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逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

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在宅医療を科学する66~オフ症状への治療対応と問題点——在宅でできることを考える
パーキンソン病オフ症状 レボドパ在宅医療 服薬管理神経内科 高齢者ケア訪問看護 オフ症状とは 内服薬の効果が切れ、 動作緩慢・すくみ足・筋固縮・振戦・嚥下低下・不随意運動の減弱 などが出現する状態のことをいいます。パーキンソン病の長期治療において避けて通れない課題のひとつです。 パーキンソン病の在宅療養を続けるなかで、「薬が切れる時間帯に体が動かない」というご家族やご本人の声は少なくありません。このオフ症状に対して、在宅でできる治療の工夫と、同時に生じやすい課題についてまとめます。 ① レボドパ製剤の調整 投与回数の増加(頻回少量投与) 在宅で最も現実的な対応です。L-DOPAの血中濃度の谷を減らすことで、オフの時間帯を短縮できます。1日の投与回数を増やし、1回量を少なめに調整することが基本的な方針となります。 徐放製剤の併用(例:レボドパCR) 夜間のオフに有効な場合があります。就寝前に徐放製剤を加えることで、朝の動き出しが改善される例もあります。即放性製剤との使い分けがポイントです。 時間遵守の徹底 食事タイミング(タンパク制限など)も含めた
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在宅医療を科学する63~パーキンソン病の症状変動:ドパミン動態から理解する3つの病期
# パーキンソン病# 症状変動 # ドパミン# ウェアリングオフ # 神経内科# 在宅医療 # ハネムーン期間# L-DOPA療法 パーキンソン病の症状変動:ドパミン動態から理解する3つの病期 さくら在宅クリニック 神経変性疾患 / 在宅医療 パーキンソン病において「症状変動」は患者さんの生活の質を大きく左右します。その背景には、ドパミン神経細胞における放出・再取り込みのメカニズムの変化があります。病期ごとのドパミン動態を整理することで、治療戦略の根拠が見えてきます。 なぜ症状が変動するのか 健常な状態では、ドパミン神経細胞はシナプス小胞からドパミンを適切に放出し、必要に応じて再取り込みを行います。パーキンソン病ではドパミン産生細胞が減少することで、 放出と取り込みの回転が過剰 になります。これが血中ドパミン濃度の波打ち、そして最終的な治療効果の消失へとつながります。 病態の核心 ドパミンを「溜め込む作用」が失われることで、外からレボドパを補充しても血中濃度が安定しなくなる。 病期ごとの3フェーズ ① 発症前 線条体のドパミン濃度は代償機構により
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在宅医療を科学する62~ドパ(L-DOPA)の体内移行経路
ドパミン神経回路の経路と線条体の神経細胞 中脳黒質・線条体・GABA神経細胞をつなぐ、ドパミンの旅路を解説します : ドパミン 神経回路線条体GABA神経細胞中脳黒質シナプスパーキンソン病神経伝達物質在宅医療医療教育 ドパミンは、脳内で運動制御・意欲・報酬といった多彩な機能を担う神経伝達物質です。本記事では、 経口ドパミン薬(ドパ)が腸から脳へと届くまでの経路 と、 中脳黒質ドパミン神経細胞から線条体GABA神経細胞へのシグナル伝達のしくみ を、図解をもとにわかりやすく解説します。 ドパ(L-DOPA)の体内移行経路 パーキンソン病などの治療に用いられる レボドパ(L-DOPA、ドパ) は、経口投与後に消化管から吸収され、血液脳関門を越えて脳に到達します。その後、ドパミン神経細胞終末でドパミンへと変換されます。 ドパ 経口投与 ▶ 空腸 吸収 ▶ 血液 循環 ▶ 脳 ドパミン神経細胞終末 重要なのは、ドパ自体はドパミンではないという点です。血液脳関門はドパミンを通過させませんが、その前駆体であるドパは通過できるため、脳内でドパミンへと転換されます
5 日前読了時間: 4分


