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リウマチを科学する42 メトトレキサート

10 分前
読了時間: 3分

メトトレキサート

〜リウマチ治療の「中心選手」を知る〜

対象:患者さん・ご家族/医療・介護スタッフの皆さん

前回ご紹介したたくさんの抗リウマチ薬のなかで、メトトレキサート(MTX)はいわば「リウマチ治療の中心選手」です。リウマチ治療を理解するには、まずこのキープレーヤーを知ることから始めましょう。

1なぜ「第一選択薬」なのか

メトトレキサートは従来型抗リウマチ薬(csDMARDs)のなかでも、

こうした理由から、関節リウマチに対する第一選択薬と位置づけられています。治療はメトトレキサートから始まり、それを土台にほかの薬が追加されていきます。この「土台」のイメージから、船を固定する「いかり」にたとえてanchor drug(アンカードラッグ)と呼ばれます。
こうした理由から、関節リウマチに対する第一選択薬と位置づけられています。治療はメトトレキサートから始まり、それを土台にほかの薬が追加されていきます。この「土台」のイメージから、船を固定する「いかり」にたとえてanchor drug(アンカードラッグ)と呼ばれます。
「メトトレキサートでしっかり固定しないと、リウマチ治療が漂流してしまう」という意味が込められています。
「メトトレキサートでしっかり固定しないと、リウマチ治療が漂流してしまう」という意味が込められています。

2始める前に:安全に使えるかを確認する

関節リウマチと診断したら、まずメトトレキサートでの治療開始を検討します。その前に確かめるのが、この方に安全に使えるかどうかです。次に当てはまる場合は、使えない・使いにくい薬です。

問題がなければメトトレキサートで治療を始め、使えないと判断した場合はほかの抗リウマチ薬を検討します。
問題がなければメトトレキサートで治療を始め、使えないと判断した場合はほかの抗リウマチ薬を検討します。

3使い方:飲み方が少し変わっています

飲み薬と皮下注射がありますが、通常は飲み薬から始めます。いちばん大切なポイントはこれです。

毎日飲む薬ではありません。週に1〜2日だけ飲みます

飲む曜日が決まっています。毎日飲んでしまうと重い副作用につながることがあるため、飲み方は必ず主治医・薬剤師の指示どおりに。ご家族や訪問看護・ヘルパーの方も、カレンダーやお薬カレンダーで一緒に確認してください。

※高齢の方や副作用が心配な方は、より少ない量から始めることもあります。具体的な量は記事では扱いません。
※高齢の方や副作用が心配な方は、より少ない量から始めることもあります。具体的な量は記事では扱いません。

4副作用と、その対策

治療を始めたら、効果を確かめると同時に、副作用が出ていないかのチェックも大切です。

今回のまとめ
今回のまとめ
  • メトトレキサートはリウマチ治療の中心選手で、アンカードラッグと呼ばれる

  • 妊娠、腎機能障害、肺の病気などに当てはまらないか、始める前に確認する

  • 毎日ではなく週1〜2日だけ飲む。効果が出るまで2〜4週間かかり、寛解を目指して少しずつ増やす

  • 葉酸製剤の併用、定期的な採血、咳・息切れ・リンパ節の腫れへの注意で副作用に備える

#関節リウマチ#メトトレキサート#MTX#アンカードラッグ#第一選択薬#週1回の薬#葉酸#間質性肺炎#B型肝炎再活性化#副作用#在宅医療#さくら在宅クリニック

※本記事は一般的な医学情報をわかりやすくお伝えするために内容を簡略化しています。用量は記載していません。飲む曜日・量・葉酸製剤の飲み方は、必ず主治医・薬剤師の指示に従ってください。


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