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リウマチを科学する12 CRP〜炎症マーカーの王様〜

1 日前
読了時間: 2分

CRP〜炎症マーカーの王様

リウマチ・膠原病の診療では、免疫の状態を評価するためにたくさんの血液検査を行います。見慣れない項目が並ぶと、最初はどう読めばいいか迷うもの。まずは最もよく測る炎症マーカー「CRP」から、その考え方を整理します。

 

CRP炎症マーカー急性期蛋白炎症性サイトカイン非特異的発熱とCRPSLECRP正常の発熱

「血液検査の結果がたくさん返ってきたけど、どう解釈したらいいか分からない…」

CRPとは?

CRPの正式名称はC反応性蛋白質(C-reactive protein)。感染や組織の損傷が起きると、炎症を起こす炎症性サイトカインが作られます。このサイトカインが肝臓にはたらきかけると、急性期蛋白と呼ばれる蛋白質が作られ、そのひとつがCRPです。

CRPを読むときの「2つの注意点」
CRPを読むときの「2つの注意点」
+

実はCRPそのものの役割はよく分かっていません。一説では、補体系を活性化することで炎症に関わっているとも言われています。

発熱とCRPの関係

体内で炎症が起きると、炎症性サイトカインの作用で体温が上がります。ですので、発熱+CRP上昇なら「体内で何らかの炎症が起きて発熱している」と解釈できます。

まず、炎症の超早期(約6時間以内)ではまだCRPが上がっていないだけかもしれません。またSLE(全身性エリテマトーデス)ではCRPが上がりにくく、「発熱+CRP正常」のパターンをとりがちです。とくに注意したいのが、炎症が頭蓋内にとどまる髄膜炎・脳炎で、CRPが正常だから感染症ではない、とは言い切れません。
まず、炎症の超早期(約6時間以内)ではまだCRPが上がっていないだけかもしれません。またSLE(全身性エリテマトーデス)ではCRPが上がりにくく、「発熱+CRP正常」のパターンをとりがちです。とくに注意したいのが、炎症が頭蓋内にとどまる髄膜炎・脳炎で、CRPが正常だから感染症ではない、とは言い切れません

さらに、炎症以外の原因で体温が上がる病態もあります。甲状腺クリーゼ・悪性症候群・熱中症・薬剤熱などです。

CRPのまとめ
CRPのまとめ

1

炎症性サイトカインの作用により CRPが上昇 する

2

CRPは炎症の 存在 は教えてくれるが、原因 までは教えてくれない

3

「発熱+CRP正常」では 炎症の超早期・SLE・髄膜炎/脳炎・高体温・薬剤熱 を考える

※本記事はリウマチ・膠原病の検査の考え方を、医療スタッフ・学ぶ方向けにやさしく整理したものです。検査値の解釈は個々の状況により異なり、実際の診断・治療は主治医の判断によります。


さくら在宅クリニック


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