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在宅医療における「体重測定」の意義とは?

  • 執筆者の写真: 賢一 内田
    賢一 内田
  • 2 時間前
  • 読了時間: 2分

在宅医療の現場で、私たちがとても大切にしているのが定期的な体重測定です。特別な機器がなくても、立てる方であれば簡単に実施でき、体重の経時的な変化から多くの健康サインを読み取ることができます

🟡 体重が減っている場合には?

  • 老衰の進行の一環であることがあります。

  • 悪性腫瘍(がん)が背景にある可能性も否定できません。

特に急激な体重減少がある場合は、全身状態の精査が必要です。

🔴 体重が増えている場合には?

  • 心不全の増悪が疑われます。

実際に、心不全で入院する患者さんの多くは、入院の約30日前から体重がじわじわと増加し、1週間前から急激に増えるという報告があります。

Chaudhry SI, et al. Patterns of weight change preceding hospitalization for heart failure. Circulation. 2007;116(14):1549-54.

🏠 当院での取り組み

当院では、心不全で入院歴のある患者さんには次のような体重管理をお願いしています:

📅 週1回以上の体重測定📈 1週間で2kg以上増えた場合には必ずご連絡を!

体重のわずかな変化が、重症化を防ぐ第一歩になることも少なくありません。

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🏥 逗子・葉山・横須賀・鎌倉で在宅医療をお探しなら私たちさくら在宅クリニックは、神経難病や終末期ケア、心不全などの慢性疾患を抱える方に寄り添う医療を提供しています。

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