頭痛を科学する2~片頭痛と緊張型頭痛
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片頭痛と緊張型頭痛
一次性頭痛のうち、片頭痛でないものが緊張型頭痛と診断されます。ところが、片頭痛片と緊張型頭痛緊の境界は、きわめてあいまいです。
そもそも片頭痛の発症前後には、緊張型頭痛としか言いようがない“前奏”部分があり、次のような経過をたどります。
![同じ患者でも、あるときは[緊]単体、あるときは[緊]⇒[軽い片頭痛(片頭痛もどき)]とさまざま](https://static.wixstatic.com/media/86c03b_6f2c4baa27a34fdca80c86c8cbfab244~mv2.png/v1/fill/w_958,h_171,al_c,q_85,enc_avif,quality_auto/86c03b_6f2c4baa27a34fdca80c86c8cbfab244~mv2.png)
ただし片頭痛素因のない人は、生涯にわたり緊張型頭痛のみを経験し、インフルエンザ・副鼻腔炎・二日酔いなどのときにだけ片頭痛様の頭痛を呈します。
ICHD-3 による診断基準 1.1「前兆のない片頭痛」 vs. 2.2「頻発反復性緊張型頭痛」
片頭痛 | vs. | 緊張型頭痛 |
発作が 5 回 | vs. | 10 回以上ある |
以下の4項目のうち、少なくとも 2 項目を満たす | ||
片側性 | vs. | 両側性 |
拍動性 | vs. | 非拍動性 |
中等度〜重度の痛み | vs. | 軽度〜中等度 |
身体動作で増悪 | vs. | 悪化しない |
以下の項目のうち、少なくとも 1 項目を満たす | ||
悪心 / 嘔吐 | vs. | なし |
光過敏・音過敏 | vs. | 一方または両方ともになし |
※ 緊張型頭痛は「片頭痛の否定形」になっている点に注意。独立した基準というより、片頭痛の裏返しで定義されている。
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機能性頭痛一元論
境界があいまいなことから、片頭痛と緊張型頭痛は連続体(continuum)だとする説が生まれました。これを裏づける知見が積み重なっています。



片頭痛と緊張型頭痛は連続体(continuum)である、という考え方。
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