流れや順序がおかしくなるのを思考過程の障害、思考の内容や体験がおかしくなるのを思考体験の障害といいます。 思考の障害が強いと、まともに会話ができない状態になります。軽度の思考障害であれば、病的とは思われずに変な人だと周囲に煙たがられることもあるかもしれません。 原則は知覚の障害と同様に、きちんと話を聴くことです。 余談ですが、患者さんの突飛な発言に対し、何らかの感情が表情に出やすい人は、マスクをつけて会話をしてもいいかもしれません。 思考過程の障害 観念奔逸 [かんねんほんいつ] よくみられるケース躁状態(例:躁うつ病) 話題が次々に脱線して 言いたいことにたどり着かない 観念奔逸は、おもに躁状態でみられる、次々に話が脱線して飛躍していく症状です。部分的に関連性がある話が次々と続いていき、脱線していきます。 おしゃべりをしていてテンションが上がったときに脱線してしまうことがありますが、
6月27日読了時間: 5分


精神疾患を科学する 在宅医療で関わる精神疾患について②~知覚の障害をやさしく解説 ― 錯覚・幻覚・幻聴・幻視・体感幻覚
#精神症状#知覚の障害#錯覚#幻覚#幻聴#幻視#体感幻覚#統合失調症#在宅医療#さくら在宅クリニック 錯覚 [さっかく] よくみられるケース多くの精神疾患でみられる 間違えて知覚してしまう 「見間違いではない、本当に見えたんだ」 錯覚は、対象物があるものの、それを間違えて知覚することです。実際に対象物があることから正常な人の感覚で考えると、見間違いや聞き間違いに近い表現ができるかもしれません。ただし、本人に聞いても「見間違いではない、本当に見えたんだ」と言うこともあります。 患者さんが感じたことは患者さんのなかでは事実なので、無理に否定する必要はありません。 「(私はその場にいなかったのでわかりませんが)そう感じたのですね」と、受け止めることも大切です。 知覚の障害 幻覚 [げんかく] よくみられるケース多くの精神疾患でみられる 何もないのに感じてしまう 幻でも患者さんにとっては本当のこと 幻覚は、何もないのに感じる感覚です。何もないところから声が聞こえてきたりするので、聞き間違いというより、空耳という感覚に近いでしょう。ただ、幻覚についても患者
6月26日読了時間: 4分


精神疾患を科学する 在宅医療で関わる精神疾患について①~
精神疾患は在宅医療においても、難渋する場合が多く自身も苦手意識強い領域にて皆さんと一緒に勉強できたらと考えております。 #精神症状#知覚の障害#錯覚#幻覚#思考の障害#意識の障害#記憶の障害#在宅医療#訪問診療#さくら在宅クリニック ① 精神症状とは ② 大きく3つに分けると 例外もかなりありますが、個人的にざっくり3つに分けるとしたら、感覚的な異常、メンタル的な異常、能力的な異常に分かれるかと思います。分類自体はだいたいこんなものがあるのだな、という認識で問題ありません。 ③ 感覚的な異常 ⑤ 能力的な異常 ⑥ 知覚の障害をくわしく見る 感覚には視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚など、多様な種類があります。感覚の受け止めかたに異常があったり、存在しない感覚を存在するように受け止めてしまう状態を、知覚の障害といいます。 知覚の障害の「知覚」は、知覚神経★の「知覚」です。知覚の障害を訴える患者さんに出会ったときは、知覚神経に関与する異常なのか、精神的な問題なのかきちんとみきわめる必要があります。神経学的な異常が隠されているのに「気のせい」と言われ、精神的
6月25日読了時間: 2分


在宅医療を科学する19~高齢者の「幻覚・幻聴」——その原因と知っておきたい5つの背景
在宅介護の中で、ご本人が「そこに誰かいる」「知らない人の声がする」と訴え、驚かれた経験はありませんか?高齢者の幻覚や幻聴は、単なる「物忘れ」や「認知症」の一言で片付けられるものではなく、さまざまな医学的背景が隠れています。 今回は、スライド資料に基づき、高齢者の幻覚・幻聴を引き起こす主な原因について解説します。 高齢者の幻覚・幻聴:なぜ起こるのか? 高齢者の幻覚(実際にはないものが見える)や幻聴(実際にはない音が聞こえる)には、主に5つの原因が考えられます。 1. レビー小体型認知症(DLB) もっとも代表的な原因の一つです。非常に鮮明な「幻視」が特徴で、「知らない子供が部屋の隅に座っている」「虫が這っている」といった具体的な訴えが多く見られます。 2. 老年期うつ病 高齢者のうつ病では、強い不安感とともに「自責的幻聴(自分を責める声)」や「被害妄想」が現れることがあります。単なる心の持ちようではなく、適切な治療が必要な病態です。 3. せん妄(せんもう) 身体の病気や環境の変化、入院などをきっかけに、脳が一時的に混乱状態に陥ることを指します。急
2月13日読了時間: 2分
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