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リウマチを科学する37 関節リウマチの関節エコー

2 時間前
読了時間: 3分

関節リウマチの関節エコー

〜関節の中の炎症を「見える化」する〜

対象:患者さん・ご家族/医療・介護スタッフの皆さん

超音波検査(エコー)は、体に超音波をあて、その反射を画像にして体の内部を「見える化」する検査です。関節にあてる関節エコーでは、関節の軟骨や滑液(関節液)のほか、まわりの腱・靱帯・筋肉までよく見えます。前回の単純X線では見えなかった「関節そのもの」を見られるのが強みです。

1X線とエコーは、補い合う関係

見たいもの

単純X線

関節エコー

骨の全体像・並び

◎得意

△苦手

関節の中軟骨・滑膜・滑液

×直接は見えない

◎よく見える

関節のまわり腱・靱帯・筋肉

×苦手

◎よく見える

エコーだけで済ませず、必ず単純X線も

単純X線は関節リウマチの評価でまず行うべき、もっとも基本的な画像検査です。関節エコーは多くの情報が得られる一方、骨の評価が苦手という弱点があるため、必ず単純X線と併せて評価します。

22つのモードで観察する

3関節リウマチで注目する2つの所見
3関節リウマチで注目する2つの所見

関節リウマチでもっとも強い炎症が起きている場所は、関節の内側を覆う滑膜です。そのため、関節リウマチの関節炎は関節滑膜炎とも呼ばれます。

関節の袋の中に滑液がたまると、黒い液体として映ります(滑液貯留)。
関節の袋の中に滑液がたまると、黒い液体として映ります(滑液貯留)。

パワードプラ陽性は「いま燃えている」サイン

それだけ炎症が強いということで、放っておけばいずれ関節が壊れてしまいます。治療を見直すかどうかを考える、大切な手がかりになります。

レポートの読み方:4段階の grade

滑膜肥厚とパワードプラは、それぞれ grade 0〜3 の4段階で報告されます。

4関節エコーが役立つ場面
4関節エコーが役立つ場面

関節エコーは、手で触れる診察よりも鋭敏かつ正確に関節滑膜炎を見つけられます。診断にも、活動性の評価にも役立ちますが、とくに次のような場面で力を発揮します。

今回のまとめ

  • 関節エコーは、関節の中を「見える化」できる

  • 骨の評価は苦手なので、単純X線と併せて評価する

  • 関節滑膜炎の所見は「滑膜肥厚」と「パワードプラ陽性」の2つ

  • 関節リウマチの早期診断や、活動性の正確な評価に役立つ

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※本記事は一般的な医学情報をわかりやすくお伝えするために内容を簡略化しています。図はすべて説明用の模式図であり、実際のエコー画像ではありません。検査の必要性や結果の解釈は、お一人おひとりの症状・経過によって異なります。必ず主治医にご相談ください。


※撮像法の詳細(医療スタッフ向け):日本リウマチ学会「リウマチ診療のための関節エコー撮像法ガイドライン」ほか。


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