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逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

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在宅医療で見逃せない「腸閉塞」——超音波での見極めポイントとは?
在宅診療では、腸閉塞の見逃しは命に関わる重大な事態に繋がる可能性があります。だからこそ、私たち在宅医にとって、この病態の早期発見は非常に重要です。 幸い、腸閉塞は 超音波検査 で比較的容易に見つけることができます。以下が、その代表的な所見です。 腸管の拡張...
5月29日読了時間: 1分


尿バッグが紫色に!? ―「パープルバッグ症候群」とは?
在宅医療の現場で、尿道カテーテルを長期間使用している患者さんから、「尿のバッグが紫色なんですが、大丈夫ですか?」というご相談を受けることがあります。 これは**「紫色尿バッグ症候群(Purple Urine Bag Syndrome)」...
5月26日読了時間: 2分


在宅医療における「プラリア®(デノスマブ)」使用の是非について
骨粗鬆症の新しい治療薬として注目されている「プラリア®(一般名:デノスマブ)」。 RANKLというタンパク質の働きを抑えることで破骨細胞の活性化を防ぎ、骨の吸収を抑える仕組みを持つ薬です。半年に1回の皮下注射で済むという手軽さもあり、骨粗鬆症治療ガイドラインでも高く評価(推...
5月25日読了時間: 3分


パーキンソン病を科学する6②~αシヌクレイン仮説とプリオン病の共通点
神経難病の新たな理解に向けて パーキンソン病やレビー小体型認知症と深く関わるとされる「αシヌクレイン」。このタンパク質が、ある意味で“感染性”を持つかのように脳内を伝搬していくことが、近年の動物実験で明らかになっています。...
5月25日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する6-①~タンパク質の品質管理と「異常αシヌクレイン仮説」
神経難病、特に パーキンソン病やレビー小体型認知症 に深く関わるのが、 αシヌクレイン というタンパク質です。近年、このタンパク質が**「異常プリオンのように振る舞う」**という研究報告が相次いでおり、これを「 レビー小体αシヌクレイン仮説 」と呼びます。 つまり、...
5月24日読了時間: 2分


「われに自由を与えよ、さもなくば死を」——高齢者の“歩く自由”について考える
Give me liberty, or give me death !(われに自由を与えよ、しからずんば死を)この言葉は、アメリカ独立戦争の火蓋が切られる直前、ヴァージニア植民地協議会でパトリック・ヘンリーが叫んだ歴史的な名言です。...
5月23日読了時間: 3分


パーキンソン病を科学する5~αシヌクレインと自律神経症状の関連──中枢だけじゃない広がりに注目
αシヌクレインといえば、「レビー小体型認知症」の病理所見としてよく知られていますが、実はこれはパーキンソン病の患者にも共通して認められる異常所見です。 そしてこのαシヌクレインは、脳だけでなく副腎や腸管など中枢神経以外の臓器にも広く分布していることが報告されています。...
5月23日読了時間: 2分


アムロジピンの意外な副作用 ― 処方カスケードを防ぐために
高血圧治療において最もよく使用される降圧薬のひとつ、アムロジピン(商品名:アムロジン、ノルバスク)。しかし、その「使いやすさ」と引き換えに、見落とされがちな副作用がいくつか存在します。これらを知らずに対処しようとすると、別の薬を追加してしまう「処方カスケード」につながってし...
5月22日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する4ー①~αシヌクレインとミトコンドリア──パーキンソン病を読み解く鍵
パーキンソン病の発症メカニズムにはさまざまな仮説がありますが、その中でも注目されているのが「αシヌクレインとミトコンドリアの相互作用」です。 このタンパク質がどのようにミトコンドリアに影響を与え、神経細胞の変性を引き起こすのか?ここでは、最新の研究知見をもとに、簡単にご紹介...
5月21日読了時間: 3分


パーキンソン病を科学する3ー①~パーキンソン病とミトコンドリアの深い関係
パーキンソン病とミトコンドリアの深い関係 ―「マイトファジー」という細胞の自己管理システムとは? パーキンソン病(PD)は、脳の黒質という領域にあるドーパミン神経が徐々に失われていく神経変性疾患です。震えや動作緩慢などの運動症状を引き起こすこの病気の原因として、...
5月19日読了時間: 3分


