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リウマチを科学する57 反応性関節炎〜感染の「あと」に遅れてやってくる関節炎〜

11 分前
読了時間: 2分

反応性関節炎〜感染の「あと」に遅れてやってくる関節炎〜

乾癬性関節炎につづく、脊椎関節炎グループのもう一つの病気です

反応性関節炎は、細菌やウイルスに感染して数日〜数週間たってから起こる関節炎です。


ポイントは、関節の中には菌がいないこと。感染をきっかけに免疫が働きすぎて、関節に炎症が起こると考えられています。「少し前に、おなかを壊した・尿道の症状があった」という情報が、診断の大きな手がかりになります。


「化膿性関節炎」とのちがい
「化膿性関節炎」とのちがい
2診断の4ステップ
2診断の4ステップ
① 疑う:きっかけになる感染
① 疑う:きっかけになる感染

関節炎の前に感染症のエピソードがあれば、反応性関節炎を疑います。代表的なきっかけは次のとおりです。

在宅医療で知っておきたい「BCG」
在宅医療で知っておきたい「BCG」

BCG膀胱内注入療法は、ご高齢の方の膀胱がん治療として行われることがある治療です。治療を受けている(受けた)方に膝や足首の腫れが出たときは、この関係を思い出せるとスムーズです。泌尿器科の主治医とも情報共有しましょう。

② 迫る:関節のパターンと検査

③ 鑑別する:いちばん大事なのは化膿性関節炎

⚠ 1〜数か所の関節が腫れたら、まず「化膿性関節炎」を除く

関節に菌が入る化膿性関節炎は、治療が遅れると関節が壊れたり、全身の重い感染につながったりします。

  • できる限り関節穿刺(関節に針を刺して液を採る)をして、関節液の培養を出す

  • 穿刺が難しい場合でも、血液培養は出しておく

先行する感染がはっきりしないときは、ほかの脊椎関節炎(乾癬性関節炎など)との見分けも必要になります。

④ フォローする:多くは自然に治る

ほとんどの方は、症状をやわらげる治療だけで3〜12か月ほどで自然に治まります。ただし、一部の方は長引いて慢性化し、抗リウマチ薬による治療が必要になることもあります。

3治療

反応性関節炎のまとめ
反応性関節炎のまとめ
  • 感染(尿道炎・腸炎など)の数日〜数週間あとに起こる関節炎。関節の中は無菌

  • BCG膀胱内注入療法のあとに起こることもある

  • 膝・足首など脚の大きな関節の単関節炎・少数関節炎が多く、左右非対称。かかとの付着部炎も

  • 鑑別の最重要は化膿性関節炎。関節液培養・血液培養を

  • 多くは3〜12か月で自然に治まる。治療はNSAIDs・関節注射、長引けば抗リウマチ薬

※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、わかりやすさのため内容を簡略化しています。症状や治療については、必ず主治医にご相談ください。


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