top of page
逗子、葉山、鎌倉、横須賀、横浜市金沢区の在宅医療

神奈川県逗子市桜山2-2-54
TEL 046-874-9475
FAX 050-3145-2736
平日9時~17時
検索


ご自宅でできる「嚥下内視鏡検査」~誤嚥性肺炎を繰り返す方・飲み込みに不安のある方へ~
高齢者の在宅医療において、とても重要なテーマの一つが「食べること」です。特に 認知症や脳卒中の既往がある方、がん・神経難病を抱える方 にとって、「食べる」ことは大きな課題となる場合があります。 🍽 食べられない理由はさまざま 嚥下(飲み込み)機能の低下...
6月15日読了時間: 2分


【在宅医療の現場から】胸水貯留に対する在宅ドレナージの実際と注意点
在宅医療の現場では、 がん性胸水 をはじめとした 胸水貯留に伴う呼吸苦 を抱える患者さんに対応することが少なくありません。近年、在宅でも胸水の排液(間欠的・持続的いずれも)を行うケースが増えており、当院でも常時数名の患者さんに対応しています。 今回は、...
6月14日読了時間: 3分


創傷ケア(スキン テア、褥瘡、下肢潰瘍)を科学する⑥~80代男性にみられたスキンテアとケアの工夫
~抗凝固薬内服中の皮膚脆弱性に注意~ 今回は、80代男性・Bさんのケースを通して、**スキンテア(皮膚裂傷)**への対応と予防についてご紹介します。 📌 事例の概要 Bさんは抗凝固薬を内服中で、上肢に紫斑がみられるなど 皮膚の脆弱性が高い状態...
6月14日読了時間: 3分


若年糖尿病患者の腰痛に潜むリスク ― 壊死性筋膜炎の見逃しを防ぐために
脳神経外科医として病院勤務していた当時、私は脊椎手術も多く手がけていました。特に静岡勤務時代には、高名な整形外科医の先生が立ち上げた「脊椎センター」にて、週1回の外来と年間40〜60件ほどの脊椎手術に関わっていました。 外来には腰痛を訴える患者さんが数多くいらっしゃいました...
6月13日読了時間: 2分


創傷ケア(スキン テア、褥瘡、下肢潰瘍)を科学する⑤~入浴後の更衣で皮膚が裂けた!?高齢者に多い「スキンテア」とは
70代女性Aさん は、入浴後に着替えをしている最中、**右前腕部に「スキンテア(skin tear)」**と呼ばれる皮膚裂傷を起こしました。発生時には出血もあり、スタッフはすぐにぬるま湯で傷を洗浄しましたが、Aさんは「強い痛み」を訴えていました。 スキンテアとは?...
6月13日読了時間: 3分


創傷ケア(スキン テア、褥瘡、下肢潰瘍)を科学する④~スキン‐テアの管理5ステップ
皮膚が裂けるように傷つく「スキン‐テア(skin tear)」 は、高齢者や脆弱な皮膚をもつ人に多く見られます。適切な処置を行うことで、疼痛や感染リスクの軽減、早期治癒が期待できます。ここでは、スキン‐テアの管理手順を5つのステップでご紹介します。 ① 必要時の止血...
6月12日読了時間: 4分


パーキンソン病を科学する21~セロトニン神経がドパミンを代償する?
〜ウェアリングオフの“裏側”で起きていること〜 パーキンソン病が進行すると、脳内のドパミン神経細胞(黒質線条体ドパミン系)は徐々に減少していきます。 その代償として、 セロトニン神経(ラペ核由来)がドパミンを代わりに放出 するというメカニズムが働くことがわかってきました。...
6月12日読了時間: 2分


創傷ケア(スキン テア、褥瘡、下肢潰瘍)を科学する③~スキンテア予防の基本とケア用品の選び方
スキンテア(皮膚裂傷) は、高齢者や皮膚がもろくなった方に多く見られる皮膚損傷の一つ。摩擦やずれといった外力によって、皮膚が裂けるように傷ついてしまいます。 スキンテアを防ぐには、以下の3つの視点が重要です。 ✅ 1. 健やかな皮膚を保つには?...
6月11日読了時間: 3分
経皮吸収型NSAIDs「ジクトルテープ」とは?在宅医療での活用ポイント
ジクトルテープ75mgは、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)である ジクロフェナクナトリウム(ボルタレン®︎)を有効成分とする経皮吸収型の貼付薬 です。 ❖ ロコアテープとの違いは? 一般的にNSAIDsの貼付薬としては「ロコアテープ」がよく知られていますが、両者には明...
6月10日読了時間: 3分