在宅医療を科学する61~パーキンソン病の薬物療法の中核を担うL-ドパ(レボドパ)は、長期投与によってその血中動態が大きく変化します。
ドパの吸収パターン変化: 長期投与 と ウェアリングオフ を理解する 📅 2025年 · 🏥 さくら在宅クリニック · 📖 約5分で読めます # タグ パーキンソン病 L-ドパ ウェアリングオフ ハネムーン期 嚥下障害 在宅医療 神経内科 運動合併症 長期投与 Dysphagia パーキンソン病の薬物療法の中核を担う L-ドパ(レボドパ) は、長期投与によってその血中動態が大きく変化します。ハネムーン期から始まり、ウェアリングオフ、ジスキネジア、嚥下障害へと移行するこの病態の流れを正しく理解することが、在宅ケアにおいても重要です。 1 L-ドパとは何か L-ドパ(Levodopa)は、パーキンソン病治療における最も効果的な薬剤の一つです。脳内でドパミンに変換され、パーキンソン病で失われたドパミン産生機能を補います。 作用機序 血液脳関門を通過後、ドーパ脱炭酸酵素によりドパミンへ変換。線条体のドパミン受容体を刺激し、運動機能を改善。 特徴 現在も最強の抗パーキンソン薬。しかし長期投与による運動合併症(wearing-off・ジスキネジア)が問
6 日前読了時間: 4分


在宅医療を科学する60~パーキンソン病の診断がつく10〜20年前から、非運動症状(Non-motor symptoms)がすでに出現しはじめています。
パーキンソン病の臨床経過目安 症状の進行段階と治療タイミングを正しく知る(Kalia et al., Lancet 2015) パーキンソン病臨床経過神経内科運動症状非運動症状ハネムーン期嚥下障害認知症在宅医療難病ケア前駆症状誤嚥リスクLancet2015 📂 神経内科・難病🏷️ パーキンソン病🕐 読了目安:6分👤 対象:医療・介護従事者・患者家族 パーキンソン病は、発症の 20年以上前 から前駆症状が始まるとされています。Lancet 2015(Kalia et al.)が示したこの図は、非運動症状・運動症状・合併症の出現時期を時系列で整理したもので、在宅医療・介護の現場でも広く参照されています。 臨床経過の3フェーズ −20〜0年 前運動期 (Pre-motor) 便秘(Constipation) RBD(睡眠行動障害) EDS・嗅覚低下 抑うつ(Depression) 診断〜5年 早期 (Early) 振戦・固縮・無動 痛み・疲労 MCI(軽度認知障害) ハネムーン期 5〜20年以降 進行期 (Advanced/late) Wear
3月28日読了時間: 4分


在宅医療を科学する59~
さくら在宅クリニック パーキンソン病患者さんの オフ症状 に対するもう一つの一手! 📅 2025年🏥 在宅医療・神経内科📖 読了目安:約3分 タグ: パーキンソン病 オフ症状ウェアリングオフジスキネジアレボドパ在宅医療神経内科幻覚妄想さくら在宅クリニック はじめに パーキンソン病は、脳内のドパミン神経が徐々に失われることで引き起こされる神経変性疾患です。 初期はレボドパ(L-DOPA)による薬物療法で症状コントロールが可能ですが、長期にわたる治療の中で 「オフ症状」「ウェアリングオフ」「ジスキネジア」など、さまざまな運動合併症が現れることがあります。 今回は、実際の患者さんの病歴をもとに、 オフ症状に対するもう一つのアプローチ について 考えていきます。 患者さんの病歴 🗂 病歴サマリー 2011年: うつ病・不眠症と診断される その後: 歩行障害が出現 2012年: パーキンソン病と確定診断 治療開始: レボドパにより症状改善を認める 経過中: ウェアリングオフ・ジスキネジア・幻覚妄想などが出現 この患者さんのように、パーキンソン病はう
3月27日読了時間: 3分


在宅医療を科学する58~内視鏡確定が困難な在宅環境では、背景+臨床症状による推定診断と治療的診断(trial therapy)が鍵となります。
さくら在宅クリニック / Medical Blog 在宅診療における食道カンジダの診断と治療的アプローチ 📅 2025年👨⚕️ さくら在宅クリニック📖 約3分で読めます #食道カンジダ#在宅診療 #フルコナゾール#感染症 #真菌感染#嚥下障害#緩和ケア#trial therapy#在宅医療 食道カンジダ症は在宅療養中の患者さん—特に担癌患者・ステロイド長期使用者・抗菌薬使用者—においてしばしば見られる日和見感染症です。内視鏡確定が困難な在宅環境では、 背景+臨床症状による推定診断 と治療的診断(trial therapy)が鍵となります。 推定診断の考え方 在宅では内視鏡検査を即座に行うことが難しいため、以下の2軸を組み合わせて臨床的に推定診断を行います。 背景リスク因子 担癌(がんを抱えている) ステロイド内服 抗菌薬使用 + 臨床症状 嚥下痛 胸骨後部痛 嚥下困難 口腔内カンジダ所見 上記の組み合わせで「推定診断」へ 特に口腔内カンジダ(鵞口瘡)の所見がある場合は食道カンジダの合併可能性が高まります。嚥下痛・胸骨後部痛が加わった場合に
3月26日読了時間: 3分


