在宅医療を科学する10~血糖を下げるお薬の「意外な落とし穴」?SGLT2阻害薬とケトアシドーシスのしっくり解説
- 賢一 内田
- 4 時間前
- 読了時間: 2分

糖尿病の治療でよく使われる「SGLT2阻害薬」。 尿から余分な糖を出すことで血糖値を下げてくれる、とても心強いお薬です。でも、体の中ではちょっとした「勘違い」が起きることがあります。
今回は、知っておきたい副作用「ケトアシドーシス」のしくみを、図解とともに分かりやすくお伝えします!
🧐 体が「お腹ぺこぺこ!」と勘違い?
SGLT2阻害薬を飲むと、体の中ではこのような連鎖が起きることがあります。
糖がどんどん尿から出る:血糖値がしっかり下がります。
インスリンが減る:血糖が下がるので、血糖を下げるホルモン「インスリン」の出番が少なくなります。
ホルモンが「飢餓(きが)」と誤解する:糖が足りない!と体が思い込み、代わりにエネルギーを作ろうとして「脂肪を燃やしすぎてしまう」のです。
その結果、燃えカスである**「ケトン体」という物質が増えすぎてしまい、血液が酸性に傾く危険な状態(ケトアシドーシス)を招くことがあります。これをeuglycemic DKA(正常血糖ケトアシドーシス)**と呼び、血糖値が正常なのに体が酸性になるのが特徴です。
⚠️ こんな時は要注意!「シックデイ」のサイン
特に、風邪をひいたり、食欲がなくて水分が摂れない**「シックデイ(体調が悪い日)」**には注意が必要です。
ひどい吐き気や嘔吐がある
お腹が痛い
息が苦しい、または息がフルーツのような甘酸っぱい匂いがする
急にひどくだるくなった
お薬を飲んでいる間にこのような症状が出たら、「血糖値が正常だから大丈夫」と思わずに、すぐにかかりつけ医に相談してくださいね。
🌸 健やかに過ごすためのポイント
SGLT2阻害薬は、心臓や腎臓を守ってくれる素晴らしいメリットもたくさんあるお薬です。
こまめに水分補給をすること 💧
体調が悪い時は無理せず、お薬を休むべきか早めに相談すること 📞
これらを守って、お薬と上手に付き合っていきましょう。私たち在宅チームも、皆さんの日々の体調変化をしっかり見守っています!




コメント