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リウマチを科学する15 補体

12 分前
読了時間: 2分

補体

補体は地味ながら、使いこなすと診断をぐっと絞り込める検査です。ポイントはただ一つ、「下がっているかどうか」。低下のパターンを読むと、疑う病気が見えてきます。

 

補体C3 / C4 / CH50オプソニン化膜侵襲複合体(MAC)補体低下SLE免疫複合体遺伝性血管性浮腫

補体とは?

補体は免疫反応で多彩に働く蛋白で、もともと「抗体の働きを補う」という意味で名づけられました。実際には抗体を助けるだけでなく、自ら病原体と戦う3つの働きを持っています。

補体検査のみかた
補体検査のみかた

血液検査では補体蛋白のC3・C4の濃度と、補体全体の活性をみるCH50(血清補体価)を測ります。

補体が下がる「2つの道すじ」
補体が下がる「2つの道すじ」
低下パターンで疾患を絞り込む
低下パターンで疾患を絞り込む

補体は「どれが下がるか」の組み合わせで、疑う病気が変わります。ここが補体検査のいちばんの見どころです。

補体が低下する疾患





補体が低下する疾患

C3

C4

CH50

考えられる疾患

SLE、悪性関節リウマチ、肝硬変

正常

急性糸球体腎炎、膜性増殖性糸球体腎炎、感染性心内膜炎

正常

遺伝性血管性浮腫(C1インヒビター欠損)

※「C3正常・C4低下」は遺伝性血管性浮腫を示唆する典型パターンです。

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補体のまとめ

1

補体は 低下しているかどうか が重要(増加はあまり意味がない)

2

下がる道すじは 消費(SLEなど)と 産生低下(肝硬変)の2つ

3

補体が低下するのは SLE・悪性関節リウマチ・急性糸球体腎炎・肝硬変 など。低下パターンで絞り込む

※本記事はリウマチ・膠原病の検査の考え方を、医療スタッフ・学ぶ方向けにやさしく整理したものです。検査値の解釈は個々の状況により異なり、実際の診断・治療は主治医の判断によります。


さくら在宅クリニック

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