在宅医療を科学する57~在宅診療における食道カンジダの診断と治療的アプローチ
さくら 在宅クリニック 在宅医療 / 感染症 在宅診療における 食道カンジダ の診断と治療的アプローチ 📅 2025年👤 さくら在宅クリニック⏱ 読了時間 約5分 食道カンジダ症は、免疫低下や長期抗菌薬使用、ステロイド投与などを背景に発症する 日和見感染症 の一つです。在宅医療の現場では、確定診断に必要な内視鏡検査が施行困難なケースが多く、 臨床的推定診断 に基づく対応が求められます。本稿では、その診断限界と実践的アプローチについて解説します。 食道カンジダ症とは 食道カンジダ症は、 Candida albicans などのカンジダ属真菌が食道粘膜に定着・増殖することで引き起こされる感染症です。口腔カンジダ(鵞口瘡)から連続して発症するケースや、全身性免疫不全を背景にした深部感染として現れるケースがあります。 在宅医療の対象患者は高齢・基礎疾患を有することが多く、リスク因子が重複しているため、見逃しやすい一方で発症頻度も低くありません。 ⚠️ 主なリスク因子 💊 長期抗菌薬使用 💉 副腎皮質ステロイド 🩸 糖尿病・免疫不全 👴 高齢
3月25日読了時間: 3分


在宅医療を科学する55~食道カンジダ症(カンジダ性食道炎)
さくら在宅クリニック ホーム医療情報お問い合わせ 医療情報 / 消化器 食道カンジダ症の発症頻度〜知っておくべきリスク因子〜 担癌患者・免疫抑制状態の患者に多くみられる食道感染症について、最新エビデンスをもとに解説します。 さくら在宅クリニック ● 医療スタッフ向け情報 ● 参考文献:Front Cell Infect Microbiol. 2023 食道カンジダ症カンジダ性食道炎発症頻度担癌患者免疫抑制ステロイド抗がん剤放射線治療糖尿病栄養障害嚥下困難内視鏡感染症在宅医療緩和ケア 食道カンジダ症(カンジダ性食道炎)の正確な発症率は報告により幅がありますが、 担癌患者や免疫抑制状態の方では比較的高頻度 にみられます。一方、一般集団においては内視鏡検査での検出率は約0.3〜1%程度と比較的稀な疾患です 1) 。 0.3〜1% 一般集団での 内視鏡検出率(目安) 数〜20% 癌患者における 有病率(報告範囲) ↑↑ ステロイド・抗生剤 併用でリスク上昇 発症頻度が有意に増加するリスク因子 以下の4つの状況では、食道カンジダ症の発症リスクが一般集団と比
3月24日読了時間: 3分


在宅医療を科学する55~食道カンジダを見逃すな!〜口腔内カンジダから食道病変への気づき〜
タグ: #食道カンジダ #口腔カンジダ #在宅医療 #訪問診療 #感染症 #嚥下障害 #ステロイド副作用 #さくら在宅クリニック はじめに 「うがいをしっかりしてくださいね」——ステロイド内服後の口腔内カンジダに気づいたとき、ついそう伝えて終わりにしていませんか? 実は、 その先に食道カンジダが隠れているケースがあります。 きっかけは口腔内カンジダ ステロイドを内服している患者さんに口腔内カンジダを発症した場合、まず行うのは うがいの励行 と局所抗真菌薬の使用です。これは標準的な対応です。 しかし—— 「症状を詳細に聞くと、嚥下時の痛みがある」 この一言が、診断を大きく変えることがあります。 嚥下時痛=食道カンジダを疑うサイン 口腔内カンジダが確認された患者さんが「飲み込むときに痛い」「食べると胸がしみる」と訴える場合、 食道カンジダへの進展を強く疑う 必要があります。 食道カンジダの主な症状は以下の通りです。 嚥下時痛(odynophagia) 嚥下困難(dysphagia) 胸骨後部の不快感・灼熱感 食欲低下・体重減少 免疫抑制状態(ステロ
3月23日読了時間: 2分


