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在宅医療を科学する49~

  • 4 日前
  • 読了時間: 2分
末梢動脈疾患(PAD)を合併した爪周囲炎は、血流低下による治癒遅延のリスクがあり、通常の爪周囲炎よりも慎重かつ積極的な対応が必要です。本記事では在宅・外来での実践的な治療方針を4つのポイントに分けて解説します。
末梢動脈疾患(PAD)を合併した爪周囲炎は、血流低下による治癒遅延のリスクがあり、通常の爪周囲炎よりも慎重かつ積極的な対応が必要です。本記事では在宅・外来での実践的な治療方針を4つのポイントに分けて解説します。

1

局所ケア(基本)

Basic Local Care

  • ぬるま湯で患部を洗浄し、清潔な状態を保つ

  • ガーゼで圧迫しない(血流をさらに妨げるため)

  • 爪切りは深爪を避け、直線的にカットする

  • 保湿を心がける(乾燥は感染リスクを高める)

  • 圧負荷を避ける(靴・スリッパの選択に注意)

2

外用薬の選択

🟢 軽度の場合

  • 抗菌軟膏(ゲンタマイシン、フシジン酸、バラマイシン等)を使用

🔴 腫れが強い場合

  • ステロイド外用薬を短期間併用することも選択肢のひとつ

⚠️ 重要:PAD合併例は治癒が遅延しやすいため、早期から外用薬を開始することが特に重要です。症状が軽くても早めに対応しましょう。

3

内服抗生剤を検討すべきケース

Indications for Oral Antibiotics

以下のいずれかに該当する場合は、内服抗生剤の使用を積極的に検討します。

  • 症状発赤・腫脹の拡大がみられる

  • 症状圧痛が増強している

  • 症状排膿がある

  • 背景糖尿病・PADなどハイリスク疾患を合併している

  • 環境施設入所中など、経過観察が難しい状況にある

➡️

PADがある場合は早めの抗生剤介入が功を奏することが多いです。迷ったら積極的に検討しましょう。

4

PAD管理を並行して行う

Parallel PAD Management

爪周囲炎の治療と並行して、PAD自体の悪化を防ぐケアも欠かせません。

  • 足を温める・保温を徹底する(冷えは血流低下を悪化させる)

  • 下垂位での長時間座位を避ける

  • 日常生活での外傷を防止する(スリッパの素材にも注意)

  • 爪切り後・入浴後など、タイミングを決めた定期的な足の観察を行う

🌸 まとめ:PAD合併爪周囲炎の治療4原則

  • 清潔・保湿・圧負荷軽減の基本ケアを徹底する

  • 外用抗菌薬は早期から開始。腫れが強ければステロイド併用も検討

  • 発赤拡大・排膿・ハイリスク背景がある場合は内服抗生剤を積極的に検討

  • 血流管理(保温・体位・観察)をフットケアと並行して継続する


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