精神疾患を科学する 在宅医療で関わる精神疾患について⑨~妄想(もうそう)誤った内容を確信し、誰からの訂正も受け付けない
- 1 日前
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思考の障害
妄想
[もうそう]
よくみられるケース多くの精神疾患でみられる
誤った内容を信じ込み、誰からの訂正も受け付けない
まわりからも否定されるため、本人も苦しい
支配観念を疑念と例えるなら、妄想は確信です。妄想は、明らかに誤った内容を強く確信しており、訂正不可能な思考のことです。妄想の内容は明らかに不合理なことが多いのですが、本人は本気で信じきっており、おかしいと自覚していません。病気の認識がない、病識に欠けている状態です。

支配観念のページと同じ場面でも、妄想になると訂正がまったく通らなくなります。次のように、段階を追って見てみましょう。


ですから、否定も肯定もしないのが妄想の対応のポイントといわれ、これは看護師国家試験にも出るくらいです。

妄想という症状に付随して不安やイライラなど、いろんな感情が生まれることです。妄想の内容そのものへの是非ではなく、それによって本人が感じている感情に目を向けることが大切です。
医師より
「そんなことはない」と否定しても、「その通りですね」と肯定しても、どちらも本人との信頼関係を損ねるリスクがあります。妄想の内容そのものに賛否を示すのではなく、そこに伴う不安やつらさに寄り添う姿勢が基本になります。
一次妄想と二次妄想
妄想は、成り立ちから、一次妄想と二次妄想に分けられます。


在宅診療の視点から
在宅の場面では、二次妄想(体調不良からの病気の妄想など)に触れる機会が多くあります。「脈絡がわかる」ということは、本人の不安の背景(体調・関係性・自己評価など)が見えやすいということでもあり、ケアの手がかりになります。
まとめ





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