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逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

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パーキンソン病を科学する14①~💊ドパミン製剤の“やっかいな性質”とは?
パーキンソン病治療において、**L-ドパ(レボドパ)**は非常に重要な薬剤です。しかしながら、**使いこなすには「癖の強い薬」**でもあります。 🚧 ドパミン製剤の吸収には「大きなハードル」がある L-ドパは**「空腸(小腸の一部)」でしか吸収されない**という特徴があり...
6月2日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する13~ドパミン製剤は「病気の進行」には関与しない?けれど…
パーキンソン病の運動症状に対し、長年「L-ドパ(レボドパ)」が中心的に用いられてきました。 一方、 近年の研究では、L-ドパが病気の進行そのものを遅らせるわけではない 可能性も示唆されています。つまり「毒にも薬にもならない」とする立場もあるのです(下記グラフ参照)。...
6月1日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する12~【パーキンソン病】治療の王道「ドパ」とは?在宅医療の視点から
パーキンソン病は、脳内での ドパミン不足 によって運動障害などの症状が出現する病気です。震え(振戦)、動作緩慢、筋固縮などの典型的な症状が日常生活に大きな影響を与えます。 治療の基本は、 不足しているドパミンを補うこと ですが、実はドパミンをそのまま体に投与しても...
5月31日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する11~パーキンソン病の本質と、在宅医療でできること
―「安心して、自宅で過ごす」ための神経難病ケアとは― パーキンソン病は、 神経細胞からのドパミン分泌が減少することにより、ドパミン受容体への刺激が低下 し、運動や自律神経、精神面に多様な影響を及ぼす疾患です。その病態は非常に明解でありながら、その症状の現れ方や進行の仕方は個...
5月30日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する10~パーキンソン病とその“そっくりさん”たち
パーキンソン病の症状を呈する疾患は、必ずしもすべてが「パーキンソン病」そのものとは限りません。 次回からは、 類似症状を呈する他の神経疾患 や、それぞれの 治療の選択肢 について、わかりやすく解説していきます。 パーキンソン病・神経難病・終末期医療をもっと深く知りたい方へ...
5月29日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する9~不確かさは、希望でもある──パーキンソン病と向き合うということ
パーキンソン病の発症には、 環境要因 と 遺伝的要因 の両方が関与しています。ただし、その影響の度合いや組み合わせは人それぞれで、**「発症するか」「どのように進行するか」**という問いに、いまだ明確な答えはありません。...
5月28日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する8~パーキンソン病とαシヌクレイン:プリオンとの関係性とは?
パーキンソン病は、ひとつの要因だけで説明することが難しい神経難病です。しかしその中でも、「 αシヌクレイン(alpha-synuclein) 」の関与は非常に重要なカギを握っていると私は考えています。 このαシヌクレインは、神経細胞内で凝集することで「レビー小体」を形成し、...
5月27日読了時間: 2分


尿バッグが紫色に!? ―「パープルバッグ症候群」とは?
在宅医療の現場で、尿道カテーテルを長期間使用している患者さんから、「尿のバッグが紫色なんですが、大丈夫ですか?」というご相談を受けることがあります。 これは**「紫色尿バッグ症候群(Purple Urine Bag Syndrome)」...
5月26日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する7~αシヌクレインは腸から脳へ?―「Body first」か「Brain first」か、注目の研究テーマ
前回の記事では、αシヌクレインが中枢神経内を伝搬する様子を示した動物実験についてご紹介しました。今回は、もう一つの興味深い伝播経路に注目してみたいと思います。 それは、「腸管の神経叢から脳へ」というルートです。 パーキンソン病においては、消化器症状が運動症状より先行して出現...
5月26日読了時間: 2分


在宅医療における「プラリア®(デノスマブ)」使用の是非について
骨粗鬆症の新しい治療薬として注目されている「プラリア®(一般名:デノスマブ)」。 RANKLというタンパク質の働きを抑えることで破骨細胞の活性化を防ぎ、骨の吸収を抑える仕組みを持つ薬です。半年に1回の皮下注射で済むという手軽さもあり、骨粗鬆症治療ガイドラインでも高く評価(推...
5月25日読了時間: 3分


パーキンソン病を科学する6②~αシヌクレイン仮説とプリオン病の共通点
神経難病の新たな理解に向けて パーキンソン病やレビー小体型認知症と深く関わるとされる「αシヌクレイン」。このタンパク質が、ある意味で“感染性”を持つかのように脳内を伝搬していくことが、近年の動物実験で明らかになっています。...
5月25日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する6-①~タンパク質の品質管理と「異常αシヌクレイン仮説」
神経難病、特に パーキンソン病やレビー小体型認知症 に深く関わるのが、 αシヌクレイン というタンパク質です。近年、このタンパク質が**「異常プリオンのように振る舞う」**という研究報告が相次いでおり、これを「 レビー小体αシヌクレイン仮説 」と呼びます。 つまり、...
5月24日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する5~αシヌクレインと自律神経症状の関連──中枢だけじゃない広がりに注目
αシヌクレインといえば、「レビー小体型認知症」の病理所見としてよく知られていますが、実はこれはパーキンソン病の患者にも共通して認められる異常所見です。 そしてこのαシヌクレインは、脳だけでなく副腎や腸管など中枢神経以外の臓器にも広く分布していることが報告されています。...
5月23日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する3ー①~パーキンソン病とミトコンドリアの深い関係
パーキンソン病とミトコンドリアの深い関係 ―「マイトファジー」という細胞の自己管理システムとは? パーキンソン病(PD)は、脳の黒質という領域にあるドーパミン神経が徐々に失われていく神経変性疾患です。震えや動作緩慢などの運動症状を引き起こすこの病気の原因として、...
5月19日読了時間: 3分
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