パーキンソン病を科学する19②~ドパ製剤の効きが「短くなる」理由とは?
〜吸収は同じでも、治療はどんどん難しくなる〜 パーキンソン病の治療において欠かせない**ドーパミン製剤(L-ドパ)**ですが、病状が進行するにつれて「 薬の効きがすぐ切れてしまう 」といった現象が目立つようになります。 その代表が「 ウェアリング・オフ現象 」です。 🧪...
6月10日読了時間: 2分


在宅医療における「体重測定」の意義とは?
在宅医療の現場で、私たちがとても大切にしているのが 定期的な体重測定 です。特別な機器がなくても、立てる方であれば簡単に実施でき、 体重の経時的な変化から多くの健康サインを読み取ることができます 。 🟡 体重が減っている場合には? 老衰の進行 の一環であることがあります。...
6月9日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する19~ドパ製剤が「効かなくなる」理由とは? 〜ウェアリング・オフ現象の正体〜
パーキンソン病治療の中心を担う ドーパ(L-ドパ)製剤 。 この薬には「よく効く」という強みがある一方で、 長期投与による“効かなくなる”問題 が避けられません。 ドーパミン製剤の特性とは? 治療初期は、誰にでも一定の効果が期待でき、血中濃度も安定しやすいため、コントロール...
6月9日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する18~パーキンソン病治療の「3つの段階」と在宅医療の役割
パーキンソン病の治療は、その進行に応じておおまかに 3つの時期 に分類できます。 🟢 第1段階:「誰でも治療可能な時期」 ドーパミン補充療法がよく効き、薬の調整も比較的シンプル。通院や日常生活も問題なく、自立が保たれている状態です。 🟡...
6月8日読了時間: 2分


「歩ける喜び」をもう一度──慢性疼痛とオピオイド治療の再考
私が脳神経外科医として勤務していた頃、主に扱っていたのは脳の血管障害──くも膜下出血、脳内出血、脳梗塞といった疾患でした。加えて、脊椎外科をサブスペシャルティとして手がけ、脊椎外科技術認定医の資格も取得しています。 しかし、在宅医療に携わるようになって特に難しさを感じている...
6月5日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する15②~💊ドパミン製剤が分解される前に——“助ける薬”の存在
パーキンソン病の治療で用いられる L-ドパ(レボドパ)は、脳に届いてはじめて効果を発揮する薬です。しかし、L-ドパは腸から吸収されたあと、脳に届く前の血管内(末梢)で分解されてしまう という性質があります。 そのため、L-ドパの**効果を最大限に引き出すために欠かせないのが...
6月5日読了時間: 2分


高齢者に多い「偽痛風」ってどんな病気?
皆さんは「 偽痛風(ぎつうふう) 」という病気をご存じでしょうか? これは、「ピロリン酸カルシウム結晶」が関節内に沈着して起こる、 結晶性関節炎 の一種です。名前に“痛風”とありますが、尿酸が原因の本当の痛風とは別の病気です。 偽痛風は高齢者に多い疾患です 偽痛風の発症は、...
6月2日読了時間: 3分


パーキンソン病を科学する14①~💊ドパミン製剤の“やっかいな性質”とは?
パーキンソン病治療において、**L-ドパ(レボドパ)**は非常に重要な薬剤です。しかしながら、**使いこなすには「癖の強い薬」**でもあります。 🚧 ドパミン製剤の吸収には「大きなハードル」がある L-ドパは**「空腸(小腸の一部)」でしか吸収されない**という特徴があり...
6月2日読了時間: 2分


パーキンソン病を科学する13~ドパミン製剤は「病気の進行」には関与しない?けれど…
パーキンソン病の運動症状に対し、長年「L-ドパ(レボドパ)」が中心的に用いられてきました。 一方、 近年の研究では、L-ドパが病気の進行そのものを遅らせるわけではない 可能性も示唆されています。つまり「毒にも薬にもならない」とする立場もあるのです(下記グラフ参照)。...
6月1日読了時間: 2分


【冬の入浴事故にご注意】高齢者が“お風呂で突然死”するメカニズムとその予防法
冬になると、高齢者が 入浴中に突然亡くなる事故 が全国的に多発します。今回はそのメカニズムと、私たちができる予防策について、わかりやすく解説します。 🧠 なぜ“入浴中の突然死”が起きるのか? 寒い脱衣所や浴室に入ると、 体が冷えて血管がギュッと収縮し、血圧が急上昇...
5月31日読了時間: 3分


「むくみ」の原因、薬のせいかもしれません
~下腿浮腫を引き起こす意外な処方薬とは~ むくみ(浮腫)は、 心不全・腎不全・低栄養 などの内科的な原因で起こることが多いですが、実は 整形外科などで処方される一部の薬 が関与していることもあります。 今回は、在宅診療の現場でもよく見かける「 薬によるむくみ...
5月30日読了時間: 2分
bottom of page