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リウマチを科学する50 脊椎関節炎と、体軸性脊椎関節炎

12 分前
読了時間: 2分

脊椎関節炎と、体軸性脊椎関節炎

〜知られていないから、見逃されやすい病気のグループ〜

対象:患者さん・ご家族/医療・介護スタッフの皆さん

第7章では関節リウマチとその仲間の病気をご紹介しました。第8章からは脊椎関節炎です。名前のとおり、脊椎(背骨)やそのまわりに炎症を起こす病気のグループです。

1脊椎関節炎に含まれる5つの病気

「知られていない」ことが、いちばんの落とし穴
「知られていない」ことが、いちばんの落とし穴

関節リウマチに比べるとマイナーな病気で、医学部の教科書でも記載は目立ちません。そのため診断が遅れたり、見逃されたりする例が後を絶ちません。まずは「こういう病気がある」と知っておくことが大切です。

2「体軸」と「末梢」

体軸性脊椎関節炎(axial spondyloarthritis:axSpA)は、主に体軸関節に炎症が起きる病気です。
体軸性脊椎関節炎(axial spondyloarthritis:axSpA)は、主に体軸関節に炎症が起きる病気です。

3ややこしい病名を整理する

発症して間もないころは、代表的な体軸関節である仙腸関節を単純X線で調べても、異常が見られないことがほとんどです。こうした段階を「X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎」(non-radiographic axSpA)と呼びます。

その一部の方は、進行すると仙腸関節や背骨に過剰な骨ができて関節が固まり(強直)、X線でも変化が見えるようになります。こうなると強直性脊椎炎と呼ばれます。

病名は「体軸性脊椎関節炎」に統一される流れ
病名は「体軸性脊椎関節炎」に統一される流れ

病気の考え方の見直しが進んでいる最中のため、病名がややこしくなっていますが、今後は「体軸性脊椎関節炎」という病名に統一・統合されていくと考えられています。

患者さんへ:「レントゲンで異常なし」でも、終わりではありません

早い段階ではX線に変化が出ないのがこの病気の特徴です。背中や腰の痛み、こわばりが長く続くときは、「異常なし」と言われても、気になる症状として主治医に伝えてください。

今回のまとめ

  • 脊椎関節炎は、背骨やそのまわりに炎症を起こす5つの病気のグループ

  • 指趾炎・付着部炎などの特徴があり、関節リウマチとは症状も治療も異なる

  • 知名度が低いため、診断の遅れや見逃しが起こりやすい

  • 体軸性脊椎関節炎は「X線基準を満たさない」段階から、一部が強直性脊椎炎へ進む

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※本記事は一般的な医学情報をわかりやすくお伝えするために内容を簡略化しています。図は説明用の模式図です。気になる症状があれば、必ず主治医にご相談ください。


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