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攻めの栄養療法を科学する⑫~【サルコペニア嚥下障害に対する治療】
― 栄養 × リハ × 多職種連携による「攻めの栄養療法」 ― サルコペニアを背景とした摂食嚥下障害は、従来の嚥下リハビリだけでは改善が難しいことが知られています。その理由は、嚥下筋の筋力低下だけでなく、 全身の低栄養・筋量低下 が同時に進行しているためです。 そこで重要になるのが、 「攻めの栄養療法(アグレッシブ・ニュートリション)」 を用いた包括的アプローチです。 ▼ 1. 低栄養とサルコペニアを改善する ― 攻めの栄養療法の役割 回復期リハ病棟での多施設研究では、 低栄養リスクが高い患者ほど、経口摂取の獲得が困難である と報告されています。 しかし現場では、 低栄養のリスクが十分に認識されていない 認識されていても栄養介入不足という問題がしばしば見受けられます。 ● 栄養不足が続くと何が起こるか? 全身の筋肉量が減少 嚥下筋も萎縮 嚥下機能低下 → 食べられない → さらなる低栄養 ADL・QOL低下 この悪循環を断ち切るには、 筋肉と栄養状態を同時に改善する“攻めの栄養療法”が不可欠 です。 ▼ 攻めの栄養療法の有効性:症例報告(3
2025年12月12日読了時間: 3分


攻めの栄養療法を科学する⑤~【リハ栄養診療ガイドライン2018のポイントまとめ】
――4疾患に対する最新エビデンスと実践への活かし方―― リハ栄養の実践では、 「どの患者に、どの程度の栄養介入を行うべきか?」 という判断が常に求められます。 その指針となるのが、 リハ栄養診療ガイドライン2018 です。ここでは、ガイドラインが示す重要ポイントをわかりやすくまとめます。 ◆ リハ栄養診療ガイドライン2018の対象疾患 現時点での信頼できるエビデンスをもとに、4つの疾患領域に対して推奨が作成されています。 ● 対象となる4疾患 脳血管疾患 大腿骨近位部骨折 成人がん(不応性悪液質を除く) 急性疾患(acute illness) これらの臨床課題(CQ)に対して、 GRADE system (エビデンス評価方法)に基づき推奨が整理されています。 ◆ 強化型栄養療法とは? ガイドラインにおける「強化型栄養療法」は、通常の食事や給食に加え、 個別の栄養アセスメント 栄養指導、栄養カウンセリング 経口補助食品(ONS) 経腸・静脈栄養 などを組み合わせて行う 積極的な栄養介入 を指します。 ◆ 4疾患の推奨内容(エッセンス) ① 脳血
2025年12月3日読了時間: 4分


攻めの栄養療法を科学する③~【攻めの栄養療法をどう実践する?】
――リハ栄養ケアプロセスに沿った実践ステップ―― 低栄養・サルコペニア・フレイルがある患者さんでは、**「食べられるようになったらリハをする」**では遅く、 栄養 × リハビリを同時に進める“リハ栄養”が極めて重要 です。 中でも今回のテーマである 攻めの栄養療法(アグレッシブ・ニュートリション) は、リハ栄養ケアプロセスの中でどう実践するかがカギになります。 ◆ 攻めの栄養療法の成否は「アセスメント」と「ゴール設定」で決まる 攻めるべきかどうかは、 対象者をどれだけ深く把握できたか(アセスメント)目指す姿をどれだけ明確に描けたか(ゴール設定) で決まります。 ▶ リハ栄養アセスメント・診断推論 ここで行うのは、 なぜ体重が減ったのか なぜサルコペニアになったのか 栄養摂取不足の原因は?(量/内容/嚥下/環境) 疾患ストレス・炎症は? ICFの観点での生活機能は? という 原因の深掘り です。 ▶ リハ栄養ゴール設定 次に、 「この人はどの状態に戻りたいのか(あるべき姿)」 を具体化します。 例: 1か月で体重+1kg 2週間で歩行距離を+20
2025年12月1日読了時間: 3分


攻めの栄養療法を科学する②~【リハ栄養】“リハ × 栄養”を同時に行うと回復力が最大化する理由
(さくら在宅クリニック| https://www.shounan-zaitaku.com/)(YouTube|https://www.youtube.com/@fukuroi1971) 低栄養・サルコペニア・フレイルの患者さんは、“リハビリだけ”ではなかなか改善が進まないことがあります。 その理由はシンプルで、 動かすためのエネルギーとタンパク質が足りていない からです。 そんな時に効果を発揮するのが、今回のテーマ 「リハ栄養(リハビリテーション栄養)」 です。 ◆ リハ栄養とは? リハ栄養は 「ICF(国際生活機能分類)による全人的評価」+「栄養障害・サルコペニア・栄養摂取量の評価」+「リハと栄養の同時介入」 を組み合わせたアプローチです。 定義としては、 低栄養・サルコペニア・フレイルを改善し、 機能・活動・参加(QOL)を最大化するためのリハからみた栄養管理、栄養からみたリハ とされています。 ポイントは、 リハも栄養も「同時に行う」こと。 昔は「食べられるようになったらリハをしよう」という考え方でしたが、現在は リハ × 栄養の同時介入
2025年11月30日読了時間: 3分


攻めの栄養療法を科学する①~【攻めの栄養療法】低栄養・サルコペニア改善のカギは“リハ × 栄養”の両輪です
(さくら在宅クリニック| https://www.shounan-zaitaku.com/)(YouTube|https://www.youtube.com/@fukuroi1971) 在宅医療でもリハビリでも、**「食べられない」「痩せてしまった」「筋力が落ちた」**という場面は日常的です。 そんな時に重要なのが、今日お話しする “攻めの栄養療法(アグレッシブ・ニュートリション)” です。 ◆ 攻めの栄養療法とは? 通常の栄養管理は、「今日使うエネルギーを今日の食事で補う」考え方です。 一方で攻めの栄養療法は、 1日の消費エネルギーに “体重を増やすためのエネルギー” を上乗せする方法 。 特に以下の患者さんに有効とされています。 低栄養 サルコペニア(筋肉量の低下) リハビリを頑張っても改善が乏しいケース リハビリの効果を最大化するための“攻め”の栄養戦略とも言えます。 ◆ なぜ必要なのか? リハビリが必要な方は、病前からの低栄養、急性期での食欲低下、施設入院中の栄養不足などさまざまな理由で 体重・筋肉量が落ちやすい状況 にあります。 研
2025年11月29日読了時間: 3分
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