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リウマチを科学する58 炎症性腸疾患関連関節炎〜「おなか」と「関節」はつながっている〜

11 分前
読了時間: 2分

炎症性腸疾患関連関節炎〜「おなか」と「関節」はつながっている〜

潰瘍性大腸炎・クローン病に伴って起こる関節炎です

炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)は、腸に炎症が起こる病気です。でも、根っこにあるのは免疫の異常。そのため、腸以外にも症状が出ることがあり、その中でいちばん多いのが関節炎です。


関節の痛みで受診した方に「おなかの調子はどうですか?」と聞くのには、ちゃんと理由があるのです。

1炎症性腸疾患ってどんな病気?

どちらも、腹痛・下痢・血便といったおなかの症状が中心です。
どちらも、腹痛・下痢・血便といったおなかの症状が中心です。

腸の外に出る症状(腸管外症状)

2診断の4ステップ
2診断の4ステップ
① 疑う:おなかの症状を聞き逃さない
① 疑う:おなかの症状を聞き逃さない

潰瘍性大腸炎やクローン病のある方に関節炎が起これば、まずこの病気を疑います。

⚠ 見逃しやすいパターン

  • 受診した時点で、腸の病気の診断がまだついていない

  • おなかではなく、関節の痛みを主な訴えとして受診する

そのため、関節炎の方の初診では、下痢や血便がないかを必ず確認します。

② 迫る:関節炎の3つのパターン

診断の最大のポイント
診断の最大のポイント

関節の形だけでは決め手になりません。やはり炎症性腸疾患があるかどうかがいちばん大事です。腸の病気を診ている消化器内科の先生との連携が欠かせません。

③ 鑑別する:「関節+おなか」の病気はほかにも

多関節炎のパターンでは、関節だけ見ると関節リウマチとそっくり。だからこそ、消化器の症状を聞くことが決め手になります。
多関節炎のパターンでは、関節だけ見ると関節リウマチとそっくり。だからこそ、消化器の症状を聞くことが決め手になります。

④ フォローする:パターンで経過が違う

3治療
3治療
炎症性腸疾患関連関節炎のまとめ
炎症性腸疾患関連関節炎のまとめ
  • 潰瘍性大腸炎・クローン病では、腸の外の症状として関節炎がいちばん多い

  • 関節炎の方の初診では下痢・血便などの消化器症状を必ず聞く(腸の病気が未診断のことも)

  • パターンは少数関節炎(膝・半年以内に自然軽快が多い)、多関節炎(RA様・慢性化しやすい)、体軸関節炎

  • 鑑別:腸の感染症、大腸がん、まれに壊血病

  • 治療は腸の治療が基本。長引けば抗リウマチ薬。TNF阻害薬・JAK阻害薬は腸にも関節にも。消化器内科との連携がカギ

▶ 脊椎関節炎シリーズ(乾癬性関節炎・反応性関節炎・炎症性腸疾患関連関節炎)をお届けしました。次回もお楽しみに。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、わかりやすさのため内容を簡略化しています。症状や治療については、必ず主治医にご相談ください。


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