在宅医療を科学する54~進行直腸癌の訪問診療導入と緩和的治療の経過
進行直腸癌の訪問診療導入と緩和的治療の経過 多発肝転移・遠隔リンパ節転移を伴う進行直腸癌患者への在宅緩和医療の実践報告 進行直腸癌緩和ケア訪問診療BSC疼痛コントロールヒドロモルフォン悪液質ステロイド療法肝転移リンパ節転移在宅医療終末期医療さくら在宅クリニック 本症例は、直腸癌に多発肝転移および遠隔リンパ節転移を来した患者に対し、Best Supportive Care(BSC)の方針のもと訪問診療を導入。その後の緩和的加療への移行から終末期に至るまでの経過を報告する。 症例の背景 直腸癌に対して化学療法等の治療を行ったが、多発肝転移・遠隔リンパ節転移が確認され、根治的治療が困難な状況となった。患者・家族との十分な話し合いの結果、Best Supportive Care(BSC)の方針となり、当クリニックより訪問診療を開始した。 診断 直腸癌(多発肝転移・遠隔リンパ節転移) 治療方針 Best Supportive Care(BSC) 主な症状 疼痛、全身倦怠感、悪液質、胸痛 疼痛管理薬剤 ヒドロモルフォン等 担当 さくら在宅クリニック 訪問診療
3月22日読了時間: 3分


在宅医療を科学する53~高齢者に巻き爪が起こりやすい理由
フットケア | 在宅医療 高齢者に巻き爪が起こりやすい理由 原因を正しく理解して、適切なケアと予防につなげましょう # 巻き爪# 高齢者# フットケア# 爪切り# 在宅医療 # 糖尿病# 末梢循環# 陥入爪 📅 2025年🏥 さくら在宅クリニック🏷️ フットケア・高齢者医療 3 不適切な爪切り 深爪や角を丸く切ることで、爪の端が皮膚に食い込む原因になります。 高齢者では視力低下や手の運動機能低下により正しい爪切りが難しくなりがちです。 4 靴の問題 合わない靴(特に先が狭い靴)によって爪が側方から圧迫され、巻き爪を助長します。 長時間の靴の使用や、同じ部位への慢性的な圧迫も関係します。 5 糖尿病・末梢循環障害 糖尿病や動脈硬化に伴う末梢循環不全があると、爪の成長が異常になりやすい。 爪周囲の皮膚の再生・修復能力も低下しており、巻き爪が治りにくくなります。 6 寝たきり・車椅子生活 歩行による自然な爪への圧がなくなるため、爪が巻き込みやすくなります。 血流不全や筋萎縮も影響します。 📝 補足:陥入爪との違い 巻き爪(彎曲爪) は、爪自体が
3月21日読了時間: 2分


在宅医療を科学する53~
さくら在宅クリニック 医療コラム フットケア専門 📋 フットケア・爪ケア 高齢者に巻き爪が起こりやすい理由 📅 2025年👩⚕️ さくら在宅クリニック🕐 読了 約3分 #巻き爪#陥入爪#高齢者ケア #フットケア#在宅医療#爪トラブル #加齢 #予防 高齢者に巻き爪(陥入爪や弯曲爪)が起こりやすい理由は、以下のような複数の要因が関与しています。年齢を重ねると爪の状態や歩き方が変化し、さまざまなリスクが高まります。 1 爪の乾燥・変性(加齢による構造変化) 加齢により爪の水分量が減少し、弾力性が低下します。 爪床からの剥離が起こりやすくなり、爪が内側に巻きやすくなる。 爪甲が厚く・硬く・変形しやすくなる(弯曲爪、肥厚爪)。 💡爪は皮膚の一部です。お肌と同様、年齢とともに乾燥・硬化が進むため、日常的な保湿ケアが重要です。 2 歩行・荷重の変化 加齢や運動不足、関節変形などで足指への荷重バランスが変化し、爪への刺激が減る。 特に母趾に力が入らなくなると、爪が上から押されなくなり、横方向に巻いてしまう傾向があります。 🚶地面をしっかり踏みしめ
3月20日読了時間: 2分


在宅医療を科学する52~
在宅医療フットケア爪周囲炎PAD末梢動脈疾患訪問看護褥瘡予防施設ケア糖尿病感染管理 ⑤ 在宅医療・施設での注意点 在宅や施設でのフットケアは、セルフケアが難しい患者さんを支える大切な医療行為です。訪問の機会を活かして、以下のポイントを意識した観察・ケアを行いましょう。 毎回の足の観察 (訪看に依頼可)――色・温度・傷・むくみを確認する習慣を。 爪切りはできれば フットケア対応の訪看 に依頼し、専門的に対応してもらう。 圧迫ストッキングは PADが強い場合は禁止 。動脈血流をさらに低下させるリスクあり。 軽微な傷でも 早期治療 を開始し、「様子見」で悪化させない。 びらん・発赤が長引く場合は 受診を検討 し、器質的疾患の見逃しを防ぐ。 Take Home Message ☝️ 爪周囲炎+PAD の併存は要注意! 血流不足により 治りにくい・悪化しやすい 状態が続く。 蜂窩織炎 → 潰瘍 → 壊疽へと進行するリスクが高い。 早期介入・こまめな観察が必須。「ちょっと赤い」を見逃さない。 ☝️ 管理ポイント 早期の局所ケア ――洗浄・保護・感染徴候のモニ
3月19日読了時間: 2分


