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精神疾患を科学する 在宅医療で関わる精神疾患について54~パーソナリティ障害〜 「性格が悪い」ではなく、生きづらさのパターン 〜

  • 8 分前
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パーソナリティ障害

〜 「性格が悪い」ではなく、生きづらさのパターン 〜

パーソナリティ障害心の健康対人関係境界性支え方在宅医療

パーソナリティ障害は、「困った人」「性格が悪い人」という意味ではありません。ものの受け止め方・感じ方・人との関わり方に“かたより”があり、それが長く続いて、本人も周囲もつらくなってしまう状態です。何より、ご本人自身が生きづらさを抱えていることを、まず知っていただけたらと思います。

パーソナリティ障害とは?

「パーソナリティ」は性格・その人らしさとほぼ同じ意味です。性格は人それぞれで、少しかたよった部分は誰にでもあります。実際、多くの人が“ある要素”を少しはもっているという報告もあります。

 

だれにでもある個性・かたより強く・かたく・長く続いて困る

その“かたより”が強く・変わりにくく・長く続き、生活や人間関係に支障が出るときに、はじめて「障害」として扱われます。つまり、個性の延長線上にある、地続きのものです。

どんな困りごとがあるの?

次のような困りごとが2つ以上、続いてみられることが、診断の目安とされています。いずれも本人がわざとやっているのではなく、うまくできずに苦しんでいるものです。

いろいろなタイプがある
いろいろなタイプがある

パーソナリティ障害は、大きく3つのグループ(さらに細かく10ほどのタイプ)に分けられます。ここでは、雰囲気だけ中立的にご紹介します。

支える人へ ── 「一貫して、おだやかに」
支える人へ ── 「一貫して、おだやかに」

日常でよく出会うのが、感情の波が大きく「見捨てられること」への強い不安を抱えるタイプ(境界性)です。相手に強く期待し、その期待が外れると激しい怒りや不信につながることがあります。支えるときのコツは、次のような点です。

大切なのは、本人を責めず、でも一人で抱え込みすぎないこと。感情に振り回されて疲れてしまったときは、支える側も遠慮なく専門家に相談してください。
大切なのは、本人を責めず、でも一人で抱え込みすぎないこと。感情に振り回されて疲れてしまったときは、支える側も遠慮なく専門家に相談してください。

生きづらさは、やわらげていける

パーソナリティ障害の背景には、これまでの経験のなかで身についた「こうしないと自分を守れない」というパターンがあることが少なくありません。治療の中心は精神療法(対話を通じた関わり)で、時間はかかっても、感情の波がやわらぎ、人との関係が楽になっていくことがあります。すぐには変わらなくても、それは失敗ではなく、回復の途中です。

つらさを、一人で抱え込まないでください。 「自分を傷つけたくなる」「気持ちがつらくてどうしようもない」——そんなときは、ためらわず助けを求めてください。お住まいの地域の精神保健福祉センター・保健所、専門の医療機関、こころの相談窓口が力になってくれます。ご家族だけで抱えているときも、同じように相談できます。

パーソナリティ障害は、正しく理解し、適切な支援につながることで、生きづらさをやわらげていける状態です。ご本人はもちろん、そばで支えるご家族もとても消耗します。在宅療養中の方やご家族で、対人関係や気持ちのつらさにお困りの場合も、責めることなく、その方に合った一歩を一緒に考えていきます。どうか一人で抱え込まず、ご相談ください。

さくら在宅クリニック(神奈川県逗子市・逗子葉山エリアの在宅医療)


TEL 046-874-9475/FAX 050-3145-2736


※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。気になるときは、専門の医療機関・相談窓口にご相談ください。


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