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パーキンソン病を科学する5~αシヌクレインと自律神経症状の関連──中枢だけじゃない広がりに注目

  • 執筆者の写真: 賢一 内田
    賢一 内田
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分

αシヌクレインといえば、「レビー小体型認知症」の病理所見としてよく知られていますが、実はこれはパーキンソン病の患者にも共通して認められる異常所見です。

そしてこのαシヌクレインは、脳だけでなく副腎や腸管など中枢神経以外の臓器にも広く分布していることが報告されています。

このことは、次のような神経難病に共通する特徴的な症状と深く関係していると考えられます:

  • パーキンソン病において、便秘が運動症状より先行することがある

  • レビー小体型認知症では、起立性低血圧や便秘などの自律神経障害が初期から目立つ

こうした事実は、「αシヌクレインの蓄積が中枢だけでなく自律神経系にも広がる」ことを意味しており、臨床的にも非常に重要です。

さらに興味深いのは、αシヌクレインが**“伝染病のように拡がる”**という新しい視点。これは次回のブログで詳しくご紹介しますので、ぜひご覧ください。

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