睡眠薬の新しい選択肢「オレキシン受容体拮抗薬」~ベルソムラ錠からデエビゴ錠への変更について
〜ベンゾジアゼピン系からの切り替えを進めています〜 こんにちは。さくら在宅クリニック院長の内田です。 最近、睡眠薬の選択に変化が出てきています。これまで主流だった ベンゾジアゼピン系睡眠薬 は、 依存性 、 認知機能への影響 、 転倒リスクの増加...
5月17日読了時間: 2分


【症例紹介】排便時の意識消失と下剤の見直し
最近、施設入所中の患者さんにおいて「 排便後に意識がもうろうとする 」というケースを経験しました。 🔍 排便状況と既存の下剤処方 この方は、 毎日少量ずつ排便があるものの、3〜4日に1度大量に出る というパターン。便は硬めで、 摘便が必要 になることもあり、...
5月15日読了時間: 2分


高齢者の薬の「効きすぎ」を防ぐには?
クレアチニンクリアランスで腎機能を正しく評価する大切さ 高齢になると、腎臓の働きが少しずつ弱くなってくる方が多くなります。そんな中、 腎臓で代謝される薬 をそのままの量で使ってしまうと、体からうまく排泄されずに 血中濃度が上がり、効きすぎてしまう ことがあります。そのため、...
5月14日読了時間: 2分


褥瘡を科学する28~在宅医療における「褥瘡ケア」の重要性
限られた環境でも、高い判断力とケアを 在宅医療の現場では、ベッド上で長時間過ごす患者さんが多く、**褥瘡(じょくそう:床ずれ)**の予防と治療は日常的な課題です。特に在宅では、病院とは異なり使用できる医療資源が限られているため、...
5月13日読了時間: 2分


【症例紹介】ステロイドが奏功したRS3PE症候群の一例
■症例概要 89歳女性。以前より肩関節周囲炎で近医にて加療中でしたが、改善せず大学病院を受診。診断は同様で、NSAIDsが処方されました。ところが、その後より両下腿の浮腫が悪化し、歩行困難となり、当院の往診を受けることになりました。 ■当院初診時の所見(令和5年3月)...
5月12日読了時間: 2分


後頚部ハイドロリリースによるめまい・複視の改善例 ~解剖と臨床の交差点~
私自身、某SNS上で「ハイドロリリース研究会」を主宰しております。メンバーは現在、約1,000名に迫っており、日々、海外文献や最新知見を共有しております。なお、内容の専門性とプライバシー保護の観点から、 非公開の研究会 としています。 最近、非常に興味深い...
5月11日読了時間: 2分


高齢者に対するモビコール配合内用剤の使用について(在宅医療での高マグネシウム血症リスクへの対応)
【高齢者の便秘治療、見直してみませんか?】 ~酸化マグネシウムからモビコールへの切り替えという選択~ 在宅医療の現場では、高齢者の便秘対策として**酸化マグネシウム(酸マグ)**を処方するケースが多く、これまで大きな問題を感じることは少なかったかもしれません。しかし近年、*...
5月9日読了時間: 2分


レビー小体型認知症の本質:「認知症」よりも大切なこと
レビー小体型認知症といえば、「幻視」や「認知症」のイメージが強いかもしれません。しかし実際には、それ以上に 命に関わる重要な症状 が存在します。それが「 自律神経症状 」です。 ■ レビー小体型認知症の症状分類(重要度順)...
5月8日読了時間: 2分


褥瘡を科学する19~褥瘡や創傷治療における「主薬」の役割とは?
在宅医療の現場では、褥瘡やさまざまな創傷に対する適切な処置が欠かせません。その中心となるのが「主薬」と呼ばれる外用製剤です。 主薬には以下のような重要な機能があります: 壊死組織の除去(デブリードメント) 感染のコントロール 湿潤環境の調整(吸水、保湿、補水)...
5月4日読了時間: 1分


【高齢者の不眠と転倒リスク】「非ベンゾジアゼピン」って本当に安全?
超高齢社会を迎えた日本では、高齢者の 転倒・骨折 が大きな問題になっています。特に 夜間の転倒 は、 大腿骨骨折 や 急性硬膜下血腫 など、命に関わる重篤な事故につながることもあります。 そのため、病院や介護施設では 抑制同意書...
5月3日読了時間: 3分
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