精神疾患を科学する 在宅医療で関わる精神疾患について⑩~妄想知覚をやさしく解説|知覚に脈絡のない意味づけをする一次妄想
- 22 時間前
- 読了時間: 1分

一次妄想
妄想知覚
[もうそうちかく]
よくみられるケース統合失調症
知覚されたものに対し、
直感的に独特の異様な意味づけをする
知覚が妄想を引き起こすので妄想知覚といいます。つまり、聞こえたり、見えたり、触れたりした感覚が何の脈絡もない妄想を引き起こす引き金になるということです。
② 具体例で理解する妄想知覚
例えば、患者さんがニワトリの鳴き声「コケコッコー!」を聞いて(聴覚)、「銃で撃たれる合図だ! 伏せないと!」と慌てる、というのが妄想知覚では起こります。

「3番目にこのドアを通った人が女性だったので(視覚)、私はテレビ局から出演依頼がくるんです」というのも妄想知覚です。知覚に対してまったく脈絡のない意味不明な妄想が起こります。

🏠
在宅診療の視点から
妄想知覚は、知覚そのものは事実であるため否定しにくく、そこに続く意味づけだけが飛躍しているのが特徴です。「聞こえたこと・見えたこと」自体は共感しつつ、意味づけの部分は無理に同調も否定もせず、本人の不安や困りごとに焦点を当てて関わるとよいでしょう。





コメント