在宅酸素療法を科学する22~COPD(慢性閉塞性肺疾患)の在宅管理—— 増悪を防いでQOLと生命予後を守るために
- 4月27日
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日本呼吸器学会の「COPDガイドライン(第4版)」では、COPDに対する管理目標として以下の6つが掲げられています。

COPDの増悪とは、息切れの増加・咳や喀痰の増加・胸部不快感などを認め、安定期の治療の変更や追加が必要となる状態です(心不全・気胸・肺血栓塞栓症などの先行を除く)。


① 患者教育——増悪を早期に察知するために
安定期の体温・痰の量と性状・体重・脈拍数・SpO₂などを日頃から把握しておくことで、早期の体調変化を察知できます。増悪の症状と対処法をあらかじめ教育し、症状が改善しない場合は医療機関へ連絡する「アクションプラン」を共有しておくことが重要です。
② 禁煙——最も効果的な疾患進行抑制
禁煙はCOPDの発症リスクを減らし、疾患進行を抑制する最も効果的・経済的な方法です。受動喫煙もCOPD発症や増悪の原因になります。喫煙者は非喫煙者に比べて増悪頻度が高く、禁煙すると増悪頻度が1/3に減少することが報告されています。
③ ワクチン——インフルエンザと肺炎球菌

気管支拡張薬はCOPD薬物療法の中心です。抗コリン薬・β₂刺激薬・メチルキサンチンの3種類があり、症状の改善が不十分な場合には多剤併用により上乗せ効果が得られます。

わが国における在宅酸素療法(HOT)実施例の45%はCOPDによる慢性呼吸不全患者です。COPDでHOTを行う目的は、生命予後の改善・QOL向上・運動耐容能の改善・入院回数と入院期間の減少などです。

患者教育・運動療法・栄養管理からなる呼吸リハビリテーションは、COPDの重症度にかかわらず有益です。増悪の対処法のみでは医療資源の利用やQOLを改善させないことも報告されており、薬物療法と並行した包括的な指導が必要です。さくら在宅クリニックでは訪問理学療法士が在宅でのリハビリテーションを担います。
増悪が起きたときの対応——ABCアプローチ
COPD増悪時の薬物療法の基本はABCアプローチです。80%を超える増悪が外来管理可能です。



COPDの管理には、かかりつけ医・外来診療・入院診療の緊密な連携が不可欠です。さくら在宅クリニックは、病院・呼吸器専門医・訪問看護・リハビリ・薬剤師と連携した包括的な在宅管理を行います。











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