認知症は治せるか~認知症治療の羅針盤41~神経梅毒」を見逃すな増加する梅毒と治療できる認知症― 慢性進行性の認知症・歩行障害の鑑別に必須の疾患 ―
- 13 分前
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梅毒感染症の現状(急増中)

神経梅毒の分類
タイプ | 臨床症状 | 病理 | CSF細胞数 | 脳画像 |
Ⅰ 無症候性 | 無症候。CSF異常のみ | 軟膜髄膜炎、血管炎、脳炎 | <5 / >5 | 正常〜髄膜肥厚 |
Ⅱ 髄膜・血管型 (びまん性) | 頭蓋内圧上昇、脳神経障害 | 軟膜髄膜炎、水頭症 | >5 | 髄膜の造影所見 |
(巣状) | 頭蓋内圧上昇、慢性発症の巣症状 | 肉芽腫 | 多様 | 占拠性病変 |
(脳血管障害) | 急性発症の巣症状 | 脳梗塞を伴う血管炎 | 多様 | 梗塞 |
(脊髄) | 四肢麻痺、感覚障害 | 髄膜炎の浸潤・肥厚が混在 | 多様 | 特になし |
Ⅲ 実質型 (脊髄癆) | 疼痛、運動失調、瞳孔反射障害、腱反射消失、感覚障害 | 脳幹・脊髄後索・後根変性 | 多様 | 特になし |
(進行麻痺) | 性格変化、認知症、けいれん | 髄膜脳炎 | 多様 | 脳萎縮、視神経萎縮、多彩 |

血清・髄液検査


ペニシリンG大量静注療法(標準治療)


初期治療後、髄液細胞数が低下するまで6カ月ごとに髄液検査を行う
6カ月以内に細胞数が減少しない場合、または2年で細胞数・蛋白が正常化しない場合は再治療を行う
髄液STS法の検査値は数年かけて徐々に低下する

在宅医療・訪問診療における役割
神経梅毒の多くは、かかりつけ医・在宅医が最初に「何かおかしい」と気づくことから始まります。 認知症・歩行障害・アパシーを「老化」や「アルツハイマー病」と見なす前に、 下記のリスクと鑑別の視点を持つことが重要です。







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