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在宅酸素療法を科学する36~感染予防策 長期酸素療法患者の生活指導とワクチン接種の重要性

  • 20 時間前
  • 読了時間: 2分

長期酸素療法での感染予防は、① 生活における注意② 積極的な予防としてのワクチン接種の2本柱からなる。安定していても、長期酸素療法を実施するような患者の肺炎は急な転帰を辿ったり、負のスパイラルに陥ったりすることが予測されるため、早めに予防接種を実施することが重要である。

セルフマネジメントと生活指導

2003年のBourbeauらによる研究以降、ケースマネージャー(看護師)による患者教育が救急外来受診と入院の減少およびQOLの改善効果を示した。COPDに対するセルフマネジメントのメタアナリシスでは、QOL・全原因および呼吸器に関連した入院・息切れ(mMRC)の改善効果が得られている。

感染対策のセルフマネジメントとしては、感染や増悪の徴候を早くとらえて、あらかじめ処方されている薬剤(抗菌薬とプレドニゾロン)を迅速に服用することが中心。そのため、以下のセルフモニタリング教育が重要である。
感染対策のセルフマネジメントとしては、感染や増悪の徴候を早くとらえて、あらかじめ処方されている薬剤(抗菌薬とプレドニゾロン)を迅速に服用することが中心。そのため、以下のセルフモニタリング教育が重要である。

重要な感染予防項目(生活指導)

インフルエンザワクチンの重要性
インフルエンザワクチンの重要性

インフルエンザウイルスは、特に気道上皮細胞の障害が強く生じることから、細菌性肺炎が引き起こされるリスクが上昇する。

インフルエンザ関連肺炎の起因菌としては肺炎球菌が最も多く(全体の12.3%)、特に院内肺炎ではMRSA(10%)や多剤耐性傾向病原菌(21.7%)の割合が高くなる。
インフルエンザ関連肺炎の起因菌としては肺炎球菌が最も多く(全体の12.3%)、特に院内肺炎ではMRSA(10%)や多剤耐性傾向病原菌(21.7%)の割合が高くなる。

 

肺炎球菌ワクチンによる予防

① 肺炎球菌ワクチンが重要な4つの理由

 2種類のワクチンの特徴と違い
 2種類のワクチンの特徴と違い
接種スケジュール(65歳以上)
接種スケジュール(65歳以上)

 ワクチンの有効性データ

指標

PPSV23接種あり(n=391)

PPSV23接種なし(n=387)

効果

肺炎確患率(1年後)

25件

37件

42%減(p=0.082)

肺炎確患率(2年後)

67件

81件

25%減(p=0.221)

肺炎入院率(1年後)

25件

35件

38%減(p=0.120)

肺炎医療費(2年後)

低値

高値

約8万円減(p=0.027)

※インフルエンザワクチンとの併用効果。PCV13のオランダRCTでは肺炎球菌型の市中肺炎を45.6%減少。

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