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リウマチを科学する38 関節リウマチは、どうやって診断するのか

10 分前
読了時間: 3分

関節リウマチは、どうやって診断するのか

〜「疑う・迫る・鑑別・フォロー」の4ステップで整理する〜

対象:患者さん・ご家族/医療・介護スタッフの皆さん

関節リウマチの診断は、ひとつの検査で決まるものではありません。以前ご紹介した膠原病診断の4ステップに沿って、これまでの「血液検査」「単純X線」「関節エコー」の回をつなげながら整理してみましょう。

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関節リウマチを「疑う」病歴と身体所見から

関節リウマチの特徴は慢性多関節炎、つまり長く続き、たくさんの関節に起こる関節炎です。目安は次のとおりです。

6週間以上にわたって5ヵ所以上の関節が痛む方がいれば、関節リウマチを「疑う」ことになります。ただし、この目安に当てはまらない始まり方もあります。
6週間以上にわたって5ヵ所以上の関節が痛む方がいれば、関節リウマチを「疑う」ことになります。ただし、この目安に当てはまらない始まり方もあります。
カギは「関節が腫れているか」
カギは「関節が腫れているか」

関節の痛みやこわばりを訴える方では、ていねいに関節を診察します。関節腫脹は関節リウマチの特徴である関節滑膜炎のサインです。腫れの有無はまず診察で判断し、迷う場合は関節エコーやMRIで滑膜炎があるかを確かめます。

まとめると、関節リウマチを「疑う」のは──

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関節リウマチに「迫る」血液検査と画像検査で

次は、関節リウマチに特徴的な検査所見を集めていきます。これまでの回の内容を、診断の流れの中に置き直すと次のようになります。

検査

注目するポイント

血液検査

炎症反応(CRP・赤沈)、リウマトイド因子、抗CCP抗体。


とくに抗CCP抗体は特異度が高く、陽性なら関節リウマチの可能性が高まる

単純X線

疑われる全員に行う。関節の変形や骨びらんがあれば可能性が高まる

関節エコー

関節滑膜炎のサインである滑膜肥厚とパワードプラ陽性があれば可能性が高まる

MRI

エコーと同じく、関節滑膜炎の有無を評価できる

エコーとMRIの使い分け

どちらを使うかは、施設で行える検査の状況によって変わります。まず関節エコーをあててみて、それで判断が難しい場合にMRIを行う、という進め方もあります。

3

他の病気を「鑑別」する似た関節炎ではないか

多関節炎を起こす病気は、関節リウマチだけではありません。ほかの病気の可能性を吟味するとき、ポイントは2つです。

「疑う」「迫る」「鑑別」のステップをクリアできれば、関節リウマチという診断にたどり着きます。
「疑う」「迫る」「鑑別」のステップをクリアできれば、関節リウマチという診断にたどり着きます。

4

「フォロー」する診断して終わりではない

診断がつき治療を始めたあとも、注意して経過をみていく必要があります。理由は2つあります。

今回のまとめ
今回のまとめ
  • 慢性の多関節痛や関節腫脹があるときに「疑う」

  • 血液検査や画像検査で「迫る」

  • ほかの多関節炎をきたす病気を「鑑別」する

  • 診断後も注意深く「フォロー」する

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※本記事は一般的な医学情報をわかりやすくお伝えするために内容を簡略化しています。「6週間以上」「5関節以上」などは診断を考えるきっかけの目安であり、これだけで診断が決まるものではありません。必ず主治医にご相談ください。


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