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精神疾患を科学する 在宅医療で関わる精神疾患について⑦~思考吹入(しこうすいにゅう)他人の考えが頭の中に「吹き込まれる」

  • 2 日前
  • 読了時間: 2分
 
 

思考の障害

作為思考の1つ

思考吹入

[しこうすいにゅう]

よくみられるケース統合失調症

他人の考えが自分の頭の中に「吹き込まれる」


妄想とセットになることでトラブルになりがち

吹入は「すいにゅう」と読みます。他人の考えが頭の中に吹き込まれると感じる症状で、他人の考えが見抜けるといった感覚を抱く人もいます。もちろん見抜けるということはなく、見抜けるような感じがするだけです。

「考えが入ってきた」と感じる会話例
「考えが入ってきた」と感じる会話例

妄想と同時に思考吹入が出現すれば、次のような訴えとして現れます。

医師より
医師より

思考吹入の訴えは、まわりからすれば「事実と違う」と感じられても、本人にとっては紛れもない実感です。話し合いで平行線になっている場合、背景に思考吹入のような症状が隠れていないか確認することが、対応の手がかりになります。

妄想とセットになると起こること

思考吹入は単独で出現することもありますが、妄想と同時に出現すると、本人の中で確信のレベルまで強まりやすいという特徴があります。「嫌いだと思われている」という思いつきが、「嫌いだという考えそのものが頭に入ってきた」という体験として裏付けられてしまうためです。

在宅診療の視点から
在宅診療の視点から

ご家族から「本人の思い込みが激しくて話し合いにならない」と相談を受けた際は、単純な誤解ではなく思考吹入のような症状が背景にある可能性も考慮し、早めに医療につなげる視点が大切です。

まとめ


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