在宅医療を科学する51~
在宅でPAD(末梢動脈疾患)患者を診るとき、何を・どのように評価すべきか。本記事では 循環評価 と 感染評価 の2軸に分けて、現場ですぐに使える観察ポイントを整理します。 ① 評価の2つの柱 PAD患者のフットケア評価は大きく「循環評価」と「感染評価」の2本柱で行います。どちらかが欠けると、重篤な合併症を見逃すリスクがあります。 🫀 循環評価 ABI(可能なら) 足背 / 後脛骨動脈の触知 CRT時間(毛細血管再充満時間) 皮膚温 色調(蒼白・紫色は虚血) びらん・潰瘍の有無 🔬 感染評価 発赤・腫脹・排膿・疼痛 びらんや浸軟 皮膚破綻の範囲 ⚠️ PAD患者は「痛みが出にくい」ため、目視での観察がより重要。 ② 循環評価の詳細 ABI(足関節上腕血圧比) は0.9未満でPADを示唆します。在宅では計測が難しい場合もありますが、可能であれば積極的に活用しましょう。 足背・後脛骨動脈の触知 は最も手軽な循環評価です。触れない・弱い場合は虚血を疑います。 CRT時間 は2秒以上で循環不良のサインです。 皮膚の色調 も重要な手がかりです。蒼白は動脈
3月18日読了時間: 2分


在宅医療を科学する50~巻き爪処置の最強アイテム:フジ矢ニッパ 770-150BG を使ってみた
フットケア / 巻き爪 巻き爪処置の最強アイテム:フジ矢ニッパ 770-150BG を使ってみた 2024年3月さくら在宅クリニック スタッフ訪問看護・フットケア専門 🔧 おすすめアイテム フジ矢(Fujiya)電工名人強力ニッパ150mm ラウンド刃・黒金 型番:770-150BG|日本製|Made in Japan 🌸 はじめに 在宅でのフットケアにおいて、巻き爪の処置は難易度の高いケアのひとつです。厚く硬くなった爪を安全かつ確実に切るためには、道具選びが非常に重要になります。今回は、当クリニックのスタッフが実際に現場で愛用している フジ矢の電工名人強力ニッパ(770-150BG) をご紹介します。 🌸 なぜ「電工ニッパ」が巻き爪処置に使われるのか? 巻き爪は皮膚に深く食い込むため、通常の爪切りでは届きにくいケースが多くあります。電工ニッパは刃先が細く鋭利で、爪の端をピンポイントで切断するのに優れています。特にラウンド刃は、湾曲した爪の形状に沿いやすく、患者さんへの負担を最小限に抑えながら処置ができます。 💡 医療・介護の現場では「
3月17日読了時間: 3分


在宅医療を科学する49~
末梢動脈疾患(PAD)を合併した爪周囲炎は、血流低下による治癒遅延のリスクがあり、通常の爪周囲炎よりも慎重かつ積極的な対応が必要です。本記事では在宅・外来での実践的な治療方針を4つのポイントに分けて解説します。 1 局所ケア(基本) Basic Local Care ぬるま湯で患部を洗浄し、清潔な状態を保つ ガーゼで圧迫しない(血流をさらに妨げるため) 爪切りは 深爪を避け 、直線的にカットする 保湿を心がける(乾燥は感染リスクを高める) 圧負荷を避ける(靴・スリッパの選択に注意) 2 外用薬の選択 🟢 軽度の場合 抗菌軟膏(ゲンタマイシン、フシジン酸、バラマイシン等)を使用 🔴 腫れが強い場合 ステロイド外用薬を短期間併用することも選択肢のひとつ ⚠️ 重要:PAD合併例は治癒が遅延しやすいため、 早期から外用薬を開始することが特に重要 です。症状が軽くても早めに対応しましょう。 3 内服抗生剤を検討すべきケース Indications for Oral Antibiotics 以下のいずれかに該当する場合は、内服抗生剤の使用を積極的に検討
3月16日読了時間: 2分
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