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頭痛を科学する2~片頭痛と緊張型頭痛

  • 1 日前
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片頭痛と緊張型頭痛

一次性頭痛のうち、片頭痛でないものが緊張型頭痛と診断されます。ところが、片頭痛と緊張型頭痛の境界は、きわめてあいまいです。

そもそも片頭痛の発症前後には、緊張型頭痛としか言いようがない“前奏”部分があり、次のような経過をたどります。

同じ患者でも、あるときは[緊]単体、あるときは[緊]⇒[軽い片頭痛(片頭痛もどき)]とさまざま
同じ患者でも、あるときは[緊]単体、あるときは[緊]⇒[軽い片頭痛(片頭痛もどき)]とさまざま

ただし片頭痛素因のない人は、生涯にわたり緊張型頭痛のみを経験し、インフルエンザ・副鼻腔炎・二日酔いなどのときにだけ片頭痛様の頭痛を呈します。

ICHD-3 による診断基準 1.1「前兆のない片頭痛」 vs. 2.2「頻発反復性緊張型頭痛」

片頭痛

vs.

緊張型頭痛

発作が 5 回

vs.

10 回以上ある

以下の4項目のうち、少なくとも 2 項目を満たす

片側性

vs.

両側性

拍動性

vs.

非拍動性

中等度〜重度の痛み

vs.

軽度〜中等度

身体動作で増悪

vs.

悪化しない

以下の項目のうち、少なくとも 1 項目を満たす

悪心 / 嘔吐

vs.

なし

光過敏・音過敏

vs.

一方または両方ともになし

※ 緊張型頭痛は「片頭痛の否定形」になっている点に注意。独立した基準というより、片頭痛の裏返しで定義されている。

機能性頭痛一元論

境界があいまいなことから、片頭痛と緊張型頭痛は連続体(continuum)だとする説が生まれました。これを裏づける知見が積み重なっています。

機能性頭痛一元論
機能性頭痛一元論

片頭痛と緊張型頭痛は連続体(continuum)である、という考え方。

# 片頭痛# 緊張型頭痛# 機能性頭痛一元論# ICHD-3# 一次性頭痛# continuum# 頭痛診療# 在宅医療

さくら在宅クリニック


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