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在宅医療における褥瘡管理を科学する8~褥瘡の予測・予防・リスクアセスメントをやさしく解説

  • 2 時間前
  • 読了時間: 4分

#褥瘡#褥瘡予防#リスクアセスメント#ブレーデンスケール#OHスケール#体位変換#早期発見#在宅医療#訪問診療#さくら在宅クリニック

① 褥瘡の予測 ― リスクアセスメントとは

リスクアセスメントは、褥瘡の発症・悪化のリスクの高低を早期に察知し、リスクに応じた適切な予防ケアが実施できるようにすることです。したがって、予防介入の根拠となり、その科学的な正当性を保証します。
リスクアセスメントは、褥瘡の発症・悪化のリスクの高低を早期に察知し、リスクに応じた適切な予防ケアが実施できるようにすることです。したがって、予防介入の根拠となり、その科学的な正当性を保証します。

また、個々の患者の持つ褥瘡発生要因を評価することです。的確な評価を行うためには、一度、基本に立ち返って、どのようなリスク(危険)が褥瘡発生に関係するかを確認しておきましょう。

② どのようなリスクが褥瘡発生に関係するのか

③ 褥瘡の予防と早期発見
③ 褥瘡の予防と早期発見
④ 予防と早期発見への取り組み
④ 予防と早期発見への取り組み

褥瘡の予防管理に必要なリスクアセスメントを行い、原因と要因を除去する取り組みを進めることが、予防と早期発見につながります。リスクの高い要因として、次のものが考えられます。

したがって、予防管理を目的としたリスクアセスメントを行い、計画的な体位変換、体圧分散寝具・用品の適正使用、療養環境整備を進める中での意識的な観察が、褥瘡の予防と早期発見につながります。
したがって、予防管理を目的としたリスクアセスメントを行い、計画的な体位変換体圧分散寝具・用品の適正使用療養環境整備を進める中での意識的な観察が、褥瘡の予防と早期発見につながります。

⑤ 危険因子評価(リスクアセスメント)とは

リスクアセスメントスケールの代表例としてブレーデンスケールの日本語版があります。知覚の認知、湿潤、活動性、可動性、栄養状態、摩擦とずれの6項目を1〜4点に分類し、初回入院時、急性期は48時間ごと、慢性期は2週間ごとに評価します。ただし、高齢者は入院後4週間以内は1週間ごと、その後は3か月に1回評価します。
リスクアセスメントスケールの代表例としてブレーデンスケールの日本語版があります。知覚の認知、湿潤、活動性、可動性、栄養状態、摩擦とずれの6項目を1〜4点に分類し、初回入院時、急性期は48時間ごと、慢性期は2週間ごとに評価します。ただし、高齢者は入院後4週間以内は1週間ごと、その後は3か月に1回評価します。

⑥ 各種スケールの全体像

★ 各種スケールと相互の関係を理解しよう ★
★ 各種スケールと相互の関係を理解しよう ★

OHスケールは、臨床現場での評価を容易に手早く行えるリスクアセスメントスケールとしてつくられました。自力体位変換/意識状態/安静度/麻痺・麻酔、病的骨突出(仙骨部)、浮腫、関節拘縮の4項目を2または3段階で評価して点数化します。そして合計点を軽度(1〜3)、中等度(4〜6)、高度(7点以上)で評価します。

⑦ 褥瘡発生予測スケール(日本語版ブレーデンスケール)
⑦ 褥瘡発生予測スケール(日本語版ブレーデンスケール)

項目

1点

2点

3点

4点

知覚の認知

全く知覚なし

重度の障害あり

軽度の障害あり

障害なし

湿潤

常に湿っている

たいてい湿っている

時々湿っている

めったに湿っていない

活動性

臥床

坐位可能

時々歩行可能

歩行可能

可動性

全く体動なし

非常に限られる

やや限られる

自由に体動する

栄養状態

不良

やや不良

良好

非常に良好

摩擦とずれ

問題あり

潜在的に問題あり

問題なし

危険点 病院:14点 施設:17点

⑧ OH(大浦・堀田)スケールの評価項目



評価項目

0点

1.5点

3点

自力体位変換


意識状態


安静度


麻痺・麻酔

できる・明瞭


安静指示なし


自力体位変換可能


(麻痺なし)

どちらでもない

できない・昏睡


絶対安静、30度以内


自力体位変換不可能


(両側麻痺、脊椎損傷)

病的骨突出


(仙骨部)

突出なし

測定器の両脚がつく


軽度・中等度

判定器がシーソー状態


高度

浮腫

なし

あり:3点

関節拘縮

なし

あり:1点

合計点による評価 軽度:1〜3点 中等度:4〜6点 高度:7点以上

⑨ ブレーデンスケールの各項目の説明

褥瘡の発生要因の概念図より構成され、量的に評価するものです。予防対策として看護介入を行いやすい評価方法だといえます。

まとめ
まとめ
  • リスクアセスメントは褥瘡発生・悪化のリスクを早期に察知し、予防介入の科学的根拠を保証するもの

  • 発生部位・体位・骨突起部の皮膚・発赤の有無を観察し、体位変換後の発赤は危険信号と考える

  • 予防と早期発見には、計画的な体位変換・体圧分散寝具の適正使用・療養環境整備が重要

  • スケールはリスクアセスメントスケール(ブレーデン、OH等)・分類スケール・治癒過程測定スケールに大別される

  • ブレーデンスケールは知覚の認知・湿潤・活動性・可動性・栄養状態・摩擦とずれの6項目で評価し、危険点は病院14点・施設17点

  • OHスケールは自力体位変換・病的骨突出・浮腫・関節拘縮の4項目で評価し、合計点で軽度〜高度に分類する

  • 評価頻度は急性期48時間ごと、慢性期2週間ごと、高齢者は入院後4週間以内は1週間ごと、その後3か月に1回が目安


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