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リウマチを科学する11 膝関節の診かた〜負荷の大きい関節をどう診るか〜

10 分前
読了時間: 2分

膝関節の診かた〜負荷の大きい関節をどう診るか

人間は二足歩行の動物。膝関節にはつねに大きな負荷がかかります。だからこそ痛みや障害が出やすく、体表から触れられる目印を手がかりに、順序立てて診ていくことが大切です。

 

膝関節膝蓋骨膝蓋腱視診・可動域・触診アライメント膝蓋跳動バルーン徴候関節裂隙

まず「膝の構造」を知る

膝関節は大きな負荷に耐えるため、関節の中に半月板や靭帯があり、関節の周囲にも多数の靭帯や筋肉が存在します。見方を変えれば、それだけの負荷がかかる=痛みや障害が出やすい関節ともいえます。

膝の診察は「3ステップ」で
膝の診察は「3ステップ」で
1視診— 入室した瞬間から
1視診— 入室した瞬間から

診察は、患者さんが診察室に入ってきた瞬間から始まっています。まずは入室時の歩き方を観察しましょう。痛みが強いと歩行すら困難で、車椅子で来られることもしばしばです。

次に膝のアライメント(脚の並び)をみます。同じ膝の痛みでも、脚の形にヒントが隠れています。

2可動域— 制限と不安定性
2可動域— 制限と不安定性
3触診— 熱感・関節液・圧痛
3触診— 熱感・関節液・圧痛

診察台の上で仰臥位とし、膝をしっかり露出してから触診します。みるポイントは、熱感・関節液の貯留・圧痛の3つです。

関節液の貯留を確かめる方法が2つあります。どちらも「関節にたまった水」を指先で探る手技です。
関節液の貯留を確かめる方法が2つあります。どちらも「関節にたまった水」を指先で探る手技です。
続いて仰臥位のまま膝を立てて屈曲させると、関節の裂隙(すき間)が分かりやすくなります。正面から膝蓋腱を観察しましょう。
続いて仰臥位のまま膝を立てて屈曲させると、関節の裂隙(すき間)が分かりやすくなります。正面から膝蓋腱を観察しましょう。

関節裂隙と付着部の圧痛もチェック

触診で膝蓋腱を同定したら、その内側のくぼみから関節裂隙をたどれます。外側のくぼみからも同様にたどれます。これらの関節裂隙を押して、圧痛の有無を確認します。

また、膝蓋腱が脛骨に付着する部位は付着部炎が起きやすい場所です。ここに圧痛がないかも確認しておきましょう。

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膝の診察のまとめ

1

視診 / 歩行とアライメント(O脚・X脚)をチェック

2

可動域 / 炎症による制限・外傷による不安定性

3

触診 / 熱感・膝蓋跳動やバルーン徴候・関節裂隙や付着部の圧痛を評価

※本記事は膝関節の診察の基本を、患者さん・医療スタッフ向けにやさしく整理したものです。実際の診断・治療は個々の状態により異なります。気になる膝の痛みがあるときは、医療機関にご相談ください。


さくら在宅クリニック


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