神経障害性疼痛疼痛を科学する16~脊髄刺激療法(SCS)— 慢性難治性疼痛に対するデバイス治療の理論と実践 —
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1965年
Melzack & Wall "gate control theory" 発表 → 神経刺激鎮痛の臨床応用が開始
1967年
Shealy ら:椎弓切除下で電極を脊髄腔へ埋め込む脊髄後根刺激鎮痛を報告
1971年
下地ら:経皮的に硬膜外へ電極を埋め込む低侵襲法による刺激鎮痛を報告(わが国初)
1975年
Medtronic社:4極用白金電極の埋め込み型SCS装置を開発。長期留置が可能に
1988/1992年
わが国で高度先進医療認定(1988年)→ 健康保険適用(1992年)
SCS の鎮痛メカニズム(5つの作用)



1
試験リードの挿入と"位置決め":疼痛部位に一致した刺激感が感じられる位置に電極先端の複数の電極をくることが最大のポイント。Tuohy針(15G)で硬膜外チュービングと同じ感覚で施行可能。
2
部位別の位置決め:片側の上・下肢痛は比較的容易(Kahlerの解剖学的法則を参考)。両側性・会陰部・腰部痛は難しく、2本のリード(シナジー®)や特殊な電極配置(トランスバース・ガーディッドカソード)を要する。
3
試験刺激のパラメータ:出力1Vから漸増、レートはまず5Hz(位置決め)→50Hzで心地よい方を選択。パルス幅は210〜450 µsec。通常1週間の試験刺激期間で有効性を評価。
4
埋め込み術:リード固定後、エクステンションを皮下に通し刺激装置(上腹部の脂肪層と腹膜の間)に接続。第一腰椎高さの傍脊柱部に皮膚小切開を作り中継点とする。
5
埋め込み術後の管理:刺激装置の電池寿命は通常2〜5年(使用頻度により大きく異なる)。MRI・超短波・超音波・マイクロ波などの温熱療法(ジアテルミー)は原則禁忌。





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