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精神疾患を科学する 在宅医療で関わる精神疾患について62~気分安定薬― 「ちょうどいい量」を保つために、採血が大切 ―

  • 7 分前
  • 読了時間: 2分

気分安定薬

― 「ちょうどいい量」を保つために、採血が大切 ―

さくら在宅クリニック

気分安定薬は、気分の大きな波(躁とうつ)をおだやかに保つお薬です。とても役立つ一方で、「効く量」と「効きすぎ(中毒)」の境目が近いという特徴があります。


だから、定期的な採血で血液中の濃度を見張りながら、安全に続けることが何より大切です。

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気分安定薬ってどんなお薬?

気分が高ぶりすぎる「躁」と、落ち込む「うつ」を行き来する躁うつ病(双極性障害)の治療に使われます。代表的なのは次の4つです。

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【最重要】"効く量"と"効きすぎ"が近い

気分安定薬は、よく効く血中濃度と、中毒になる濃度がとても近いお薬です。少なすぎると効かず、多すぎると中毒に。そのちょうどよい範囲(治療域)に保つために、定期的な採血で濃度を測ります。

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お薬ごとに気をつけたいこと

中毒や重い副作用は、お薬によって出やすい場所が違います。だから採血では、濃度だけでなく腎臓・肝臓のはたらきもあわせて確認します。

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妊娠を考えるとき

気分安定薬には、おなかの赤ちゃんへの影響(催奇形性)が心配されるものが少なくありません。妊娠を希望する場合は、早めに主治医に相談しましょう。

この記事のまとめ
この記事のまとめ
  • 気分安定薬は躁うつ病(双極性障害)の波をおだやかに保つお薬(リチウム・バルプロ酸・カルバマゼピン・ラモトリギン)

  • 効く量と効きすぎの境目が近いので、定期的な採血で「治療域」を保つ

  • お薬ごとに腎臓・肝臓・皮膚などの注意点。でもきちんと管理すればめったに起こらない

  • 妊娠を考えるときも、自己判断でやめず必ず相談(やめること自体もリスクになりうる)

採血は「面倒な検査」ではなく、あなたが安心してお薬を続けるための"見張り役"です。気になる症状や妊娠の希望など、どんなことも遠慮なくご相談ください。

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 この記事は、精神科のお薬に関する解説をもとに、患者さんやご家族向けにやさしく再構成したものです。お薬の種類・検査の頻度・注意点は個人差があります。お薬の開始・調整・中止、妊娠の相談は必ず主治医にご相談ください。


さくら在宅クリニック(神奈川県逗子市)/ 監修:内田賢一


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