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在宅酸素療法を科学する9~COPDにおける長期酸素療法とQOL ── エビデンスは何を示しているか

  • 4月14日
  • 読了時間: 2分

COPDにおける長期酸素療法とQOL ── エビデンスは何を示しているか

1. 一般的QOL指標による長期酸素療法の効果
1. 一般的QOL指標による長期酸素療法の効果

COPDに対する長期酸素療法の効果は、MRC研究では言及されませんでした。その後のNOTT(Nocturnal Oxygen Therapy Trial)研究において、一般的QOL指標としてsickness impact profile(SIP)が測定されましたが、6カ月間の持続投与・夜間のみ投与のいずれでも有意な改善は認められませんでした。

2. 疾患特異的指標による長期酸素療法の効果
2. 疾患特異的指標による長期酸素療法の効果

疾患特異的指標は縦断的な健康関連QOLの変化の感度に優れています。OkubadejoらはSGRQ(St. George's Respiratory Questionnaire)を用いた非RCT研究を実施しました。

また、COPD 24例を対象に家庭用酸素濃縮器・携帯酸素・圧縮空気のクロスオーバー試験(1年間)を行った報告では、QOLと6分間歩行試験のパフォーマンスに携帯酸素の併用効果は見られませんでした。
また、COPD 24例を対象に家庭用酸素濃縮器・携帯酸素・圧縮空気のクロスオーバー試験(1年間)を行った報告では、QOLと6分間歩行試験のパフォーマンスに携帯酸素の併用効果は見られませんでした。

3. 一般的QOL指標と疾患特異的指標による評価(Eatonら)

Eatonらは、運動時に相当な低酸素血症をきたすCOPD患者(長期酸素投与基準には非該当)を対象に、12週間のクロスオーバー試験を実施しました。一般的指標のHAD(hospital anxiety and depression)スケールとSF-36、疾患特異的指標のCRQ(chronic respiratory questionnaire)で評価した結果:

ただし、労作時酸素飽和度低下の補正効果は短期間・長期QOL改善の予測因子とはならず、急性・短期効果が認められた14例(41%)は酸素治療継続を希望しませんでした。
ただし、労作時酸素飽和度低下の補正効果は短期間・長期QOL改善の予測因子とはならず、急性・短期効果が認められた14例(41%)は酸素治療継続を希望しませんでした。

4. 長期酸素投与のQOL効果に対する経時的研究

LTOTの処方対象となった%1秒量35%未満の重症COPD 43例と、適応外のCOPD 25例に対して6カ月間の経時的研究が実施されました(Eatonら)。

一方、Nonoyamaらは運動時酸素飽和度低下が生じるCOPD患者にN-of-1 RCTsを実施。全体(27例)では携帯酸素の効果なし、2例のみがCRQで改善ありと判断されました。
一方、Nonoyamaらは運動時酸素飽和度低下が生じるCOPD患者にN-of-1 RCTsを実施。全体(27例)では携帯酸素の効果なし、2例のみがCRQで改善ありと判断されました。

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