在宅医療における褥瘡管理を科学する11~ポジショニングと体圧管理
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① ポジショニングの目的と定義

ポジショニングとは、動けないことから起こる様々な悪影響に対して予防対策を立てることであり、体軸の自然な流れを整えるとともに、安全・安楽の観点から体位を評価し、現状維持と改善に役立つよう体位づけの管理を行うことです。
ポジショニングの考え方

ポジショニングとは、安楽な姿勢をつくる手段である。
ポジショニングをしても患者が自分で動いてしまう場合、何かが悪いと認識する必要がある。
② 適切な体位がもたらす効果

適切な体位によって次の効果が期待できますが、除圧・体圧分散状態の良否と安楽さとは必ずしも相関しません。個々の身体状態に合わせた適切で安楽な姿勢や肢位(手足などの位置)をとり、保持し、患者の声を聞き、フィードバックすることが必要です。




従来
分離値32mmHgを除圧・減圧の基準とする定義が使われていました。
2006年
NPUAP(米国褥瘡諮問委員会)が、褥瘡の予防または管理が必要な人に使用するマットレスの定義を明文化。従来の32mmHg基準を中止し、新定義としてサポート・サーフェス(Support surface)と称するマットレスの定義を公開しました。

身体がマットレスから受ける接触圧を、マットレスの3つの機能(沈み込み、包む、経時的な接触部分の変化)によって分配し、1点に加わる圧を低くすることです。
④ 体圧分散用具の種類と選択


ポジショニングの目的は「安定させて保持する」「動きを支持する」の2つ
姿勢は「点」ではなく「面」で支えることが基本
適切な体位は拘縮予防・快適性・機能効率の促進につながる
体圧管理の基本は全身状態の改善+外力(応力・ずれ力)の軽減
サポート・サーフェスの概念により体圧分散用具が体系化された
用具は使用方法・素材・機能の3つの視点で選択する






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