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誤嚥性肺炎を科学する4~メカニズムとリスク
誤嚥性肺炎は、本来は食道へ送られるべき食べ物や唾液が誤って気道に入り、そこに含まれる細菌によって引き起こされる細菌性肺炎です。 原因は食べ物だけではない : 臥床(がしょう)時や就寝時にむせずに気道へ入っていく唾液も、重要な原因となります。 お口の健康が直結 : 口腔衛生状態を良好に保つことで細菌量を減らせますが、不良な場合は原因菌の保有量が増えてしまいます。 高い死亡率と後遺症 : 死亡率が約15%と高いだけでなく、回復後も食べる機能、身体機能、認知機能が低下し、QOLが悪化する恐れがあります。 なぜ発症するのか?「抵抗力」と「侵襲性」のバランス 誤嚥したからといって、必ずしも肺炎になるわけではありません。発症は、肺の「個体の抵抗力」 と、誤嚥物の 「侵襲性(しんしゅうせい)」のバランスが崩れた時に起こります。 肺の抵抗力(守る力) 誤嚥物の侵襲性(攻める力) 喀出力 : 咳で異物を出す力(咳嗽反射)、気道粘膜の機能 病原性 : 細菌の種類や化学的な強さ(酸・アルカリなど) 免疫力 : 局所リンパ球や好中球などの防御反応 量・侵入部位 :...
2月13日読了時間: 2分


誤嚥性肺炎を科学する3~誤嚥性肺炎のメカニズムと「守る力」の重要性
高齢者の命と生活の質(QOL)に深く関わる疾患、それが「誤嚥(ごえん)性肺炎」です。単にお薬で治すだけでなく、日々のケアを通じて「発症させない、悪化させない」ための知識を深めましょう。 1. 誤嚥性肺炎とは:メカニズムとリスク 誤嚥性肺炎は、本来は食道へ送られるべき食べ物や唾液が誤って気道に入り、そこに含まれる細菌によって引き起こされる細菌性肺炎です。 原因は食べ物だけではない : 臥床(がしょう)時や就寝時に、むせずに気道へ入っていく唾液(不顕性誤嚥)も、重要な原因となります。 お口の健康が直結 : 口腔衛生状態が不良であれば細菌量が増え、発症リスクが高まります。 負の連鎖を防ぐ : 死亡率が約15%と高いだけでなく、回復後も「食べる機能」「身体機能」「認知機能」が低下し、生活の質(QOL)が悪化する恐れがあります。 2. なぜ発症するのか?「抵抗力」と「侵襲性」のバランス 誤嚥したからといって、必ずしも肺炎になるわけではありません。発症は、肺の「個体の抵抗力」 と、誤嚥物の 「侵襲性(しんしゅうせい)」のバランスが崩れた時に起こります。 肺の
2月12日読了時間: 2分


誤嚥性肺炎を科学する2~誤嚥性肺炎とは:メカニズムとリスク
誤嚥性肺炎は、本来は食道へ送られるべき食べ物や唾液が誤って気道に入り、そこに含まれる細菌によって引き起こされる細菌性肺炎です。 原因は食べ物だけではない : 臥床(がしょう)時や就寝時にむせずに気道へ入っていく唾液も、重要な原因となります。 お口の健康が直結 : 口腔衛生状態が不良であれば細菌量が増え、発症リスクが高まります。 高い死亡率と後遺症 : 死亡率が約15%と高いだけでなく、回復後も食べる機能や身体機能、認知機能が低下し、生活の質(QOL)が悪化する恐れがあります。 なぜ発症するのか?「抵抗力」と「侵襲性」のバランス 誤嚥したからといって、必ずしも肺炎になるわけではありません。発症は、肺の「個体の抵抗力」 と、誤嚥物の 「侵襲性(しんしゅうせい)」のバランスが崩れた時に起こります。 肺の抵抗力(守る力) 誤嚥物の侵襲性(攻める力) 喀出力 : 咳で異物を出す力、気道粘膜の機能 病原性 : 細菌の種類や化学的な強さ(酸など) 免疫力 : 肺の免疫細胞(リンパ球、好中球など) 量・部位 : 誤嚥した量や、肺のどこまで入ったか 誤嚥性肺炎を防
2月11日読了時間: 2分


攻めの栄養療法を科学する40~過栄養時の栄養管理
― 「減らすだけ」では解決しない ― 過栄養 とは、主に エネルギー摂取過剰 や 活動量不足 により脂肪が過剰に蓄積し、健康障害の発症リスクが高まった状態を指します。 特に注意が必要なのが サルコペニア肥満 です。単なる肥満と比べて、 ADL低下 転倒・骨折 生命予後の悪化 を来しやすく、 「体重を減らせばよい」という単純な問題ではありません。 ① エネルギー摂取過剰に対するアプローチ 体重減量を目的とする場合も、 理論的なエネルギー設計 が必要です。 体重1kg減量に必要なエネルギー量を 約7,000kcal として、以下の式で 1日あたりのエネルギー削減量 を算出します。 7,000(kcal)× 体重減量目標(kg) ÷ 目標達成までの日数(日) 具体例 2か月で5kgの減量 を目指す場合 7,000 × 5 ÷ 60→ 約580kcal/日 この 580kcal/日 を算出したTEEから差し引き、栄養量を設定します。 たんぱく質不足に注意する エネルギー削減だけに注目すると、 たんぱく質量が不足しやすくなる 点に注意が必要です。 筋
1月11日読了時間: 3分
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